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偽りの社会人生活

どうも須走颯斗です。まぁ〜毎回この挨拶で物語に入るのですが、お許しを、さてさて昨日俺が退学してバイクショップでメカマンを初めて数が月経ち元いた大学の教授とその一党に場所を特定されました。大学時代の俺と今の俺は、同姓同名の別人と、誤魔化しましたがまさかレポートデーターの端のマークで特定されるとは?凡ミスもいいところです。それ以来ことある事に店長と教授に呼び出されあれやこれやと聞かれその度に知らぬ存ぜぬと断り続けている毎日仕事した気がしません。休日は、家に押しかけられても困るので、自分のバイクで憂さ晴らしツーリング風の吹くまま今日はY県E市の本家近くの渓谷に来てあります。俺はここの景色や空気が好きで、たまに癒されに来ています。川でソロキャンなんかも分家筋との事で許されています。俺は「うん〜今日は川の水かさが多いな。キャンプは無理か?」本家の叔父は「いや梅雨だったから仕方ねぇら?今日はうちの旅館に止まっていけし」と言うので、バイクを停めお言葉に甘えました。俺は「おじさんなにか手伝おうか?」と声をかけたところ「颯斗?お前ちょっくら西澤まで行ってくれし一組客が居るんだがまだ返ってこんのだ?」俺は「分かったよ行ってくるバイク立ち入れしていい?あと何かあったとき用にデジ簡周波数帯chは7にしておいて後はバケット担架とロープも?」おじさんは「お前のトライアル用バイクに乗せときゃいいら?」俺は「うん、お願いします。後おばさん登山ルートは西澤口からどのルート使ったかわかる?」おばさんは「それが書いてねぇ〜ら」俺は「ほ〜けっ!なら遭難しても文句は言えねぇ〜じゃんね?捜索者は三人パーティの登山者で寛徳山目標だったよね?ならとりあえず正規ルート走らせて八合目までバイクそこから徒歩にて山頂を目指し下山しながら間違えそうなところを探すルートで警察や消防にルート照会かけといて見つけたら無線入れるし発煙筒も炊くから」とんだ休日になりそうだ。プロテクターとフルフェイスヘルムをかぶりおじさんやおばさんに「行ってきます」と告げ西澤口までは車でも行ける。本番はここからだが、霧が濃い一つ道間違えりゃ俺も崖下行きだ。慎重に行こう、一速でゆっくりと走り出す。入山してから5km辺りで霧が濃いため立ち往生していたパーティを見つけた俺は「おーいこんにちは、君達麓の旅館のお客さんで合ってるかな?」と声をかけた。相手は「はいそうです。」と返事が来た「怪我人はいるかな?」と俺は聞き返した。相手は「うちのリーダーが足くじいちまって」と返してくる俺は「今そっちに行くからちょっとまってて?」おじさんに無線でこちら東京YR911該当捜索者発見西澤口から5km付近視界1m怪我人は足をくじいた20代女性これから応急手当して道案内しながら下山予定。男性陣は旅館で待機させ女性は病院にそのまま搬送する予定滑落とかではないようなので捻挫の疑い有りここから近い病院ありますか?」と5分以内で早口で話した。おじから「竹男の病院に連絡入れておくどうぞ」俺は「竹おじさんのの診療所ですね?了!終わり!」と言って近寄って行くやっと目視出来た辺りで気がついた。俺は(なんでこいつらがここにいる?ストーカーかよ)と内心思ったが他人のフリして「君達、ダメだよこんな霧が多い時に山に入ったら安全確保しないと、後ね、山はいる時は入山ルートを旅館に提出しないと遭難した時の捜索ルートになるから必ず出してね?バイクの後ろ狭いけど乗れるかなお嬢さん?」澪は「はい乗れます。」とやけにしおらしい、弱々しい声だった。俺は「人間誰にだって失敗はある生きてりゃそれを挽回するチャンスもある。取り敢えず診療所で診てもらおうね?」と言い旅館迄案内をした。荷物を解き、その足で「おじさん!竹おじさんの診療所行ってきます。」と言うとバイクを走らせたしがみつく澪の腕は弱々しく申し訳なさそうにそして落ちない程度に腹の当たりを回していた。俺は「あのさ、君があのパーティのリーダーなんでしょ?さっきの子達にも言ったけど山はすぐ天候が変わるからさ、リーダーは即断即決しないとダメなんだよね!君の判断一つで皆危険に晒してしまうそれが山の怖さなんだ今回の件でわかったでしょ?もしかして登山初心者さん?」澪は「小学生の時に1つ下の男の子がリーダーであの山を登山したことがあります。」俺は「今回その子は、連れてこなかったの?」内心では(誘われてもこなかったけどな)と言いながら、「私達はその子に拒絶されてるんです。」俺は「なる程ね?で今回はあんな無茶したと?そっか〜はい着いたよ」更に俺は「竹おじさん急患だよ」竹男おじさんは「邦男から聞いとるそのまま診療室に連れて来い」俺は「お邪魔するよ」とおぶって診療室のベットの上に座らせた。俺は「一応手当して足首腫れてたから固定しといた。」竹おじさんは「いい判断だバイスタンダーは応急手当しか出来んからな?竹おじさんに「あのさ竹おじさんに頼みがあるんだけど俺の名前は伏せといてねこいつらにバレたくないから」竹おじさんは「その辺も邦男から聞いてるから安心せい」と言われ、俺は「じゃあ後は、診察終わったら呼んで旅館まで送ってくから?」竹おじさんは「あいよ」と言ってレントゲンを撮り骨折が無いか確認をして捻挫と診断した。俺はと言うと、表で煙草吸いながら診察を終えるのを待っていた。頭の中に巡るのは嫌な思い出だけ、後ろ向きな自分だけ、俺は「あぁ最悪だ俺の望んだ世界は、誰にも邪魔されないでバイク作る事だろう!今のショップで金貯めてまた新しいバイクを作るんだろ?大学辞めた就職したそれでいいじゃないか?今回はたまたま、偶然、バッティングしただけだ。もう考えるな。営業モードだ!」と言い聞かせながら俺は今の自分を騙すのであった。

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