↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/12

俺はバイクに全人生をベットする。

どうも須走颯斗です。さて、いよいよ、最終話となりますが、私、須走颯斗は、ここで宣言します。やはり、俺には、愛だ、恋だ、は無理です。何故なら、人間の感情なんて、分かるわけが、ありません。どうしても、信用が出来ません。あの後何回か澪が見舞いに来て昔の話をしてくれたのですが、当時のショックが抜けず、更には大学時代の先輩の件も相まって、心を閉ざしたままだからです。全ての感情に鍵を閉め、長く放置した結果職場の仲間イコール利害関係の仲間ですしまぁ店長は背中を預けてくれる戦友、澪は、商売敵みたいな立ち位置、そのプロジェクトに関わる茂木や須河も、同じで、やはり俺の作品達が、恋人であり信頼の置ける子供達、だからです。裏切られるくらいなら、いっそうのこと、最初から信じなければ良いと言う結論に至りました。なので思春期特有の悩みとか無く、メカに心酔し、溺愛してしまったのです。人に会いたくなくて、屋上で煙草吸いに行ったり喫煙所で煙草吸いに行ったりして見舞いに来た人間を遠ざけるようになりました。店長や会社の人間だけは取り繕い会いますが他のプライベートの友人などもいません。屋上で吸う煙草は、格別上手い!という事を知りました。もう面倒なのはごめんでして、やってられるかってぇ〜なるわけですよね?本格的にバイクをいじったのは中学生の頃兄貴に習いながらいじったのは、小学生の高学年の頃、今では二輪パーツショップのメカニックマンと副店長兼任していますが、それでも、大学に居た時よりは、充実してます。試作四号車は、店長が自宅まで軽トラで搬送してくれました。俺は、来月退院予定で松葉杖生活からは抜け出せそには有りませんが、紹介状で近くの病院に、転院が決まりました。自宅から通院となりました。それからは、通院の為のシフトとなり会社に一応復帰、久々に店に顔を出し完治迄は事務業務の毎日となる俺は「ああ!バイクいじりたい!走らせたい!風を感じたい!」店長は「その足でどうやってMTバイク乗るんだよ?治るまでATバイクで我慢しろ!走れるし風を感じることもできるだろ?」俺は「店長は分かってない!あのクラッチを握る感触!ギアを入れる時の足の感覚、リアブレーキを踏む感触!コーナー曲がる時の爽快感!全てが尊い!それがバイクに携わる全てのライダー達の生き様であり至福なのですよ!」店長は「はいはい、そうだね、そうだよね!何物にも変えられないんだよねお前さんにとっては、」店長の心の中では(こいつこんなキャラだっけ?人間関係にこじらせ過ぎだろ?)「お前彼女の一人ぐらい作れば?」と店長は言った途端事務机の引き出しを明け辞表を手渡そうとした。俺は「女なんて俺のマシンに比べたら月とスッポン!邪魔でしかないんですがね?何か?バイクは手をかければかける程、良い女みたいになるんですよ!女なんて要らないんですよ!嘘つきで傲慢で、あざとい!これだから人間の女は、嫌いだ!そう言うのなら俺ここ辞めます。お世話になりました。」と言って部屋を出ていった俺は「もしもし父さん会社にある私物の工具持ち帰るから軽トラ出して今日で会社辞める金も溜まったし自分でバイクショップ出すは!」親父は「あれから何年経つ?」俺は「一年と十ヶ月位かな?」親父は「副店長になってどのくらい経つ」俺は「半年位」親父は「普通なら入社して早いやつでも店長クラスになるには数十年かかる副店長は一般企業で言うところの係長レベルと聞くがとなれば最低でも十年位かかるんだぞ!店長は課長クラスそれをお前は一年ちょっとで登りつめた何が原因で辞めると言っとるかわからんがどうせ、つまらん駄々こねて辞めると言ってるんだろ?逃げるな!責務を果たせ!投げ出すな!」俺は「俺のバイク愛を否定された!苦手な接客業務もこなした。仕事仲間にも愛想笑いで付き合ってきたそれなのに女作れだとよ?ふざけるな!女なんぞ俺には不要!もう良い親父にも頼まない!家にある全てのファクトリー機材も運送会社に頼んで転居先に運んでもらう!こうなった時のために中古物件買っといたそこに全部移す!さようなら、お元気で、もう会うこともないでしょう母上にもそうお伝えください!」と言って電話切り前々から手配した。運送会社に連絡を入れて、自宅のバイクや機材を、輸送し店にある工具セット(私物)を回収して貰いプレハブ倉庫のような作りではあるがバイク整備工場に移り住んだ。同じ市内の山間部に位置するその工場には、カーボン加工ができる機械や溶接機、ボール盤等の精密板金もできる様バイクのフレームからエンジン加工カウル加工アライメント、クリアランスまで出来る完全自作バイク製造から車検対応出来る工場であった。足のギブスも外れ、リハビリも終わった。久々にバイクを転がし足の感覚を確かめ。いよいよオープンとなった。中古バイクを直して売る各メーカーの新車も展示し売る修理もするカスタムもする、自分だけの城の完成だった。俺は、「これで誰にも、文句言われずに、好きなバイクをいじり、どんなマシンにであえるだろう?」と目が輝いていた。看板には、隼バイク、ファクトリーと、書いてあった。工場の一角は廃車待ちの車体がびっしりと並んでいたそれをパーツに分解し棚に整理して置いてある要らないケーブル類やフレームは熔鉱炉に入れてとかしインゴットにした。また、再利用するためだった。俺の人生は、ここからスタートとなる。誰にも、邪魔はさせない、女も要らない、仲間も要らない、俺ただ一人の城だ。ノーライフキングダム?良いじゃないか?好きに生き、好きに仕事をし、好きに人生を終える最初で最後の俺だけの楽園。これでいいのだ。いや、これこそが最高の人生なのだ。笑いたいやつは、笑えばいい。そういう生き方もある。それを貫いてこそのおれなのだ。俺の有り金を全て俺のバイク人生に全がけしてやる!オールインだ!そう決めたら、頭の中のモヤモヤが消え、心もスッキリした寝泊まりは事務所の二階風呂場は仕事終わりに入れるように、1階にある洗濯槽は風呂場の横の脱衣場、キッチンは2階にある。こんな環境最高だ!俺はこの生活に満足だ!暇な時は、一人静かにマニアルを読む、仕事に追われる時もある。これが須走颯斗のバイクに人生をかけた一生のお話しである。

~完~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。