3章1話「補習が現れた! 回り込まれて逃げられない!!」
◆
俺の名前は岡田倫太郎。
……なんか聞いたことある名前だって?
どこにでもいる普通の高校生だよ?
え?
なんで ” ふてくされてる ” のかって?
それは――
二章でしずくのピンチを、さっそうと救って
「超かっこいい主人公じゃん!!」
って思ってたら……
実は、俺たちが落ちた先は
“ 中層の入口付近 ” で、正規ルート。
救助もすぐ来ていた。
って判明したからだよ!!
しかも……
“ 丸一日以上歩いた ” と思ったのに、
実際は “ 18時間くらい ” しか経ってなかったんだ!!
なにが
「俺たちは……生きてる。それで十分」
だよ!!
なにが
「だから……今度は俺がしずくを守る番だろ(キリッ)」
だよ!!
俺って、ちょー恥ずかしいやつじゃん!!
むだに怪我して、しずくまで危険に巻き込んだヤベーやつじゃん!!
ねえ、もう一回1章1話からやり直していい? やり直していい?
一生のお願いだよぉおおおおおおおおおおおお!
俺的には ” しずくを命をかけて救った ” と思っていたら、 ” とんだ道化だった ” ってわけさ。
笑えよ…… 笑ってくれよぉおおお!!
しかもさ!!
補習って! 補習ってなにさ!!
いや、わかるよ!
”生きて帰れるかわからない状態 ” で、
”勝手に中層へ落ちる ” やつなんて、
補習で基礎から教えなおすに決まってんじゃん!!
…………決まってんじゃん!!
でも、あの時はそれしか考えられなかったんだよぉおおおおおおおおおお!
だめだ、一旦落ち着こう。
決まったものは仕方ない。
これからを生きるために、切り替えることが大切だ。
あ、ちなみに、あのイレギュラーボスの魔石は、なんとCランク相当だったらしい。
討伐者にはなれなかったが、少しばかりのおこづかいはもらえましたとさ。
演習から三日が過ぎ、無事に退院許可をもらった俺は、補習を受けに学校へ向かっていた。
その隣には、今日も幼馴染のしずくがいる。
追い打ちをかけるように決まった補習に対して、しずくは「私のせいだから」と当然のように付き添いを申し出てくれた。
……さすがしずく。
いい女である。
補習からは逃げられない。
でも、しずくが隣にいてくれるなら。
……まあ、悪くないかもしれない。
3章開始しました。
本章から文章の書き方を修正したのでご連絡です。
2章までは、主体が変わる辺りの「、」で改行していました。
ですが、私のスマホで読んだ際に20字を超えた辺りで1行で収まらず2行になるため、違和感のある部分で改行していました。
そのため、意図的に改行したい部分以外は「、」で改行なしにしました。
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それでは、引き続き、本作をお楽しみください。
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