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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
北に行くってどうよ?
27/38

楽器引けるヤツに悪いヤツはいない

「と言うわけで〜北に来ました〜」

タヌピスが何気なくそういうが

「「「「「寒いわぁ!」」」」」

ヒマコレ勢が口を揃えて言った

そう北はかなりの雪原地帯

雪が降ってて万年冬のようなところらしい

「どどどど、どうするるるる?俺らこんなに寒いと思わんかったからめっちゃ寒いんだけど…」

とペンがそう言って横を見ると

「「え?」」

メラメラ自分の体から炎を出してしょまうとタヌピスが燃えてた

「おいお前らずるいぞ!自分だけ暖まりやがって!」

「はいはいうるさいから魔法かけてやるから」

タヌピスがそういってかけた魔法は

「ヒーティング」

その名の通り体が暖まる魔法だ

「しっかし今思えば散策組が俺らになるとはなぁ」

舞とアイとマロンは今回もお休みで

今回駆り出されたのはヒマコレ勢である

「アイのヤツ北の気候知ってて付いてこなかったなぁ?」

タヌピスが愚痴をこぼしながら歩き始めると

グゥ〜と腹の音がなった

チラッと後ろを見ると申し訳なさそうに手を上げてるやつがいた

「お、お腹が空きました…」

ぺるしぃが複雑な顔でそう言った

タヌピスはため息をつきつつ

「じゃあ、どっかの酒場にでも行って体温めつつ飯食うか俺も腹減ってたし」





「いらっしゃいませ」

「5人だけど入れます?」

「はい、こちらへどうぞ」

木造の造りでテーブルも木で出来ている

少し落ち着いた感じのどこか絵に書いたような

そんな酒場に入った

天井にはランプが灯っていて

壁には盾と剣など落ち着いた雰囲気の中に

荒々しい感じが混ざるいい雰囲気だった

「いいところ見つけたなタヌピス」

「ふふん、俺の運命力をなめるなよ?」

ふぃ〜と5人は疲れた体を休めるように

椅子に腰掛けた


「お!兄ちゃん!ここは初めてだな!見ねぇ顔だしな!」

するとここの店長らしき人物

ガタイのいい大男が5人のところへ来た

「兄ちゃんはヒョロヒョロだな!ここの飯でも食って大きくなるんだぞ!」

タヌピスの肩をバンバン叩きながらそう言った

「ゲッホゲホ!じ、じゃあマスターここのおすすめは?」

「マスターだなんて兄ちゃんが褒め上手だな!よし!ここの料理1品無料にしてやる!」

おお!と5人が喜びの意を表すと

そのまま大皿のメニューを頼んだ



「ほい!特盛大サービスだ!お腹いっぱいになってくれよ!」

「こ、これは…」

食べ物で驚く事はない、そんなふうに思っていたのだが

これは驚きを隠せない

5人が座っている

その頭を越えてもなお山盛りの野菜炒めが出てきたのである

「まぁ!これは美味しそうだ!いただきます!」

タヌピスが手を合わせてから食べ始めた

それと同時にみんなも手を合わせて野菜炒めを食べ始めた


モシャモシャと野菜炒めを食べながら

マスターと話をしてなんだかんだで意気投合した

タヌピス達はせっかくなのでドリンクを注文していた

「なぁタヌピス俺も飲んでるから人のことは言えないがお前酒飲んでいいのか?」

「あぁ?ここの世界は日本じゃないんだ、未成年は関係ないだろ」

そうタヌピスが酒を飲んでるが特に酔っている訳ではない

「僕はオレンジジュースっぽいのだよ、きょっけのは?」

「俺のは野菜ジュースみたいなのだ」

「俺のはソーダーだぜぇ!」

タヌペンののんべぇ組と

他3人のジュース組である

そんな感じで食べ進めていると

急に部屋の明かりが消えて

ステージにライトが集中した

「ん?何が始まるんだ?」

「あぁ、兄ちゃんは初めてだから知らないのか。ここではライブがあるんだ」

へぇ〜とタヌピスが酒を飲みながら返事をした

「みんな!今日は俺らのライブに来てくれてありがとう!」

「ブーーーーーッ!?」

タヌピスが口にふくんでいた酒を全部吹き出した

「うぉっ!どうした兄ちゃん!?」

「きたねぇぞタヌピス」

「いや!ペン!あれを見ろ!」

ん?とペンも飲みながらステージの方に目を向けると

「ブーーーーーッ!?」

ペンも盛大に吹き出した

それを見て後ろの方にいた3人が

「どうした?2人とも」

「まさか敵か?」

「お!それなら俺が燃やしてやるぜ!」

3人がそう言う中

タヌピスはぶんぶん横に首を振っていた

「違う!敵じゃないんだ!けどあれを見ろ!」

ん?と3人も手に持っていた飲み物を飲みながら

ステージの方に目を向けると

「「「ブーーーーーッ!?」」」

そう、そのステージに立っていたやつは

坊主で身長が高く

ベースを持った男

No9クロマ

その人そのものだった


「よしお前ら集合、作戦会議だ」

タヌピスの周りに4人が集まって

「おい…中央避けたらあいつがいるって予想してへんかったわ…」

「俺もいないと思っていたわ…」

「僕はいいと思うけどね…」

「俺も」

「なぁ?あれ燃やしていい?」

なんだかんだで決まった作戦が

「無視しとこう大作戦」である


ライブが始まり盛り上がる中

5人はモシャモシャ野菜炒めを食べながら飲みダラダラしていた


そんなこんなでライブは大成功

タヌピス達はお腹いっぱい大満足で

代金を置いて席を立った

それに気がついたクロマが

「あ!おい!タヌピス達じゃないか!?」

「マスター、うまかったからまた来るよ」

「お?おうそれはいいんだが兄ちゃん呼ばれてないか?」

「マスター俺も気にいったからまた来るよ」

「坊主の兄ちゃんもわかったが、お前ら?」

そのままスタスタとタヌピス達は店を後にした

「あれぇぇえええ!?無視ですかぁぁぁあ!?」



タヌピス達が店を出た少しのところで

クロマがダッシュで追いかけてきた

「お、おい!タヌピス!久しぶりだな!」

「え?どちら様ですか?」

「相変わらずひどいな!?」

そう言うとタヌピスはわざとらしく口に手を当てて

「ちょっと聞いてくださいよペンの奥さん、初対面の私達に向かって相変わらずですって」

「あら嫌ですねタヌピスの奥さん、なんの因縁があるんでしょうかね?この生物」

「やめてぇぇえ!ペンまで俺のこといじり始めないでぇえ!」

ポンポンと肩を叩かれる感じがしたので

クロマは後ろを振り返ると

「なぁ?どう燃やして欲しい?」

「なんで俺死ぬ前提で話されてんの!?俺死ぬの!?」

ハッ!とクロマはぺるしぃときょっけに気がつき

「お、お前らはそんなことしないよな!?な!?」

クロマが大汗かきながらそう言うと

「お、おう」

「そうだな」

「めっちゃ空返事!?嘘でしょお前ら!?」

「うるせぇよクロマ!近所迷惑だろうが!」

「そうだぞクロマ!静かにしろ!」

「ええええぇ!?何その音速手のひら返し!?」



「改めて久しぶりだなクロマ、元気そうで何よりだ」

「たった今誰かさん達のせいでどっと疲れたけどね…だけどそんな感じが懐かしいわ…」

どこか懐かしい感じがする中

クロマは遠い目をしていた

「それで?タヌピス達はなんで北に?」

クロマがそう聞いて来たので

ここに来るまでの経路と

魔王との大決戦とどうやってここを選んだのか

詳しい話をした

「箸倒して決めるってタヌピスらしいな…」

「で?お前はなんであそこでライブしてたんだ?」

タヌピスがそう聞くと

「俺にはお金が必要なんだ…そう死なないためにも…」

「いやお前そう簡単には死なないだろ」

「いや死なないけど!死なないような感じだけど!」

「見つけたぞ!」

そんな声がしたので5人は後ろを振り向くと

黒服の人達がざっと100人くらいいた

「そろそろ借金返してもらうぜ!クロマ!」

「ひぃいいい!?見つかったァ!?」

「あ?なんだお前借金してんのか、いくらよ」

「2、2000万ソルなんだ!ベースを高く売られて騙されちゃってさ!」

なんだそんなもんか

タヌピスはそう言って金の玉を作り出して

隊長らしき人に投げ渡した

「なんでぇ兄ちゃん、何のつもりで?」

「こいつの借金代わりに俺が払う、それでだめか?」

「タ、タヌピスゥ…信じてたぜぇ…」

金の玉を弾けさせて男がマイカードの表示を見る

「確かに2000万ソルだ、嘘じゃないな。わかった…」

ふぅ…とタヌピスが息を吐いたその瞬間

ガァン!

爆音が周りに響いた

「お前らの絶望する顔が見たくなってしまった!悪いけど俺は金払ってもらったこいつ殺すつもりだったんだ!」

そう言う男が持っているのは

威力抜群の銃Pythonである

その男が放った弾丸はクロマの脳天に直撃していた

「なぁ!?お前らそいつの仲間だろ!?どうだ!仲間を殺された今の気持ちは!」

ギャハハ!と悪い感じで笑う男達

そんな奴らをタヌピスは見ているが

呆れたように見ていた

「どうした!?殺されて声も出ないか!?」

「いや…なんか可哀想だな…と」

「殺されたそいつがか!?惨めで可哀想だってか!?」

スッとタヌピスは男達に指を向けた

「お・ま・え・ら・が、可哀想だって言ってんの。言葉通じてる?」

はぁ?とまだ笑い続けている男達がさらに煽ってくる

「仲間殺されてもなお真顔で何も感じないでそんなこと言ってんのか!死んだ奴の仲間達もだいぶ頭いってんな!」

ギャハハハハハ!と笑いが止まらない奴らを目にして

タヌピス以外の4人もごく普通の感じで立っている

ぺるしぃは頭を抱えて

ペンは頭をかいて

きょっけはそのまま前を見つめて

しょまうはゴミを見るような目で見つめていた

「だーかーらー、お前らほんとに可哀想な奴らだな。こいつがいつ死んだのよ」

「はぁ!?お前見てただろ!?この銃で脳天ぶち抜かれて!死んだだろ!」

「じゃあその脳天ぶち抜いたヤツ、よく見てみろ」

あぁ?と男達がクロマを見ると

「いったぁぁぁぁぁぁぁい!?タヌピス!バリアくらい貼ってくれてもいいんじゃ!?」

「バカタレ、そんなすぐに死ぬわけないだろお前」

「ば、バカな!?お前脳天ぶち抜かれたはずじゃ!」

「お前らは俺達を知らないな?そう簡単には死なねぇんだよ俺らは、じゃあ教えてやる」

タヌピス達は手に紋章を浮かび上がらせた

「俺達は娯楽を愛し暇に生きる全ての魔王を倒すと決めたチーム、その名をヒマコレX!炎の1の紋章!タヌピス!」

「水の1の紋章!ペン!」

「自然の1の紋章!ぺるしぃ!」

「須佐之男、きょっけ」

「朱雀のしょまう!」

そんなこんなでチラッ、と5人はクロマに視線を集中させて

タヌピスはアイコンタクトで

「空気よめ」とそんな感じで訴えていた

「あ、おう!無の紋章!クロマ!」

「正義の執行者とは俺達!ヒマコレX!そのものだ!覚えとけ!」

ビシィ!とそんな効果音が聞こえてきそうなくらい

タヌピスは男達に指さしてそう言った

「いやぁ!練習したかいがあったな!」

「思ったんだけどもう少し簡単にしない?しかも炎の紋章とかなんだよそれ、これただ光らせて浮かび上がらせてるだけやんけ」

「僕は普通に紹介すればいいと思うんだけど」

そうやんややんやいろいろ話していると

「やれぇ!お前ら!」

アサルトライフルを持ちタヌピス達めがけて掃射してきた

「あだだだだだだ!?」

「さてどうするか」

タヌピス達はクロマにぴったりポーズを合わせて整列している

「いくら俺がカッチカチになれるったってやれることが限られてるからな!?」

そうクロマの能力は無の力

自身に何らかの無属性の能力を付属させる

無属性の力を操るヒマコレ勢である

「じゃあ次奴らが弾切れしたら合体必殺技だ、クロマそのカッコイイ服燃やされたくなかったら脱いどけ」

「えぇ!?あれやるの!?でも爆発物つけてないよ?今回…」

「そこは俺の能力に任せろ行くぞ!お前ら!合体必殺技!ヒマコレ式ロケットランチャーC型!」

「「「「了解!」」」」

「了解じゃねぇよ!お前らぁ!鬼か!?」

「うるせぇ!お前のせいでこうなったんだ!責任もって飛べ!」

「なんだかんだでタヌピスはトラブルを呼ぶ天才だよな」

ペンがそんな感じでボソッと言った



「配置についたぞ!タヌピス!いつでもOKだ!」

掃射が一瞬止んでペンがそう言った

クロマはパンツ一丁できょっけにロケットランチャーを持つ感じで持たれてる

というか担いでる

「いくぜぇクロマ!カッチカチになってろよ!」

しょまうは担いだきょっけの後ろ

2番手にタヌピス

3番手にぺるしぃ

最前線でペンが弾丸を落としている

「発射準備OK!ロケットランチャー発射!IGNITIONBOOST!」

しょまうが全力でクロマの足裏を殴り飛ばす

その威力でクロマが一直線に男達に向かって飛んだ

「あばばばばばばば!?」

「よし!発射成功!行くぜ!紅蓮疾風脚!」

その飛んでいるクロマの足をさらにタヌピスが

風のように速く燃える足で蹴り飛ばした

「ぬぁぁぁぁあ!?」

さらに加速して戦闘機並に速くなったクロマに

「風の力よ!回転のエネルギーを生め!」

ぺるしぃが竜巻を起こしてクロマに回転エネルギーを追加した

「回るぅぅぅぅ!?」

「そろそろ俺の番か」

ペンが弾をかわしてクロマを目の前に出す

「なんだあれは!?」

男達は急いでクロマに照準を合わせて

撃ち落とそうとする

だが回転している鋼鉄の人間砲弾はそう簡単には落ちない

「そらっ!近くで見つけた油だ!」

ペンが水を吸い取る能力を油に使ってクロマに油をかぶせた

「クライマックスだ!ハデスの呪い発動!」

タヌピスが呪いの力を使ってクロマに能力をつけた

その能力とは

「3秒後…お前は体の表面から爆発する…」

「いやだぁぁぁぁあ!!!」

クロマの叫びが聞こえるがそんなものは

完全に無視している

そして男達の中心にクロマが飛んだ瞬間

クロマの体が光った

「「「ボンバー!!!!」」」

「ギャァァァァア!!!」

大爆発して大炎上したクロマ弾は周りの男達を

一人残らず爆散させた

タヌピス、ペン、しょまうは手を突き上げ

ぺるしぃは真顔で

きょっけは合掌していた

「さすがだな…クロマ…お前の命は無駄じゃなかったよ…」

「いや死んでねぇよ!?」

全裸になったクロマが中心地点から出てきた

「おお、クロマお疲れ」

「なんかこのノリがほんとに懐かしいわ…」

すると大爆発を起こしたのでそれを嗅ぎつけた警備員達の声が聞こえてきた

「こっちからすごい音がしたぞ!なにごとだ!」

「まずい!おいクロマ!お前の家がこの近くにあるなら案内しろ!逃げるぞ!」

「お、おう!お前らこっちだ!」

「ちょっと!?クロマの服は!?」

「ペンが持ってこい!ほら急げ!行くぞ!」


そうしてタヌピス達はその場を勝利と共に

後にした

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