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小雫夜話  作者: はなび
6/26

6雫目・光の束、雨の粒

一話完結です。


2016年に書いたお話です。

原稿用紙一枚で完結を目指したお話なので、かなり短いです。


…チャレンジャーです…。



ゆらゆら揺れる。

ガラスに写した光の束のような、水溜まりに零れ落ちる雨粒のような。

色とりどりに揺れて、セロファンで作ったステンドグラスみたいだった。

そっと指を伸ばして触れてみた。ふわふわと波紋を広げて遠ざかる。波紋は虹色に光って、やがて透明に戻る。

しばらく、虹を作って遊んでみて。

ふわりと風が吹いた。

名前を呼ばれた気がして、後ろを振り向いて、もう一度、元の場所を見ると。

光の束は消えていた。

風に流されて、雲のように流れて行ったのか、雨粒のように水溜まりに溶けて消えたのか。

ああ、残念だ。

そう思った時、目が覚めた。

ありがとうございました。


原稿用紙一枚作品、あと2話ほど続きます。

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