映画の撮影か、あるいは
やっと人?と出会いました。
森を歩くにつれ、音がはっきりと聞こえてきた。
ひゅっ、、ぱす、ぎぃい、ひゅっ、、、
風を切る音が近くに聞こえる。
これは、なんの音だろう。
な、っ、!
( オサムは驚愕した、)
これは何かの撮影か?
なんで弓を森の中で弾いて矢を射るんだ?
そもそも、、あの長い耳は特殊メイクか?
なんで、あんなにファンタジーな服装なのに違和感が
仕事ないくらいに着こなしいるんだ?
オサムの目の前には、長身の男性とも女性とも
分からない耳の長い人が、何回も矢を射る姿が目に
映った。
ふと、オサムは見入ってしまった。
その姿は疑問しか浮かばなかったが、その洗練された立ち姿に何かを感じた。
そして、その人はゆっくりとこちらを向いた。
(オサムは、咄嗟に話した)
あ、あの、えっと、聞いても良いでしょうか?
ここはどこでしょうか?
道に迷ってしまったようなのです。
(その綺麗な顔が少し歪みつつもその人は答えた)
ふむ、迷い込んだ、か。
ここはそう人が立ち寄れる所ではないのだがな。
ここはエルフの里に近いグロリアスという森の中だ。迷い人よ。
さて、私からも質問をしよう。
何用でここにいるのか。答えによっては、、
弓を君に向けるのも辞さないのだが。
(オサム心の声)
何を言ってるのかさっぱり分からない。
エルフってなんだ?グロリアス?
日本語でないのは確かだ。
何用と言われても学校に向かいたいとしか言えない。
(オサムは答えた)
学校に向かっているはずでしたが、気づいたらこの森に居ました。
音が聞こえたので、それを頼ってここに来て、
立ち姿が綺麗で見入ってしまいました。
(途中から笑いそうになったその人は、少し笑いながら話した)
ふふ、少なくとも侵略者や冒険者、間者でもなさそうだな。すまないが承諾を得ずに少し記憶に触らせてもらおう。
(手をオサムに向けた) ふむ。。
君はここの世界の住人ではないようだな。
そして嘘もついてはいない。
やれやれ、君は本当に迷い人だったのか。
興味が湧いた。君さえ良ければ、私の家で話さないか?
(少し泣きそうな顔のオサム)
お願いします。
その人について5分ほど(地球の単位で)歩くとそこには
小さな小屋があった。テントハウスのような雰囲気で骨組みは木材、屋根の部分は乾燥させたワラのようなものを束にして縛ってある。お世辞にも住めるような、家とは認識出来なかった。
オサムは招き入れられて、入った。




