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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
町を救うってどうよ?
23/38

ガイアって眷属がいるんですね

「な〜んじゃありゃ」

といいペンが敵の姿を見るが

「鳥だな」

「鳥だね」

鳥にしか見えないのだ

と言うか鳥そのものだった

300mはあるであろう超巨大な翼

ドリルのような細長く尖ったくちばし

形的にはワシをバカでかくした感じだ

「まぁ戦うにはいい相手なんじゃないか?」

「そうだね、僕達の力を見せよう」

2人はタヌピスから予めもらってた薬を飲んだ

するとすぐに効果は出た

「これは…完全に力が戻ってる…?」

「どんな増強剤買ってきたんだよタヌピス…」

「けどこの薬の効果は30分らしい。これを過ぎてもまだ魔力の消費が激しかったら動けなくなるらしい」

「じゃあ気をつけないとね」

そして眷族と見合った

すると眷族は口を開いて

『あー、ダルッ』

「「は?」」

口を開いたと思えばこのセリフである

『いや、お前らさぁ?俺がこき使われてる気持ちわかる?もう魔王の眷族なんてやってられないからさぁ。あ、俺の名前はガイアって言うんだけどさぁ』

「は、はぁ…」

珍しくペンが困った顔をしていた

『つーかさぁ、俺もう戦いたくないんだわ〜ホント戦闘とかやりたくないんだわぁ』

2人は唖然としたままガイアの話を聞いていた

『と、言うわけでさ!力を合わせてさ!みんなで魔王を倒そうぜ!』

と言うガイアの提案に追加で唖然とする2人だった

「あぁ、じゃあ協力するぜ…」

と、ペンが近づいていった刹那

キィン!と何かが重なる音が響いた

『ほぅ、やるなお前』

「当たり前だ、俺はお前のことを1ミリたりとも信用してなかったからな」

ペンの右手には槍が持たれていた

『お前のその槍グングニルだな?』

「ご明察、まぁネプチューンの俺がグングニルを持ってるってところには突っ込まないでくれよ?」

ペンがこの武装を顕現できたのはやはりフルパワーで戦えるからである

そして後ろではぺるしぃも戦闘態勢に入っていた

「お?お前のそれも久々に見るな」

ぺるしぃの左手に持たれていたのは大刀だった

「まぁ僕の叢雲もそう簡単に顕現できないからね」

ぺるしぃの背中には翼そしてガッシリとした体つきになった

「んじゃ俺も本気で」

ペンの体に鎧がまとわれた

今回の鎧は軽めな感じだった

プレートアーマーのような

感じ的に言うと剣道の面無しバージョンみたいなので

急所を守っている感じだ

「んじゃ狩るかぺるしぃ」

「おう、行くか」

そう言った瞬間ガイアの目線から2人は消えた

『バカな!眷族である俺が見失う速さだと!』

トントン、と肩を叩かれる感じがした

振り向くとそこにはぺるしぃがいた

「切り落とすぜ?」

と言い叢雲を振り下ろし翼を一刀両断にした

「ペン!もう片方!」

「あいよ!」

ペンは槍投げ方式で翼に向かって槍を投げる体制になった

「いくぜ!グングニル!」

投擲した槍は翼を貫通してもう片方の翼も焼き切った

『見事だな敵ながらあっぱれだ』

ガイアの口に風の塊のようなものが溜まる

そしてその玉を圧縮して一気に放出した

その街が一直線に壊滅したのだ

「おいおい冗談だろ…?」

ペンは冷や汗をかいていた

『ふむ避けたかでは、これならどうかな?』

もう一度風を口に溜めて放出しようとしているが

今度は3つ放出するようだ

『消えてなくるんだな』

そうして放出された塊は一直線にペンめがけて飛んできた

「こりゃぁ直撃かなぁ…」

諦めかけた瞬間

「叢雲!風を切り裂け!」

ぺるしぃがペンの前に立ち風を切り裂いた

「さすがだなぺるしぃ」

「風の扱いには慣れてるもんでね」

『お前俺の攻撃を斬れるのか。これは驚いたな』

「僕の得意魔法は風。風の扱いには慣れてるんだよガイア」

『なるほど。面白いな』

とガイアが次の攻撃を仕掛けようとする

「よくも俺をヒヤッとさせやがったなこのクソ鳥が!」

『ムッ!これはマズイな!』

爆雷グング高速槍ニル!」

『風爪!』

ペンが雷を纏った槍をガイアに投擲するが

風の爪で相殺された

ガイアはその爪で弾いたあと

ペンに一瞬で近づいた

「甘い!」

強襲してきた爪を2本目の槍で弾いた

『なかなかやるな!海王!』

ガイアは爪で全ての攻撃を弾き

そして風で追撃してくる

それと気がついたことがある

「あいつの羽回復してねぇか?」

「そうだね僕も思ったけど、あれは再生してるね」

そう、ガイアの羽が復活してると言うか

また新しいのが生えていたのだ

しかし最初のやつよりは小さい

それでも100m位はありそうだ

『やるな神々の子達よ』

ガイアが言う言葉に2人は苛立ちを覚えた

「あ…?神々の子だと…?」

「それは聞き捨てならないよガイア」

なに?とガイアが疑問に思った

「俺らは神から生まれたわけじゃねぇ!人だ!人間だ!例え先祖に神の血があったとしても!人間の父と人間の母の間に産まれた!それが俺!ペンだ!」

「僕も人間だよガイア。少なくとも神の子供ではないよ」

ぺるしぃとペンは武器をガイアに向けて宣言した

「俺(僕)はお前を絶対に倒す。」

フム…とガイアが言うが

『ならばお前らはなぜ神々の力を使う。なぜお前らは神々の力を使える。それを答えられるのか』

「俺らが使ってるのは神の力じゃねぇのよ」

ペンがそう言うとぺるしぃも首を縦に振った

「俺らが使ってるのは想像の力。妄想の力を最大限まで具現化した力。俺らの世界ではそれを中二病と呼ぶが俺らは先祖返り」

「僕達はその先祖返りの微力な力を妄想で極限まで増幅させて強大な力に変えてるんだ」

しかしガイアは腑に落ちなかった

『お前ら力が戻ってるとあの薬を飲んで言っていたがなぜ妄想だけの力が失われるのだ』

それは…とぺるしぃが口ごもるがペンが答えた

「俺達は大人になったんだ」

は?とガイアはそれは本当に謎のことを聞いたような顔をしていた

表情は全くわからないが

多分そんな顔をしていると思う

「あの戦争の後俺達は少年の想いつまりは子供の気持ちを無くしたのさ。不意をつかれてその想いをな」

「だけど僕達はそんな妄想の、少年の記憶を忘れない。いや、忘れたくないんだ」

ぺるしぃとペンがガイアを前にして臆せず話を続けた

「多分さっきの薬はタヌピスがアレンジを加えて作った薬。つまりはただの魔力増強剤じゃない」

あぁ、とぺるしぃがペンのセリフを受け継ぐように言った

「これは僕達の精神の若返り剤でもあり魔力増強剤でもある」

名付けて!

「「中二病薬だ!」」

それを聞いてガイアはぽっかーんと口を開けていた

『じゃあ聞くがその…タヌピス…?とかいうお前らのリーダーは力を奪われたのでは無かったのか?』

あー…とぺるしぃとペンが言いづらそうに頭をかいたり咳き込みをしたりするが

「あいつは…想いを取っても取っても少年の想いが消えなくて…」

「最終的に萎えた敵が魔力だけ吸い取ったっていうか…」

『つまりは不意打ちをしたけど想いが取れなかったから魔力とっちゃえ。というなんともバカげた話か?』

ガイアがそう聞くと

はい…とうちのリーダーすみませんという感じであった

『まぁいい、では訂正しようお前らは神々の子ではない。一人間、いや先祖返りのグリフォン、ポセイドン』

バサッ!と潰されたはずの翼を再生させて

二人を威嚇するように広げた

『こい!』

そのセリフを言い終わる前にペンは加速していた

音速を超えるスピードで空を翔ける

それは空を走ってるようだった

ペンが持った槍が目指す先は心臓

その攻撃はヒラリと避けられてしまった

しかしそのペンの攻撃を避けるとわかっていたかのようにぺるしぃが回避地点にいた

『なに!』

「切り裂け!叢雲!」

ぺるしぃが振り上げる剣には風が纏い切れ味を増幅させていた

『グッ…大地の守護!』

地面を叩いたと思った瞬間に

地面から岩の壁が出てきてその斬撃を止めた

「嘘だろ!?」

『この石の壁は魔石で出来ているそう簡単には壊れんさ』

バサッ!とまた羽を広げる

そしてその広げた羽を振り下ろして暴風を起こした

その風圧に吹っ飛ばされてペンとぺるしぃは近くの民家に突っ込んだ

「野郎ォ…」

「ペン…そろそろ薬の力が…」

あぁ、と時計を見るが残り8分程度

あと8分でケリをつけれるか不安で仕方なかった

ペッと口に溜まった血を吐いた

「こっからは全力全開だ!後のことは考えねぇ!」

ペンが気合を入れるように全身に力を込めた瞬間

体に青い、いや蒼いオーラのようなものを纏った

「待てペン!それはもしかして!」

「あぁ、ヒマコレ裏奥義禁じ手」

「もしかしたら死ぬかもしれないぞ!?それは魔力の消費が激しい!しかもそれは命を燃やして!」

だけど!とペンが言葉を遮った

「俺達が戦わなかったらどうなる…」

とペンは苦痛な声を上げていた

その言葉を聞いてぺるしぃも全身に力を込めた

ぺるしぃからは緑色のオーラが出ている

「僕も使おう禁じ手。『最後ラストバースト』」

二人が力を開放すると周りに風が吹き荒れた

それを見てガイアは息を飲んでいた

...なんという力ださっきの10倍、いやそれ以上の力だ

「行くぞ!」

ペンが瞬間的に加速ガイアに一瞬で近づいていた

『速い!』

「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ペンがガイアの体に向かって槍を投げた

『グァァァァァ!!!』

「まだ終わりじゃないぜ!奥義!無限物体複製エンドレスコピー!」

そうしてペンの手元に投げた槍と同じ槍が作られた

「名の通り無限撃ちだ!」

『クッ…』

「オラオラオラオラオラおらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ペンが投擲した槍でガイアには無数の風穴ができていた

そしてその間のぺるしぃは剣に力を込めていた

「僕の命…この大気の力よ…全ての想いを込めて…」

『あれはマズイ…避けなければ…』

ガイアが逃げようとするが

グサッ!と足に槍が刺さった

「どこ行く気だよ…ハァ…」

もうほぼ力を使い果たし命を燃やした一撃

ペンは息切れを起こして動けなさそうだった

「いくぞ!風竜斬!」

ぺるしぃが突きをした瞬間

剣先から暴風がそしてそれが竜巻となり竜となり

ガイアに向けて飛ばした!

「いけぇえええええええええええ!!!」

その竜が直撃した瞬間風の爆発が起きるような

核爆発でも起きたような衝撃が走った

周りの家はほぼ全滅

死力を尽くして戦った

「やった…?」

「ぺるしぃ…ナイスだな…」

二人は勝ちを確信していた

しかしそれはある一言によってかき消された

『フッ…フフフ…ハッハッハッ!面白いぞ人間!私をここまで追い込んでここまで楽しませてくれるとはな!』

「嘘…だろ…?」

「僕の風竜斬は直撃したはずじゃ!?」

しかしよく見るとガイアの体に風が纏われていた

『こっちの奥の手よお前の攻撃が風とわかった瞬間俺はその風と逆方向に風を起こしたそして相殺したのだ』

ガイアは口を開けて風の玉を作り出していた

『お前らが全力を出した敬意を表し全力でお前らを殺そう』

「まずいよペン…このままじゃ…」

「でも…もう体が…」

『さらばだ!人間!』

ガイアが口から放出した風の玉は

二人のいたところで爆発し全てを吹き飛ばした

と思ったが

『ほう、あれをくらって体が残るか凄まじいなお前ら』

だが話しかけても二人はピクリとも動かなかった

『では私も他のところに合流して』

と、思った瞬間背後から殺気が飛んできた

『どういうことだ?』

クルリと後ろを向くと

「……だ」

ペンがオーラを放ちながら立ち上がっていた

「.....だ....だ」

その後ろには緑色のオーラも見える

「「まだだ!」」

と二人は本当に最後の力を振り絞って立ち上がっていた

「ぺるしぃ!これがラストチャンスだ!」

「わかってる!」

ぺるしぃは殴る構えを取った

「いくよ!ペン!」

そう言ってぺるしぃは拳を突き出した

するとその拳から竜巻が発生した

その竜巻の起動にペンが乗る

右手には槍が持たれている

「貫け!俺の最強の槍!トリアイナ!」

超高速回転する竜巻に斬れる水を追加して

ガイアに向かって飛んでいく

『大地の守護!』

ガイアがその攻撃を防ぐように

5枚の壁を作った

だけど攻撃が弱まることはなかった

『馬鹿な!』

「あと一枚いいいいぃいいいいい!!!」

「いっけぇえええぇええええ!!」

ドスッ!

何かが刺さるような音が響いた後

ガイアの体から血が溢れていた

『見事だ人間…楽しかったぞ…』

ドスン!

地震が起きたと錯覚するような地響きを鳴らし

ガイアが倒れた

「はは…やった…な…」

ペンが力尽きたように地面に倒れ込んだ

「なんとか…生きてるな…」

「でもこんな姿…タヌピスに怒られるね…」

あぁ、とペンは頷いた

「そして…最後の俺達の合体技は…」

「僕が名付けるに『竜巻斬水突ウォータースパイラルエア』でどうかな…?」

「いいな…それで…」

とペンとぺるしぃの意識がそこで途切れた

ガイアとの戦いは二人の勝利で終わった

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