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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
町を救うってどうよ?
26/38

結局またこんなオチ

「ンガァァァァァァア…スピュルルルル…」

今日も元気にタヌピスのいびきが響くアジト

ハデスとその眷族との戦いが終わり一段落した…


とばかりヒマコレ勢は考えていた






「いっだぁぁぁぁぁぁあ!!?」

時は遡ってタヌピスの背骨が逝ったところからである

「いやはや…この町も人も救われました感謝します」

この町の長だろうか長いかヒゲのおじいさんが

代表して挨拶に来た

「いやぁ!何のこれしき!とりあえず誰か俺を仰向けにしてくれ」

うつ伏せの状態でばったり倒れているタヌピスを

ペンが仰向けにしてやる

「見事だ諸君、まさか君たちがここまでやるとはな」

朱雀がタヌピスに激励を言いに来ていた

「まぁ俺達は当たり前のことをしただけさ」

「だがな?」

朱雀は会話を一旦切り町を指さした

「これはどうするんだ?」

そう町は半壊どころか全壊してるかもしれない勢いだ

「眷族の咆哮、吹き飛ばされた時の衝撃や壁に当たった時の破損。それならわかる」

だが

「ここに人為的に出来てる穴がある、お前らの誰かがぶち抜いた穴ではないのか?」

ヒマコレ勢の誰もが一点に集中した

1人を除いて

「え?なに?」

きょっけはもう確信している

「あー、すまない俺の相棒が」

そうしょまうがレオンを探す時にぶち抜いた穴だった

「こ・れ・は!どう説明する気ですか?朱雀様?」

しょまうに朱雀が詰め寄るというなんとも奇妙な光景が

「あー、えーっと、あのー、そのー、タヌピス!任せた!」

「はぁ!?俺この状態でどうしろって!?」

そのあとワーワーギャーギャー言いあったが

それはそれとして

もっかい町を建て直すことになった


「兄貴ちょっと痛むけど我慢してくれよ」

「…あー!やだ!こわい!ホントにこわい!」

マロンがタヌピスの背後にいて拳を構えている

「行くぜ!フンッ!」

バキバギィ!と骨が折れる音がしたが

これは折れたところを逆に折るという荒技である

しかしこれができるのはヒマコレ勢ならではの治し方である

そして逆に折った骨を接合するのが

たまたま近くで避難していたミミがくっつけてくれることになった

話によるとミミは医療の魔法と知識があるらしい

「肩の脱臼に関節の異常な軟骨不足、そして背骨の接合ですか…これはひどいケガですね…」

うつ伏せの状態になり

背中にミミが乗ってるという状態である

「あぁ…ミミ…時間かけて治していいよ…」

「?まぁ丁寧に治させてもらいます」

するとどういうことか察したペンがミミに言ってやった

「こいつはミミ?だっけかお前の柔らかさを堪能してるだけだから早めに治しとけ」

その言葉を聞いてミミが慌て始めた

「おいこらテメェ!余計なこと言ってんじゃねぇ!」

「た、た、た、た、タヌピスさん!?ほ、ほ、ほんとなんですか!?」

タヌピスに跨ったまま揺れ動くので下にいるタヌピスは天国のような感覚が背中に広がっていた

「あぁ…」

「まぁそういうことでうちのバカをよろしく頼むよ」

あばばばばばばと慌てているミミを置いてペンは自分の持ち場へ戻った

「と、とりあえずこの話は置いといて…治してもらえるとありがたいかなぁ…」

「はひぃ!す、すみません!」

ミミは背中に手をあてて折れたところを接合し始めた

タヌピス的の感覚では背骨が上にぐいっと引っ張られているようなそんな感覚を感じている

「いっつ…」

「す、すいません少し我慢しててくださいね」

神経に直接痛みを与えてるような鋭い痛みが止まることなくタヌピスを襲う

「ぐっ…うっ…」

歯を食いしばって痛みに耐えるタヌピスを見てミミはいいことを思いついたかのようにタヌピスにもたれかかってくる

「!?この感触は!?」

タヌピスの背中に感じるのはマシュマロのように柔らかい双極の山先端部分に少し出っ張った部分がある

そして確信した

「これは…おっぱいだ!」

「は、はっきり言わないでくださいよ!」

ぺしん、と可愛らしい反撃が返ってきた

「こ、こうしたら少しは痛みが和らぐと思ったので…」

確かにタヌピスはもう痛みを気にする事はなくなったが

別のことに意識を集中させてしまった

ーま、まずい…元気になってきた…

それを悟られないようになんとか心を落ち着かせ

頭の中で素数を数え始めた


「はい、これで背骨の接合は完了です、次は肩の脱臼部分を治します」

タヌピスはまだ自力で起きることができないので

ミミに支えられつつ起き上がった

ミミが後ろで支えつつ肩をはめ込む形だ

「じゃあ少し痛みますよ」

グッ!っと力を入れて肩をはめ込む

そしてそこに治癒魔法をかけて軟骨を再生させる

これを両肩やる

「おお…なんかくっついてる感じがする…」

脱臼をはめ込む感覚は特に不思議ではないのだが

やはりくっつけるということになったらすごく不思議な感覚が肩に感じるのだ

「なんだろうなぁ…この引っ張られるような…なんとも言えんなぁ」

あっという間に肩がはまった

そして肘の関節も接合

その間もミミの胸はくっついた状態だった

「じゃあ次は膝にいきますね」

「お、おう…」

「…?タヌピスさん苦しそうですね?まだどこか痛みます?」

「いや、何でもない大丈夫だ」

確かにアレがパンパンになってめちゃくちゃ痛いってのもあるがそんな事は言える状況ではなかった

「よいしょっと…」

足首のところに跨るように座り膝を固定する感じで足に乗った

そしてタヌピスの足首にはとてつもない柔らかさが広がる

もうタヌピスは理性は保てそうになかった

そうこうしてるうちに両足終わり

タヌピスの体はほぼ完全と言っていいくらいに治っていた

「ふぅ…これで終わりで…す…よ?」

ゆらりとタヌピスが立ち上がったが目には生気が宿ってなかった

プラスいつもみたいに優しい笑顔ではなく

何かよからぬことを考えている悪い笑顔だった

「ここまで来たら…もうやるしかねぇ!」

タヌピスがミミの着ている服の下から手を入れ込み

胸を鷲掴みにした

「ひぁっ!や、やめてください!タヌピスさん!」

フシュー…と某初号機が暴走した時みたいな感じになっていた

タヌピスの両手にはこの世のものとは思えないほどの柔らかさと少し硬い突起があるそんな感触が伝わってくる

「ふ、フフフフ…ハッハッハ!素晴らしい!これは天国だ!」

グスッ…と鼻をすする音が聞こえて

タヌピスは我に返った

「はっ…俺は…」

下を見ると押し倒されたミミがいた

その顔は恐怖で怯えている感じだった

「あっ…ゴメン!ミミホントにゴメン!」

涙目でタヌピスを少し睨んだ

タヌピスはそれを見て自分が受ける罰だ仕方なかろう

とそう思っていた

「き、急にやられたから驚いて…タヌピスさんも…理性がなくて…怖くて…それで…」

今にも泣き出しそうなミミがそのまま話を続けた

「で、でも…2人きりになって…タヌピスさんが…また触りたいなら…それは大丈夫ですから…」

「怒って…ないのか?俺のこと嫌になったりしてないのか…?」

それはないです…と鼻をすすりながら言った

「タヌピスさんは…私の店のことをいい店だと言ってくれました…そんな人が悪い人だなんて思えません…今のは私のせいでもありましたから…」

タヌピスはミミの頭に手を当てて

そのまま頭を撫でてやった

「ごめんな、こういう時は慰めるってようなことしか知らないから俺。あと、ホントにすまなかった」

「いえ…いいんです…」

ミミが泣きやむまでタヌピスは頭を撫で続けた






「もう大丈夫か?」

「は、はい。すいません…慰めてくれて…」

「あの状態で慰めずにその場を去るやつがいるなら俺はそいつをぶっ飛ばすし俺もそうなりたくないからな」

ポンポンと頭を軽く叩いてそういった

「じゃあ俺も手伝いに行くか」

みんなの持ち場に加勢しに行こうと思ったタヌピスだったが

ミミが袖を掴んで

「あの約束は…嘘じゃないですから…」

小さい声でそう言ってきた

「お、おう…」

タヌピスは振り向くことなくミミと一旦別れた






『よかったじゃねぇかタヌピスいつでもエッチなことできるんだぜ?』

「うーるせぇお前寝てなかったんだったら少しは俺のことを止めろよ、まったく。」

『だが、収穫はあった』

ん?とタヌピスが気がつくことがあった

「あぁ…無理やりとはいえ能力が開放したのか…」

『今回のは今の状況に最適な能力だな』

それはなんだ?とタヌピスが聞くと意外な答えが返ってきた







「ムムムムムムムムム…」

「ふん!ふん!ふん!」

町の方に来ると

ぺるしぃがずっと唸るように手を合わせ

力を込めて無限に木を作り出し

それをきょっけが無限に切って木材を作っていた

ちなみに切った時に出た木の革やいらないものは全てしょまうが燃やしていた

切った木材はペンが率いる大工軍団が組み立てたり

穴が空いてるところを補修していた

「おー、やっとるねぇ」

「おお、タヌピス体は良くなったか?」

しょまうが燃えながらそう聞いてきた

「もうバッチリ元気爆発だぜ」

「おいタヌピス!そこで突っ立ってるくらいなら手伝え!」

屋根の上に立っていたペンがタヌピスを見つけそう言ってきた

「まぁ慌てるな…俺に任せとけ」

タヌピスが手を前に出すと紫のオーラが宿った

「ん?あれは何の能力だっけか」

ペンがそう言うとぺるしぃが木を作りながら

「紫のオーラは確か相手や物に対して何かをする能力だと思うけど…」

するとゴゴゴゴゴゴ…少し地響きがなった

「おい!あれを見ろ!」

町の大工が指さす先には浮いた木材があった

「今回のは念動力…つまりはサイコキシネスよ!」

タヌピスはその能力をつかって補修されるところに木材を運んだり建物の形に組み立てたりと

一瞬で家の形を作っていった

「そして次はこれだ!」

タヌピスがもう1度手を前に出すと今度は赤いオーラが手に宿った

「おお?なんか力が…」

「これは体力と筋力を底上げする魔法『ドーピング』まぁそのまんまだな」

その魔法の支援を受けた大工やヒマコレメンバーが

休むことなくキビキビ動いて

5日かかると言われていたものが

1日で終わってしまった





「んで…町の補修が終わってアジトに帰ってきたわけだが…」

ビキビキと怒りを露わにしてペンが爆睡してるタヌピスの目の前に立っていた

「なんで1番働いていないお前が1番起きるの遅いんだアホがぁぁぁぁあ!!!!」

「ンガァァァァア…ぶぁぁぁぁぁぁあ!?」




「あー、ひどい目にあった…」

「お前が1番遅くてどうする…みんな待ってるぞ」

タヌピスが下に来るとみんな待ってましたと言わんばかりに揃っていた

「おお、アイも来てたのか」

「はい、これからについて話し合いたかったので」

タヌピスがいつもの席に座ると

コホン、とアイが話し始めた

「えー今回の魔王討伐皆さんありがとうございました」

いやぁ〜とその場にいたヒマコレ勢(きょっけを除く)が一斉に照れ始めた

「町の復興も終わり一段落しましたがまだやることが残っているはずです」

「あぁそうだ、しょまう、きょっけ俺らは残りのヒマコレXと魔王全討伐を目標にしてるんだ付いてきてくれるな?」

もちろんだと言わんばかりにしょまうが首を縦に振っていた

「俺らの力を貸すのは別に構わないけどまずどこへ向かうんだ?」

「いやぁ、それがまだ決まってないから俺らは気ままに旅しようと思ってるんだよな」

おいおい…ときょっけが呆れたように言った

「多分1番見つけやすい奴はクロマだろうな…逆に1番見つけにくいのはサンタとかピノとかそのへんだろうな」

「じゃあ最初にあの野郎を探すということで」

とペンが言った

タヌピスが紙を持ってきて縦に線を4本引いて横線を何本も書いた

「え?お前まさか?」

「そう!あみだくじだ!」

タヌピス式困ったらあみだくじの方法で決めるらしい

下には北、西、東、中央と書いている

「とりあえず好きなところ選んでくれどれでもいいぞ」

タヌピスがそう言うとペンが1番左を選んだ

「てんてーんてててててんてんてててて」

と歌いながら線をたどっていくと

その先には

「ぬぉ?中央?」

えー…とヒマコレ勢からのちょっとしたブーイングがきた

「普通中央は最後じゃね?」

「僕は別にどこでもいいけど」

「中央っつたら誰守ってんだっけ」

「麒麟だしょまう」

と全くバラバラなことを言い始めたので

「じゃあもうこれで決める!これで文句はねえだろ!」

パシぃん!と机に置いたのは

「箸…?」

「倒れた方に行くぞ!中央は絶対ないからこれで決まりな!」

そしてタヌピスが手を離し箸が倒れた先は

「北だな」

じゃあ北へ向かおうと準備しようとしたら

アイがバツが悪そうに手を上げた

「あ、あのー…一ついいですか…?」

「ん?どうしたアイ?」

口をもごもごさせて言いにくそうにしていたが

いう決心がついたのでこう口にした

「転移装置がありまして…一瞬で北や西へ行けるので…ホントすぐに行けるんですよ…」

へ?とヒマコレ勢は大荷物を抱えて歩く前提で話していたのに一瞬でその計画が崩れてしまった

「どうする大将」

ペンがタヌピスの肩に手をのせてそう言うと

「じゃあみんな軽い装備で行く人行かない人決めて北へ行きましょう。」

どこか遠い目をしてタヌピスがそう言った

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