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【 みーちゃん 】
これ、創作なんだけど……。
友人Kから聞いた話。
その日、Kは早い時間に布団に潜り込んだ。
うとうとし始めた頃、階下から飼い猫「みーちゃん」の
「マーオぅ」って声が聞こえた。
いつもは
「ニャー」
って鳴くんだけど、Kは気にせず「みーちゃーん?」って自室から猫を呼んだ。
トントントン……
階段を上がる音がする。
「マーオぅ」
「みーちゃんおいでー」
トントントン……
音は階段の踊り場まで来た。
するとまた、
「マーオぅ」
「みーちゃんこっちー」
トントントン……
足音は、とうとう2階まで上がり、Kが開けていた戸の隙間から部屋に入って来た。
「みーちゃん来た?一緒にねんねしよっか?」
って言いながら、スマホのライトつけたら、目の前に真っ白い女の顔があって、
「ぁ゛あ゛ァァァぅ゛お゛ォ゛オ゛」
って。
気付いたら朝で、足元には何事もなかったように、へそ天してるみーちゃん。
妙にリアルで夢か現実かわからないけど、それ以来、変なことは起きてないそうだ。
でもKが言うには、
「今でも、たまに『マーオぅ』って鳴くのよ」
って。
あくまでこれは、創作なんだけどね。




