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☀ 夏のホラー 2023 参加作品  作者: 雪*苺
【 帰り道のお●ぱい 】
24/36

⭕ お●ぱいがいっぱい 3


 カフェの自動ドアへ向かったマオが目撃したのは、乳白色の液体を部分的に被っていた女性が、みるみる内にへ変貌していくさまだった。

 ほかにもそとから避難してた人達は内にへと姿が変わっていく──。


 乳白色の液体で溶けた衣服から見えている肌がデコボコし始め、波打つかのように無数のが浮かび上がってる。

 身体からだじゅうがボコボコし出して、マオの目の前で人間がつぎ(つぎ)へ変貌していく──。


 お●ぱいへと変わり果てた元人間達は、ぷよぷよと動いていている。

 マオはと動いているを見て、「 まるでスライムみたいだな 」と思った。


 お●ぱいには突起物が付いている。

 突起物は濃い桜色をしている。

 乳首なのだろう。


 そとに変わり果てた元人間達は、突起物──乳首から赤い液体を吹き出していた。

 カフェの中で謎の赤い液体を吹き出されたら一大事──店内はパニックに陥るだろう。


 マオは持ってる御札をの突起物──乳首にペタッと貼り付ける。

 残り3体のの乳首にも御札を貼った。


「 取り敢えずシュンシュンから貰った御札は貼ったけど……。

  店内から出した方がいよな? 」


 マオは店員とほかの客を下がらせると、お●ぱい化した4体の元人間達をそとに出す事にした。

 どうやらは自動ドアのセンサーには反応しないらしい。

 マオは自動ドアを開けると、お●ぱいをカフェのそとへ出す事に成功した。


「 ふぅ……。

  コレでカフェの中は安心かな?

  シュンシュンから貰った御札はだ残ってるし、全部使うのは勿体無いよな。

  念の為に残しとこう 」


「 マオ──、どうだった 」


「 うん。

  取り敢えず、御札を貼ってカフェのそとに出したよ。 」

  店内で赤い液体を撒き散らされても困るからさ 」


「 そうか。

  マオ──、そとへ出るぞ 」


「 は?

  そとへ出る??

  なに言ってるんだよ!

  そとが赤い液体を噴水みたいに吹き出して撒き散らしてるじゃんかよ! 」


「 雲の上にを落としてる原因の物体がるんだよ 」


「 えっ!?

  雲の上にるのかよ?

  マジか? 」


「 あぁ。

  偵察させた式神が見付けた。

  そいつをはらえばも落ちてなくなる筈だ 」


「 だけどさ、シュンシュン──ちゃんとはらえるのかよ?

  (百足ムカデ)()(もの)みたいに倒せなかったら── 」


「 安心しろ!

  (百足ムカデ)()(もの)みたいな戦略的撤退をしなくてもように封じられたちからを解放してもらったんだ! 」


「 えっ、マジかよ!?

  く、セロが承諾したな~~ 」


「 フフン!

  僕の交渉術を甘くみるなよ!

  前は本来の力の10ぶんの1も出せなかったけど、僕の決死の交渉で10ぶんの1出せるようにしてもらったんだ!

  どうだ、凄いだろう! 」


「 ……………………えぇ~~~~。

  それでほんに大丈夫なのかよ……。

  少ししか解放されてないんじゃ…… 」


「 馬鹿を言え!

  だいぶん違うんだぞ!

  召喚する式神の力も上がって前より戦力UPアップするんだ! 」


「 ………………ま、まぁ……シュンシュンがいなら………………うん…… 」


そとに式神を召喚したから飛び乗って、怪異退治だ! 」


「 お、おぅ! 」


 マオとしゅんれいはカフェの自動ドアから出ると鳥がたの式神の背中に飛び乗る。

 式神はしゅんれいの指示に従い浮上すると雲の上を目指して飛び立つ。


 上空から地上を見ると混沌カオスな状態になっている。

 なにごとかと見にた大勢の野次馬達が、吹き出している赤い液体を浴びると、みるみる内にへ変わり果て、になっていない人間達を襲っている。


 赤い液体を浴びるとドラム缶ほどの大きさのに変貌し、2つのがスライムみたいにポヨンポヨンと動いて無事な人間達を襲っているのだ。

 1つのは赤い液体を撒き散らし、2つのは人間を襲って取り込んでいる。


「 ひ……ひぇぇぇぇ~~~~。

  随分と酷い惨状になってるな~~。

  お●ぱいの悪夢にうなされそうな光景だよ…… 」


「 だけど、お●ぱいに襲われてる野郎おとこどもは心無しか嬉しそうに見えるがな… 」


「 た、たしかに~~~~。

  鼻の下を伸ばして嬉しそうにへ飛び込んでる男もるな~~。

  こんな状況でもを恐れないで喜んでちかやからるんだな…… 」


「 逃げてるのは女や子供もばかりだ。

  男はの魅力にからがえないみたいだな 」


「 ………………なぁ、シュンシュン。

  2つのに挟まれて取り込まれた人間はんだろうな? 」


「 僕が知るか。

  自分からに駆け寄って飛び込むような馬鹿の事まで知るかよ 」


「 そだな~~ 」


「 マオ──、雲にはいるぞ 」


「 おぅ!

  ──なん見ても雲海って凄いよな~~ 」


「 暢気だな。

  これからを落としてる怪異を退治するってのに! 」


「 あはははは~~。

  だけどさ、オレはそらを飛べないから空中戦は無理だぞ 」


「 安心しろ、空中戦が出来る式神を召喚してやる!

  パワーアップした僕はひとあじふたあじも違うんだ! 」


「 そういう事ならシュンシュンに任せるよ 」











「 ──駄目だぁ!

  あの、斬っても斬ってもえてるぞ!

  斬り落としたは地上に落ちてくし──。

  どうすりゃいんだよぉ!! 」


「 マオ──、気を付けろ!

  右のが膨らんでる!

  乳黄色の液体を出してるぞ、離れろ! 」


「 分かった! 」


 マオがから離れるとタプタプに乳房ちぶさを膨らませたが乳白色の液体を勢いく噴射する。

 乳白色の液体は空気にれて乳黄色に変わり、地上へ降りそそぐ。


「 シュンシュン、液体が吹き出してるあいだちかけないぞ。

  どうするんだよ… 」


「 上で式神が本体を攻撃してる。

  倒せるまでなんとか粘れ!

  乳黄色の液体を出し切ったしぼむだろ。

  乳房ちぶさの中に丸いしこりが見えたんだ。

  あれをぷたつに斬ってみろ 」


「 分かったよ。

  しぼんだの中に見えるしこりだな!

  やってみるよ 」


 雲海の上に浮かんでいたのは巨大なの集合体だった。

 風船のように膨らんでいる無数のうごめいており、乳首が下を向いた状態で雲海に浮かんでいた。


 巨大過ぎてから手を付けたらいのか分からず、取り敢えずマオはとうで斬っていたのだ。

 上にの本体がる事を発見したのは偵察用の式神だ。

 しゅんれいは戦闘力の高い式神を数体、召喚すると本体を攻撃する指示を出した。


 マオはとうしぼんだしこりを斬り、しゅんれいは呪術と呪詛を掛け合わせた呪詛術で強化したしきれいを攻撃させる。

 強化したしきれいを攻撃し、刺激を与える事で別のが膨らみ出し、乳黄色の液体を吹き出すのだ。


「 ──だいぶんの数が減ってたな~~!

  しぼんだしこりを斬ると新しいえてこないから助かるよ! 」


「 本体もだいぶん弱まってているみたいだ。

  もうひと踏ん張りだ! 」


「 だな!

  この調子でお●ぱいの数を減らすぞ! 」











「 ──マオ、式神が本体を倒したぞ! 」


「 やったのか?!

  ようやくかよ~~~~。

  長かったぁ~~ 」


「 見ろよ、お●ぱいの集合体が消えて行くぞ 」


「 頑張ったな……。

  シュンシュン、しきれいなんたいか駄目になっちゃたみたいだけど大丈夫なのか? 」


「 消滅してないから問題ない。

  呪詛術をなんも使うと疲れるな……。

  調子に乗って少し無理をし過ぎたみたいだ… 」


しきれいって強く出来るんだな~~ 」


「 フフン!

  僕が編み出したんだぞ!

  呪術と呪詛は似てるようで違うからな。

  掛け合わせて使うのは難しいんだ。

  これも本来の力の少し取り戻せたお蔭だ 」


「 お●ぱいの本体を倒せた訳だし、地上のも消えてくれてるといんだけどな…… 」


「 マオ、地上へ戻るぞ 」


「 おぅ! 」


 マオとしゅんれいは鳥がたの式神の背中に乗り、地上を目指す。

 雲海を抜けると地上が見えてる。

 無数のを落とす本体を倒せた事で、「 やれやれ 」と思っていたマオとしゅんれいだったが、地上の状態をの当たりにした2人の期待は見事に裏切られるのだった。











 犯罪天国パラダイス都市・米●町──。

 本日の天気は、晴れとき(どき)お●ぱい。

◎ 変更しました。

  入り口 ─→ 自動ドア

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