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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
村を開拓するってどうよ?
17/38

みんなで復興村を盛り上げよう

「こ、これは…」

タヌピスは村についた瞬間目を疑った

そこには家があるだけの

荒野のような何も無いところだった

「こいつはひでぇな…」

「僕はこんなの初めて見たよ…」

「こんなことがあるなんて…」

各々見たまんまの感想を述べていた

「見て兄貴、ここ子供もいるよ」

そうよく見たらこの荒野のような家しかないところに

子供もいるのだ

するとその中から1人出てきてタヌピスに近づき

「お兄ちゃん、ようこそ村へ!これ来てくれたお礼!」

と、お菓子を持ってきてくれた

それはクッキーのようにも見えるがどこか見たことない何か

日本では見たことない異世界の食べ物のようだった

けどタヌピスは受け取らなかった

「気持ちは嬉しいけど…それは君が食べるべきものだ。俺はその気持ちだけで嬉しいよ」

「けど…」

この子は痩せていた

小学3年生位だろうか男の子なのに身長が低い

栄養が足りてない証拠だ

「…アイ、どうしてこうなったんだ」

タヌピスはたまらずアイに聞いた

すると少し言いずらそうに話し始めた

「この村は…魔王に襲撃され…このような状況になりました…」

はぁ!?とタヌピスが声を上げた

「お前!俺が魔王の先祖返りだと知って俺に助けを求めたのか!?」

コクンと何も言えずにアイは首を縦に振ることしかできなかった

「どうしてだよ…こんなにしたのは俺じゃないとしても魔王なんだぞ…?」

「はい…」

「それでもお前は俺らに助けを求めるのか…?」

「はい…」

「お前らをここまで追い込んだ力だぞ?それでもいいのか…?」

「…………はい」

アイの目には涙が溢れていた

溜め込んだ気持ちが溢れてしまったのだ

「ーーーーん〜〜〜あ〜!もう!」

タヌピスが少し唸ったあと仲間の方へ振り向いた

「いいか!俺らはここに来たからには全力でこの村を救うぞ!そして俺らはこの世界の魔王を全て蹴散らす!」

おお!とぺるしぃとペンが期待の眼差しをタヌピスに向けた

「そして俺達は神になるぞ!」

「いや、それはないな」

「僕も神にはなりたくはないね」

なんでそこは乗らねぇんだよ!?

とタヌピスの悲痛な叫びが響く

「ゴホン!気を取り直して。この世界でやることは3つだ!」

「その3つとは?」

とペンが聞く

「1つ!この村の再生!2つ!ヒマコレX及び俺の仲間達の回収!そして3つ!魔王の全滅だ!」

「おっしゃ!気合いが入るな!おい!」

「僕もやれることはやるよ」

「兄貴、俺は死ぬまでついてくよ」

「私もここに来た理由は違うけど力を貸すわ」

そして一致団結してアイの方を向く

「と、言うわけだ!任せろ!」

と笑顔でアイ言うと

またアイの目から涙がこぼれた

「はい…ありがとう…ござい…ます…」

そうと決まれば!とタヌピスが言い

「まず役割分担だ!火関係は全て俺に任せろ!水はペンがやれ!自然に関してはぺるしぃお前に任せた!」

「兄貴、俺と舞さんは?」

「お前らはこの子供たちに食いもん作ってやれ!マロンお前瞬間移動でアウターワールドのどっか街まで言って物を舞と買ってこい!」

わかったとマロンはすぐ行動に起こし

舞と瞬間移動した

「行くぜ!ヒマコレX!手始めに村を救うぞ!」

おう!とヒマコレXが村の復興を始めた









「お兄ちゃんあれだよ」

タヌピスが連れて来られたのは雑草が生い茂るもはや森林と言ってもいいくらいの所だった

「なんじゃこりゃ…」

と目を疑った

「どう放置したら雑草がここまで森林になるんだよ…」

これのせいで地面の栄養が全て取られ

作物が育たないらしい

「ところで子供たちよなんで俺のとこに来た…?」

後ろを見ると20人位だろうか子供たちが集まっている

「アイの姉ちゃんがあの人は凄いことするよ!って言ってたから!」

と子供たちの期待の眼差しがタヌピスに刺さる

「別に大したことはしねぇよ?この森林焼くだけだから」

とタヌピスは魔力を溜め始めた

すると溜めながらわかったことがある

「魔王、魔力足りない。ちょっと魔力分けて」

『あぁ?お前何ぶっぱなすつもりだよ』

「仕方ねぇだろさっき閻魔インフェルノ呼んじまったんだからよ」

ほらよと魔力を分ける魔王

「おっしゃ来たァ!魔力充分!目標固定!」

と森林全体に被るように地面に魔法陣が展開された

「いくぜぇ!神々の怒り!炎神フレアドライブ一線スコール!」

と天空から熱の一線が森林全体に降り注いだ

後ろからは目を光らせてそれを見てる子供たち

けれど魔王だけは浮かない感じだった

『おい、タヌピス』

「どうした魔王」

『いや、根っこまで燃やすのはいいんだけどよ』

「おう」

『やりすぎだ』

「うん、撃ってから気がついた」

そうタヌピスは雑草の根っこごと燃やそうとしたのだが

もはや隕石が落ちたんじゃねえかってくらい

とんでもねぇクレーターが出来上がっていた

「これ直るよ…な?」

『俺に聞かれても知らねぇよ』

子供たちの人気は増えたが大人から怒られそうなタヌピスだった









「さてと俺は何をするかな」

ペンが歩いていると水汲みをしている子供たちがいた

「おい、なんで水汲んでるんだ? 」

ペンが聞くと1人の子供が

「この村には水がないから井戸に水を貯めてるだよ」

と言った

ふーん…とその水を見てみた

濁って汚い水だった

「お前らそれ全部ここに捨てて俺を井戸のとこまで案内しろ」

「え!?それだと怒られちゃうよ!」

大丈夫だってと子供に親指を立て

「俺に任せろ」

とキメて言った





「ここだよ兄ちゃん」

井戸の中を見ると濁った水が貯まっていた

「まずこれを取るか水吸収ウォーターストレージ

と言ってペンが井戸の水を丸めて浮かせた

子供達からすげぇ!やらカッコイイ!などいろんなことを言われている

「でこれをその辺にぶん投げて…っと!」

ペンがかなり遠くに飛ばした

地面に落ちた頃だなと思ったらそこから火柱が上がった

「あー…ヤツがいたか…」

「オラァァァァァァァァア!!!!誰だ水ぶっかけたやつよぉおおおぉぉぁおお!!!!」

と遠くにいても聞こえるくらいの大声を出して叫んでいた

言うまでもない

タヌピスだ

「まぁほっといて水噴射っと」

ペンが綺麗な水を貯め始めた

それと同時に他のこともし始めた

「初歩的魔法だけど少し使えりゃいいだろ岩製造ロックメイク

と近くに小石を作った

「んじゃいっちょ本気出して」

と近くに川がないか探り始めたペン

「見つけた!波動!」

と言ってペンが地面をえぐりながら川を繋げ始めたそして川を探すついでに海を見つけていてそこへ繋げれるように掘っていたのだ

そしてさっきの小石を川に入れる

周りに少し大きい岩を置こうとしたが草がないので見栄えが悪くなるのでぺるしぃが草木を生やしてからにすることにした

「これで川の完成だ。いやぁ水があるっていいねぇ」

おい子供たち!とペンが子供達に向けてこう言った

「水は貯まって川ができたこの川は綺麗な水が流れている。ここで少し遊んでな」

とカッコイイセリフをキメていた次の瞬間

「てめぇだなゴラァァァァァァア!!!」

鬼の形相でタヌピスが飛んできた

「あっぶねぇなお前!」

「それはこっちのセリフだ!何トンあったと思ってんだあの水!」

そうトン単位であった重量の水を頭から被ったのだ

「お前がそこにいるとは知らんかったんだよ!」

「でも普通水投げるか!?」

と言ってたらぺるしぃがやってきた

「なぁもうそろそろ僕の出番か?」

そうだよ!とタヌピスとペンが声を揃えて言った

「ではまず地面に栄養を与えて」

と言って栄養を流し込んだのだろう

みるみるうちに地面の土が枯れ果てたものから

畑のような土に変わった

「そして川の近くに草木を生やしてから畑用に区切りをつける」

と畑の形に土を残しつつ周りに草を生やして

川に草木が芽生えた

「おいぺるしぃ畑でかくねぇか?」

とタヌピスが聞くと

「そこには岩の床を敷いてよタヌピス」

あぁ、そういうことか

と言ってタヌピスは土の魔法を使い始めた

岩製造ロックメイク!地面バージョン!」

と言って魔法を地面に叩きつけた瞬間

畑以外の土の部分に一瞬で岩の地面ができた

「おお、これまた凄いことで」

「僕もこんなすぐできるとは思わなかったよ」

ふふんとタヌピスはドヤ顔している

んじゃ俺もと言って

ペンが川の近くに少し大きめの岩を作った

「ほうほう、あそこに背を預けて休憩したり登ったりも出来るな」

「いいねぇペン僕センスいいと思うよ」

ふふんとペンもドヤ顔した

「んじゃぺるしぃはひのきを製造してくれ」

檜?と少し疑問に思ったがタヌピスが岩製造ロックメイクで形作られた物があった

どう見ても露天風呂にしか見えなかった

「製造するのは柱と屋根の部分でOK?」

「おや?仕切りを作ると思ったんだがこれは予想外だったな」

「お前のことだからどうせ混浴だろ?」

「ピンポンピンポン大正解!」

とタヌピスが言った

「おいペン、手を貸せ」

「あぁ、いいぜ何するんだ」

「地下に水源を作れ俺はその下にマグマだまりを作る」

なるほどそういうことかとペンが了解した

無限水エンドレスウォーター!」

灼熱プロミネンスブレイザーり!」

と言って魔法を地面にやるとお湯が地面から沸いて出てきた

温度は?とタヌピスが聞くと

ペンが手を突っ込んで

丁度いいと答えた

ペンがわざと冷たい水を用意して

マグマであっためてもそんなに熱くないお湯を作ったのだ

すると村長が出てきて目を疑った

「この数時間で…こんなことになるとは…」

荒野だった村を今となっては普通の村になっている

それもたった3人の力で

「ありがとう、君たちには感謝しきれないよ…」

いいってことよ!とタヌピス達が言った

終わる頃には日がもう傾いていた

するとベストタイミングで

「兄貴ー!メシができたぞ!」

おうよ!とタヌピスは子供たちの方を向いて

「お前らにうまいもん食わせてやる!ほらいきな!」

と言ってタヌピスはある一つの建物を指さした

その瞬間子供たちが笑顔でそこへ行った

全員行ったのを見てタヌピスはクルリと回れ右した

「おいタヌピス?行かねぇのか?」

「悪ぃ先行っててくれまだ少しやることあるから」

そうか?わかったと言ってペンとぺるしぃは家に入っていった

追加で俺達のアジトを作ろうと思ったんだが

まずは先に「ヤツ」を片付けねぇとな

「おいそこのお前、コソコソしてないで出てきやがれ敵なら有無を言わずにぶっ飛ばすけどな」

バレちゃしょうがない

と出てきたのは人間だった

「へぇ、なんか強大なやつかと思ったんだがどうやら当てがハズレたみたいだな」

「初めて目にかかるな俺はお前らの隣村の村長だ」

ほぉ…とタヌピスが言った

「で、その村長さんが一体何の用で?」

とタヌピスが聞いた次の瞬間










「俺らの村も救ってくださいぃいいぃぃぃぃいいい!!」











「は?」

と臨戦態勢に入ってたタヌピスが一瞬で普通に戻った

「さっきの復興のやつを見てて羨ましいと思ったんです!すいませんお願いします!」

あぁ…とタヌピスが困ったように言った

結局次の日に隣の村も同じように復興して

そのついでで俺達の村にアジトを作ったのだった

看板にはヒマコレXアウターワールド支部と書かれている


ちなみに昨日のメシはカレーだった

栄養があったのか村の人達は子供も大人も元気になり

手始めの村復興は成功に終わったのだった

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