バイクバカの決意
颯斗は澪に研究素材とデーターを渡し自分は関与しないと言い張る。目の前の50ccのレースに没頭する
澪は悲しげに颯斗の大学での境遇を知り絶句した。そして避けられた理由も知ったのである。
昨日教授達が帰った後両親に、「あのさ?俺大学辞めるわ!」と切り出した。親父は腕を組み黙ったままだった。お袋は「どうして?折角、行きたい大学に入れたのに?まだ1年じゃない。まだあと3年以上あるのよ?昨日来た教授さんに何か言われたの?」俺は、「違うよ。俺はもう一応2級整備士資格持ってるし。俺のやりたい事とかけ離れた。確かに設計技師にはなりたいけど。好きなメカがいじれないなら居てもしょうがない。一人で没頭出来ないならその環境を切り捨てて就職してその環境を作ればいいと思ったんだ」親父は初めて言葉を発した「とある技術者の言葉を使うとするなら。技術者、どんなに良くても、売る人間がいないと、意味が無い。又その逆も然りでどんなに優れたセールスマンが居ても優れた技術者居なければ、ただの絵に書いた餅でしかない!この意味わかるか?どんなに一人でやりたいと言っても限界はある。ならば人脈を作り優れたブレーンを作らなければ意味が無いと言うことだ。お前はその努力をしたか?良く考えて行動しなさい。」俺は、親父の一言は、わかっている!分かっているのだが、人と関わるのは怖いし、大学での講義以外の人間関係が怖い、講義でもたまにトイレに駆け込み吐きまくる始末「こんな俺に何が出来る?協調性?そんなもん、持てる訳ないだろこんなに俺が嫌いなのによ物言わぬバイクなら、走りやメカの調子で、意思疎通が出来ているのに人相手じゃ分からない」俺にとって、人間関係ほど理解の出来ない存在なのだ一月それで講義も出ていないしサークルも辞めた、ゼミもあれ以来参加して居ないそんなある日鈴鹿澪はやってきた「あの鈴鹿だけど、相談が会って、来た」と雨の中インターホン越しにずぶ濡れになりながら暗い表情で尋ねてきた、俺は「悪いが帰ってくれませんか?俺はあんたと話す義理はは無い!」澪は、「聞いて欲しいんだ。お前に、」俺は「ああ分かったよとりあえず入れ!聞くだけ聞いてやるその前に風呂入れ体冷えてるだろう?辛気臭いんだよお前らしくもない!」と家に招き入れた。ファクトリーから出て玄関に仁王立ちして、威圧しながら俺は「とりあえずまずは風呂洗濯機で今来てる服洗って乾かせそれからだファクトリーで話を聞く、取り敢えず着替えを用意して置いてある下着は、どうすることも出来ないから何とかタオルで誤魔化せ」と言いながら、つなぎではあるが、綺麗なものを貸した。風呂上がり澪はファクトリーに来た、俺は「ファクトリーのソファーにまず座れ、暖かいお茶でも飲んで温まったら話せ!その相談って奴をた!」澪は、お茶を1口つけて話し始めた「あのさ、どうしても、分からないんだ?どうやったら水から水素取り出せるか?教えてくれ?頼む。」俺は「人間の脳の細胞いくつあるかわかるか?人間の一生のうちにその細胞を使うのは1//10だそうだ?言っている意味わかるか?後の90%は眠らせたままだ、では、後の90%を如何に使うかじゃね〜の?今のお前は主観に囚われ俯瞰してかが得ていない。俺みたいなメカ屋は、俯瞰して考える。だから、一旦主観を捨てて俯瞰してみろ俺が言えるのはそれだけだ豊田の研究を、参考にしながらまずはV2エンジンを作ってみろよエンジンはセラミックとアルミの合金を試してみろ使えそうなら使え角度はそうだな75度で試してみろ取り敢えずはここまで俺が言えるのは後は自分で考えるんだな。」澪は「やっぱりお前の発想は凄いな」俺は、「褒めても、何も出んぞ。出るのは俺の胃液だけだ」澪は横にあるバイクを見て「この前置いてあったのと違うバイクだな。」俺は「フレームはカーボンハニカム複合材航空機に使われてる素材だカウルはカーボン三層積層して作った。エンジンはまだ載せていない取り敢えず皮だけ出来てるが、今は、90度、75度、50度、45度の4タイプ燃料は水を燃料とした、電気分解式燃料タンクだケツがデカすぎるがバイクの、法的規定範囲ないまでにして見た。水冷式冷却で作って見た同じもので空冷式も作ったが現在耐久テスト中だ、もしどちらか完成したらお前にやる!」と茶をすすり室温を高めにし冷えた体を温めてやる配慮ぐらいは、俺もできる「後はどうするかは?お前次第だが今回だけだ。あとは何とかしろ!あと、もうひとつもうここに来るなお前の研究課題だ。ラボにでも持ってけ」と木枠に梱包して軽トラにのせた。澪は「やはり一緒に」と切り出そうとしたが、俺は「断る!」と割り込ませた。「チームプロジェクトって奴は、嫌いだ!」と昔のトラウマが頭によぎり断った。澪は「何でそんなにチームプロジェクトを嫌う?お前ならどうとでもなるだろう?」俺は、「少し前のことだ俺が関わったチームプロジェクトを俺以外の奴らでやったことになってな、俺はそいつらと口論してゼミから追い出された事があったそこに、今の教授が拾ってくれた。元々四輪が専門だったんだ俺は俺の基礎設計から何まで盗まれた。だから俺は、チームプロジェクトとなると断った。それが真相だ。どうせ盗まれるなら、教授にくれてやったほうがマシだ。データーから実物までくれてやった方が盗まれるより遥かにマシだ俺の手柄にならなくても盗まれるよりか数倍マシだ。だから、今回のデーターとテストエンジンははくれてやる。教授には宜しく言っといてくれ俺が手伝えるのはここまでだ軽トラは大学のだから返しておいてくれ。あとは任せる。そろそろ服も乾燥しただろう?着替えて帰れそしてもう来るな!」と言ってPCに向かう今は2サイクルの原付をリミット解除して3.4knを7.2knにしてハイスピードプーリーを入れウェイトローラーを12gから7gに乗せ替え天候が良ければサーキットでテストする予定だこの頃のマシンはCDIを交換しリミットOFFの状態にして走らすことができる勿論行動走る際は、制限速度を守りサーキットに持ち込む。近年な50ccは、FIで管理され、ハイスピードプーリーとウェイトローラーを変えるだけでも格段に早くなるがMCUをいじってなんぼのリミットOFFだこの二台の走行テストを行いいい方を原付レースに出す。これが当面の俺の課題だった




