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6雫目・光の束、雨の粒
一話完結です。
2016年に書いたお話です。
原稿用紙一枚で完結を目指したお話なので、かなり短いです。
…チャレンジャーです…。
ゆらゆら揺れる。
ガラスに写した光の束のような、水溜まりに零れ落ちる雨粒のような。
色とりどりに揺れて、セロファンで作ったステンドグラスみたいだった。
そっと指を伸ばして触れてみた。ふわふわと波紋を広げて遠ざかる。波紋は虹色に光って、やがて透明に戻る。
しばらく、虹を作って遊んでみて。
ふわりと風が吹いた。
名前を呼ばれた気がして、後ろを振り向いて、もう一度、元の場所を見ると。
光の束は消えていた。
風に流されて、雲のように流れて行ったのか、雨粒のように水溜まりに溶けて消えたのか。
ああ、残念だ。
そう思った時、目が覚めた。
ありがとうございました。
原稿用紙一枚作品、あと2話ほど続きます。




