4話 顔合わせ
どこまで書いてどこで区切るか。
悩みますҨ(´-ω-`)
収納部屋を出た俺達は大広間へと案内してくれている兵士の後ろを歩いていた。
「兵士さん、さっき聞きそびれたことがあって質問いいですか?」
俺は近くに歩いている兵士に声をかけた。
「14209番。質問を許可する。」
「この刻印は戦闘からの逃亡を感知しても魔法が発動して処刑される。と言われましたが、戦闘からの撤退でも処刑対象になるんでしょうか?もしそうだとしたら、俺ら召喚された勇者はバタバタ死んでいきますよね?戦い続けなきゃいけないし、明らかな格上と当たった時に退くことも出来ないんですから」
俺の質問に兵士は笑うと、
「ハハッ。さすがにそこまで鬼畜じゃない。戦闘中に誰よりも先にしっぽ巻いて逃げる奴が対象だ。仲間を助けるための撤退、様子を見て歯が立ちそうにないから一度退く、そういうのは対象外だ。他に聞きたいことはないか?大広間までは少し時間がかかる。教えれる範囲のことは教えるよ。」
と答えてくれた。
「ではありがたく、もう少し質問を。その『逃走』と『撤退』の判断はどのように行われているんです?この刻印の仕様をもう少し知っておきたいんです。」
この判断は誰が行う?
遠くで監視がついてるわけでもなければ俺たちの視界が遠隔で見れるわけでもないこの世界で。
「すまない。そこに関しては誰も知らないんだ。長年この城務めの連中もその判断基準を知らない。ずっと昔から依頼を放棄して逃げたやつは魔法が発動して処刑され、依頼中に怪我を負ってその場を離れざるを得ない状況などにいる場合は発動しなかった。その事実だけしか知らないんだ。あと、看守連中の態度について謝罪する。アイツらも仕事でな。」
兵士はそういうと申し訳なさそうな表情で頬をかいた掻いた。
ひと言お礼を言ってしばらく歩いていると大広間に着いた。
「おお、ここはたしかに大広間だ…、広すぎる…。それに俺ら以外にこんなにも勇者がいるなんて…」
大広間に着いた俺はその光景に驚いた。
俺達の集団以外にさらに100人前後の様々な種族、人種の集団が大広間に待機していたからだ。
彼ら彼女らも勇者であることは間違いなく、その圧巻の光景に俺以外の人たちも面食らってるように見えた。
先導してくれる兵士が俺達の集団を待機場所まで案内してくれるとそのまましばらく待つように言われた。
数分待ったところで大広間の正面にあるT字階段の踊り場に巻物を小脇に抱えた数人の華美な服装の人物がやってきて巻物を開くと同時に声をあげた。
「今から魔王討伐に向けた勇者隊の編成を発表する!番号を呼ばれたものは広間の入口に迎え!!第1班…」
いよいよ班分けが始まり、番号を呼ばれ期待に満ちた顔をする人、これから起こる戦いに不安な表情の人、いつまでも呼ばれないことにイライラする人など様々な感情が見て取れた。
俺のメンバーはどんな人達かなーと考えているといよいよ番号が呼ばれた。
「第32班、07241番、11054番、13882番、14209番、14210番!」
俺は俺の番号と続く番号を聞いて知り合いがいることに安堵した。
(14210番も一緒か!知り合いがいてよかった…知り合いと言ってもひとこと二言交わしたくらいだけど…)
俺は大広間入口に向かうと正面には謁見の時に王に質問をしていた熊獣人を見つけた。
「あの、はじめまして。俺は14209番です。あなたは?」
思った以上にガッツリ熊な見た目の獣人に少々緊張しながら話しかけると熊獣人は耳をピクリと動かし、こちらを振り向きニカりと笑った。
「あぁ、俺は07241番だ。後ろにいる狐の嬢ちゃんは何番だ?」
そう言われて後ろを振り向くと俺の後ろに隠れるように立つ14210番がいた。
「あたし、14210番です。」
「14210番…、いつから俺の後ろに立ってたんだ?」
「番号を呼ばれてからです」
「最初からじゃん!!!声かけてくれよ…」
「すごく周りをキョロキョロ見てて、観察の邪魔は良くないかと思ったので」
「なんだ、お前らは知り合いか?」
そうこう話していると残りの2名がやってきた。
1人は薄緑の髪にとんがった耳、綺麗な目鼻立ちに翡翠色をしたアーモンド型の優しそうな瞳、微笑みを称えたぷっくりとした唇に程よい大きさの胸、安心感を感じる大きさの下半身、鎧が左側に集中した少し不思議な衣装を着た女エルフ。
もう1人は赤褐色のショートボブ、そばかすのある愛嬌のある顔だち、赤色の瞳は少し伏せ気味で両手首にアンクル、ふんわりとした祈祷服のようなものを着た女の子。
「みんな初対面なのに賑やかね~、私は11054番。よろしくお願いしますね」
「あ、えと…、はじめまして。ボクは、13882番…精一杯頑張ります…!」
少し先に集まっていた俺達3人も挨拶をすると、熊獣人の発案で他のパーティーが勇んで広間の入口から外に出ていくのを横目に少し外れた場所に移動した。
(これから一緒に旅をする仲間!RPGっぽくて少しワクワクしちゃうな…!)
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