目的の定まらない散歩Ⅲ
「はぇースゴイやこりゃ」
と、ぺるしぃが来ていたのは森だった
「これだけ大きい森が近くにあるなんてな」
ぺるしぃは早速探索を始めた
周りにはキノコやら果物やらが木になってるがどれもこれも
食べれるのかわからないような色をしていた
「これ...大丈夫なのかなぁ...?」
ぺるしぃが手に取ったのは紫色の果実だった
形はマンゴーみたいな感じで大きさはヘチマくらいあるのだ
『ふむ、私もみたことないですね。なんでしょうこれ』
「グリフォンもみたことないとなると誰が知ってるのかやら...」
ぺるしぃが奥へ奥へと進んで行くと小さな神社みたいなのがあった
苔が生えていてなんとも古そうな神社だった
看板には精霊神社と書かれている
「精霊神社ってなんだろ。精霊でも祀られてるのかな」
と、気には止めず神社をスルーしてさらに奥へといった
筈だったのだが
「おかしい...」
そう奥へ進んでも神社が目の前に来るのだ
幻術にかかっているのではないかと錯覚するレベルでひどいループだった
「神社によってけって意味なのかな」
『気をつけて下さいよなにがいるかわかりません』
わかってるって、とぺるしぃが神社に近づいた
「とりあえず拝んどくか」
―とりあえずとはなんだとりあえずとは!
「へ?」
とどこからともなく声が聞こえてきた
すると神社の中から精霊がでてきた
体は女で口調は男のような髪の緑のショートヘアーの精霊だった
「すげえ本当に精霊がいたんだ」
「我はここの森の精霊だぞ!わきまえよ!」
と、少し態度のでかい精霊だった
「はいはい、ところで精霊さんに聞きたいことがあるんだけど」
なんだ?と精霊が聞き返す
「この辺で取れる食べられる野菜や果物の種を探してるんだけど、僕異世界から来たもんでなんもわからなくて。教えてほしいなと思ってね」
「はん、そんなの容易いもんだ。どれついてこい」
「聞いてなかったがお前どんなのを育てたいんだ」
「う~ん、栄養価の高い野菜と、デザートみたいに甘い果実かな」
「ならこれがいいだろう」
といって取ったのはさっきの紫の果実だった
「それ食べれるの...?」
ああ、と言って精霊はそれを食べ始めた
「これはアウターストロといってなそちらの食物で言ういちごみたいなものだ」
へ?とここで一つ気になったことがあった
「どうして僕が来た元の世界がわかる?」
「なに、俺は精霊であり神である、それくらいわかって当然だろう」
俺を敬えと言わんばかりに胸をはって説明した
どれどれとぺるしぃもその果実を口にした
「お!甘い!」
「だろぉ?よし次にいくぞ!」
「これはアウターレイと言ってな、そちらで言うレタスのようなものだ」
と結構回りいろんな種を入手できたぺるしぃ
「へえ助かったよ、ありがとう」
これくらい朝飯前よ
と精霊は言った
「じゃあ僕はそろそろ帰るかn
と思った矢先
「っち、こいつらは」
精霊が舌打ちしながら見つめる視線の先には
狼のような動物が100匹くらい来ていた
「こいつらはヴァンウルフつってな吸血する狼だ」
「てことは結構やばいんじゃねえの!?」
まぁ見てろと精霊は戦闘態勢をとった
「風よ!薙ぎ払え!」
精霊の手から風の斬撃が飛んでいった
「あぶねえぞお前!後ろに下がってろ!」
ぺるしぃは緊急回避をとってかわすことに成功した
後ろを見ると狼が真っ二つになってるのが見えた
「マジかなんだよこの威力は!」
「地よ!荒れ狂え!」
今度は地面を割ってそこに狼を挟め潰した
「おしラスト...
その瞬間一匹の狼が精霊の背中に迫っていた
「しまった!」
「ぺるしぃ式剣術!神速斬!」
ぺるしぃが足にグリフォンの力を宿らせて光速で狼を貫いた
「やるじゃねえか!じゃあ俺も!」
といい1匹に対して全力の一撃をかまそうとしていた
「炎よ!燃やし尽くせ!」
と狼の体を中心に巨大な炎の弾が出来上がり狼を燃やし尽くした
「なんとかなったな」
と狼を撃退して少し休んでいた
「そろそろ僕は帰らないと」
気が付けばもう日は傾いていた
「も、もう帰っちまうのか?」
と、どこか寂しそうに精霊がいった
「大丈夫また来るさ」
「ホントだな?約束だぞ?」
と男口調だった精霊もこの時だけはかわいい女の子だった
「あ、僕君の名前知らないや。なんて名前なんだ?」
ああ、と言って自己紹介を始めた
「俺の名はユグドラシルって言うんだ。よろしくな」
「僕はぺるしぃ。森の神様と出会えてよかったよ」
とまた会う約束をして森を出るのであった




