夏季休暇も終わり
またまた、どうも須走颯斗です。夏季休暇も終わり道の駅でお土産買って出社しました。定番のお菓子が人気だったらしく、すぐに完売でした。うちの店のバイク用品も同じぐらい売れれば嬉しいのですが、まぁ〜そうは上手く行かないもので在庫は残るし、棚卸しも面倒です。そんな愚痴はさておいて、あれから毎日のように鈴鹿澪はうちのショップに来るようになりました。買うのはマフラーやショックアムソーバーエンジンガード等でレジの女子の前に立ち買っていきます。俺はピットに居るので、安心していますが、たまに、店内を徘徊しながら補充を手伝ったりもします。会社帰りの道では、カップルが腕を組んだり、他愛もない会話で一喜一憂したり、信号の待ち時間最近よく見ますが、彼ら彼女らには華やいで世界は見えるのでしょう?俺には色のないぼやけた世界がみえます。正面向いて、走り出した時だけが唯一夜のとばりにテールランプの赤い光や対向車のベッドライトの光、街灯のひかりが鮮やかに見え流れる風景も色が判別出来ます。いつからだろう俺の目にそう映るようになったのは?なんかモヤモヤします。仕事中やピットにいる時、自宅のファクトリーにいる時は、ちゃんと見えているのですが?今日は「明日休みだし家にバイクを停めて久々に飲みに行くか?」と、久々にBARに足が向きました。扉を開きカランカランと扉を開ける鈴の音が店内に響俺は「マスターいつもの今日はストレスダブルで」と注文した。カウンターに座りちびちびと飲み始めたマスターは「最近ご無沙汰でしたね?」俺は「就職したからね自分で稼いだお金で飲む酒は格別だね?」マスターは「それも大人の嗜みと言うものですよ」と静かな店内にJAZZが流れそれを聞きながら酒を楽しむ、このゆっくりとした時間が俺は好きだ。俺は「ここが好きだな〜癒される。」テーブルにうつ伏せになりながらグラスを眺めながら呟く、琥珀色の世界に酔いしれる。がっその時その静寂を破る怒鳴り声が聞こえた。「なんで!どうして、あいつは、僕の気持ちを理解してくれないんだ!僕は、あいつの、そばで支えたいのに、あの日の約束忘れたのかよ。悲しいよ」と泣きながら酔いつぶれる女性の声がした。俺はうるさいな誰だよ俺の楽しい時間を邪魔するやつは?と思いながら灰皿に手を伸ばしタバコに火をつける。本来ならこの状況も楽しまむのが正解なのだろうが、大抵俺がこの店に来るのは癒されたい時、独りでいたい時だ。今日は間が悪かっただけだ。その女性はカウンターに座る俺を見つけたらしい「ちょっとそこの君!僕に付き合え愚痴を聞け!」と命令口調でボックスに呼ぼうとするが俺は静かに「お誘いは、嬉しいが絡まれるのは好きじゃないので丁重にお断りしますよ。」と答えた女性は「僕が奢るからこっち来る!」俺は「すみません俺は静かに飲みたいので、重ねてお断り致します。マスターあちらの女性が相当酔っ払っているのでチェーサーとタクシーをお願いできますか?」と俺はマスターに頼んだ。俺はその女性が鈴鹿澪だと知った。タクシーはすぐ来たので、東都大学女子寮までと言って金を渡し澪を乗せた。俺は「マスター済まないね元学友が、迷惑かけて?」マスターは「良いんですよ、よくあることですし。」俺は、「なんなら出禁にしちまえばいいと思うよ店側にもある意味営業妨害したんだし金も払ってないでしょ?今回はとりあえず俺が払っとくけどさ?迷惑なら出禁にする選択あるんじゃないかな?俺も大学辞めて今は接客業やってるしさ?」マスターは「なんのお仕事を?」俺は「バイク関係のお仕事、初ボーナスで飲みに来たんだけどさ、とんでもない出費だよ全く!」マスターは「すみませんあのお客様からお代を必ず回収してお返ししますね?」俺は「良いですよ。気にしなくて!お互い商売人なんだから、借金の回収はこちらできっちりやりますから」と言って代金を払って家路についた、欲しかったマフラーとパーツは買えなくなったが仕方がない。明日も仕事だもう寝よう。翌日の事職場に行く、後輩の、女子に、「先輩色々と、メカニックの事教えてください。」と言われた、俺は「なになにどうしたの?」後輩女子が「先日オートバイのパーツの事で質問されたのですが答えられなくて、使えない店員だなって!舌打ちされたんです。」俺は「パーツ何探してたかおぼえてる?」と聞くと原付用のハイスピードなんたら」俺は「ハイスピードプーリーの事ね?車種は?」後輩は、「分かりません。」俺は「どんなパーツでもそうだけど適合車種と言うのがあってそれが合わないと付かないんだよ。確か君売り場はパーツカウンターじゃなかったよね?そういう時は専門カウンターの人間を呼ぶなりした方がいいね?パーツもメーカーやなんかにこだわりある人もいるからさ?」後輩は「はい」と言ってしょんぼりした。俺は「誰にだって失敗はあるさ気にしない!次頑張ろうね」と言った次の日俺が整備予約を見に来たその後輩が同じ客に怒られていたと言うより罵倒されていた見かねた俺は、「大変失礼いたしましたこの者は取り扱い売り場がライダースーツやグローブなどのアパレル担当でして、もし宜しければメカニックの私が、お答え致しますが?現在お乗りのバイクの車種と年代、型式を教えて貰えますか?確かハイスピードプーリーをお探しだとお聞きしましたが?」「知らんがな」と客は切れていた。俺は「もし宜しければ、お乗りのバイクを見せてもらってもよろしいですか?車輌登録証明なども見させてもらえれば適合車種を確実にご案内できますが?」客は、ナンバー無しのジュグ110だった、「登録書をお借りできますか?」と言って店に戻り鍵も壊されていた事もかみしとりあえず警察に盗難届の紹介をかけた。案の定盗難車だった。俺は、「大変恐れ入りますがナンバーが付いていないと道路交通法違反になります、後、バイクのキーの部分が破損しておりますが?パーツ取り寄せて修理致しますか?」と話を引き伸ばし警察が来るのを待った近くの交番から警官二人が来て、店長が合図を送ってくれた。俺は「お客様、一応、確認なのですが?あの原付二種、どちらでお買い求めになられましたか?後キーが破損していますと整備不良となりますのでお預かりして直しませんとそのままでは捕まりますよ?簡単に言いますとハイスピードプーリーは疎か、パーツはお売りできませんが。私共と致しましても不本意ながらお取り扱い致しかねますが?どういたしましょうか?」と言ったそばから後ろから警察官が「お話は、署でお伺いしますのでご同行を願います」とバッジを見せて暴れるその客と逃げ始めた仲間らしき二人組を、逮捕した。窃盗、無免の常習犯だったらしい。とんだ休み明けだった




