颯斗事故る
どうも須走颯斗です。正月休みに入り初詣しに遠方迄と思い伊勢詣でに来ました。短い期間の中でどれだけ、回れるか分かりませんが。とりあえず走り出しました。しかも、試作四号車のテストを兼ねて長距離ツーリングです。最初の給水地は、とりあえず、からになるまで走らせる予定です。とりあえず東名高速をひたすら西に走らせました。静岡を、抜け愛知に入ったあたりで水が切れ予備のミネラルウォーターを三本入れました。約6Lつぎのパーキングエリア迄約10km無事に到着思ったより燃費が良かった。速度80で走って愛知迄走れたつまりはこのマシンは、高速ではリッターあたり50km位タンク容量が、6リットルなので、300kmとなるタンク内残量は、まだ余裕があるので、給水は自分だけにした。これなら伊勢まで、無給水で行けるインターを下り街中に入るまずは、旅館の方が安いので、伊勢神宮近くの旅館に予約を入れてあったので、チェックインして街を散策する事にした。バイクは使わず。歩いて散歩を楽しむ。大晦日の夕方の事だった。地元の味ってやつを堪能したくて、開いてる店を探してた時の事だった。信号待ちしていた。青になり横断歩道を歩いて渡ろうとした時、一台の乗用車が突っ込んで来た。俺は咄嗟に、前に飛んだのだが足が間に合わず、フロントグリルに、ぶつかってしまい、受身を、取り損ね、車道の、ど真ん中に、倒れ込んでいた、気がついたのは、病院のベッドの上で、俺の足はかろうじて単純骨折で済んだようだ?相手のドライバーは、飲酒運転でエアバッグで一命を取り留めたそうだが危険運転過失傷害罪で、逮捕されたと、警察から、説明を受けた。俺は被害者として事故の時の状況等聴取をとられていた。警察から自宅に連絡をされ両親が飛んで来たそうだ。俺は、「そうだ?店長に連絡しなければ!」と言いスマホを持って、病室から出ようとしたが、足を吊るされ、身動きが取れない、これじゃ会社に連絡が取れない。俺は「そうだ部下にノインでメッセージと、写メを送れば」と、部下に現状の写メと入院先を伝え店長に報告を頼んだ。その翌日血相をかいて店長が飛び込んできた。店長は、「事故ったって聞いたが?バイクで転けたのか?」と聞いて来たので俺は、「バイクを旅館において歩いて晩飯食える場所探してたら車に跳ねられた迄は覚えてるんですが?頭を強く打って軽い脳震盪を起こしたらしく気がついたら病院のベッドの上でした。」と説明をし「脚の具合はどうだ?」と聞かれたので「全治二ヶ月だそうです。暫くは会社休まないとダメのようで?一応会社に提出する診断書も用意してあります。」と診断書を渡した。後は本社がどう出るかだが、東京でもこの事故の事はニュースで取り上げられ、本社の組合の課長が、菓子折りをもって見舞いに来た。課長は、「この度は事故に見舞われたとの事でお見舞い申し上げます。」俺は「こちらこそ、大変申し訳け無く思います。如何様な処分お受けします。会社に多大なご迷惑をおかけし申し訳け御座いませんでした。」課長は「何をおしゃっているのですか?これは、不慮の事故貴方は被害者だ。相手は飲酒運転の上信号を無視した事は、ニュースで知っております。まさか自社の社員だとは、思いませんでしたが、先程、店長から連絡があり、取り急ぎ、事情が事情ですから、休業保証が適用されるか上層部と掛け合ってみます。」俺は、「無理ですよきっと?正月休みを利用して事故に巻き込まれた訳ですし?一応店長には有給全部使いますと言ってあります。」課長は「もう少し組合を信用して貰えませんか?」俺は「休業保証とは、労働者が仕事中事故にあった若しくは通勤途中事故にあった時が対象ですよね?今回のケースは適用外なのでは?」と言うと課長は「不慮の事故や不慮の病気での入院も含まれますよ。その意味では、今回のケースは適用内になります。」俺は黙って話を聞いていた。説明が終わり課長は「早速社に戻り報告を上げ、申請しておきます。これも、福利厚生の一貫ですので、会社をクビになるとか思わんでくださいね?その辺がご心配だったのでしょ?」俺は正直に「はいおっしゃる通りです。」と答えた。課長は「では、私は社に戻ります。あと社長が、お大事にと申しておりましたよ。」とニコっと微笑んで部屋を後にしていった。俺は、ベッドの上で悔しさの余り泣きそうになった。後悔はあった、もっと周りを気をつけていれば、もっと安全確認していれば、青だからと気を緩めなければ、もっと早く退避していればとか、後になっていつも後悔する。俺は「いつもこんな後悔ばかりだな?情けない!」とベッドのマットを叩いていた。一人になるといつもこんな感じだ。煙草につい手がいってしまう。ここは病室だ、煙草なぞ、吸えるわけがない。煙草も吸えない、身動きも取れない。イライラが募る。そんなある日、澪が見舞いに来た。澪が「脚、具合い、どう?」と聞いてきた。俺は「見りゃわかるだろ、何しに来た?お前は研究してなくていいのか?茂木や須河達とよ。俺の見舞いに、来る暇なんかないだろう。帰れよ!イライラしてんだよ。こっちとらよう、それとも何か?笑いにでも来たか?中学時代振られた男の顔を見て、独りで、籠って、たあの頃みたいによ!俺は、テメェの顔なんざ見たくもねぇんだよ俺は一人静かに煙草が吸いたいだけなんだよ!バイクに跨りてぇんだよ!失せろ!」八つ当たりもいいとこだった。そしてまた、後悔を繰り返す。悪循環だ、俺は「最悪なクズ野郎だ。あいつの横には立てねぇ、人でなしだ!」とまた、後悔を繰り返す。「もう、やだな、こんなメンタルじゃ。早く退院したい、仕事したい、煙草吸いたい、バイク乗りたい」ひたすら、こんな事ばかり、考えては、諦め、願っては絶望する。そんな毎日を繰り返す。その度に、しまいには、死にたいと、願うようになっていた。そうする事一月が立ちようやくベッドから松葉杖での歩行訓練が始まり、自由に出歩けるようになった。まず看護師に聞いたのは喫煙所に行きたいと第一声がそれかよ。と言いたげな顔をしていた。




