↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
語り継がれる第五の創世記  作者: たろう
【第三部】第0章:地下六層 ―― 同じ設計図から、出てきたもの

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/167

第0-7話「再資源化」

 階段は、五十七段あった。


 降りるにつれて、暖かくなった。


 そして、匂いがした。


 鉄でも、油でもない。


 ――人間の、匂いだった。


 最後の一段を、降りた。


 広い。


 天井が、高い。


 柱が、林のように、立っている。


 灯りは、ついていた。


 誰かが、つけている。


 そして。


 そこに、人間が、いた。


 いや。


 ――人間だった、ものが。


 最初に見えたのは、片腕だった。


 肩から先が、金属だった。


 継ぎ目に、皮膚が、縫い合わされている。


 縫い目は、粗い。


 ――自分で、縫ったのだ。


 その男は、床に、座っていた。


 こちらを、見ていた。


 目が、四つ、あった。


 二つは、人間の目だった。


 残り二つは、ゴーレムの、格子だった。


 ――額に、埋め込まれている。


 彼は、動かなかった。


 その後ろに。


 ――もっと、いた。


 腕が、三本ある女。


 脚が、機械の子ども。


 顔の半分が、格子になっている、老人。


 数えられなかった。


 三十人か、五十人か。


 もっと、いるかもしれない。


 彼らは、暗がりの中で、じっと、こちらを、見ていた。


 若者は、剣に、手をかけた。


 ――誰も、動かなかった。


 襲ってこない。


 彼らは、ただ、見ていた。


 そして、四つ目の男が、口を、開いた。


> ---「――久しぶりだな」


 人間の、声だった。


「百年ぶりだ」


「人が、降りてくるのは」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。