カフェの自動ドアへ向かったマオが目撃したのは、乳白色の液体を部分的に被っていた女性が、みるみる内にお●ぱいへ変貌していく様だった。
他にも外から避難して来た人達はみるみる内にお●ぱいへと姿が変わっていく──。
乳白色の液体で溶けた衣服から見えている肌が凸凹し始め、波打つかの様に無数のお●ぱいが浮かび上がって来る。
身体中がボコボコし出して、マオの目の前で人間が次々にお●ぱいへ変貌していく──。
お●ぱいへと変わり果てた元人間達は、ぷよぷよと動いていている。
マオはぷるるるんと動いているお●ぱいを見て、「 まるでスライムみたいだな 」と思った。
お●ぱいには突起物が付いている。
突起物は濃い桜色をしている。
乳首なのだろう。
外でお●ぱいに変わり果てた元人間達は、突起物──乳首から赤い液体を吹き出していた。
カフェの中で謎の赤い液体を吹き出されたら一大事──店内はパニックに陥るだろう。
マオは持ってる御札をお●ぱいの突起物──乳首にペタッと貼り付ける。
残り3体のお●ぱいの乳首にも御札を貼った。
「 取り敢えずシュンシュンから貰った御札は貼ったけど……。
店内から出した方が良いよな? 」
マオは店員と他の客を下がらせると、お●ぱい化した4体の元人間達を外に出す事にした。
どうやらお●ぱいは自動ドアのセンサーには反応しないらしい。
マオは自動ドアを開けると、お●ぱいをカフェの外へ出す事に成功した。
「 ふぅ……。
コレでカフェの中は安心かな?
シュンシュンから貰った御札は未だ残ってるし、全部使うのは勿体無いよな。
念の為に残しとこう 」
「 マオ──、どうだった 」
「 うん。
取り敢えず、御札を貼ってカフェの外に出したよ。 」
店内で赤い液体を撒き散らされても困るからさ 」
「 そうか。
マオ──、外へ出るぞ 」
「 は?
外へ出る??
何言ってるんだよ!
外はお●ぱいが赤い液体を噴水みたいに吹き出して撒き散らしてるじゃんかよ! 」
「 雲の上にお●ぱいを落としてる原因の物体が居るんだよ 」
「 えっ!?
雲の上に居るのかよ?
マジか? 」
「 あぁ。
偵察させた式神が見付けた。
そいつを祓えばお●ぱいも落ちて来なくなる筈だ 」
「 だけどさ、シュンシュン──ちゃんと祓えるのかよ?
このの化ば前け物ものみたいに倒せなかったら── 」
「 安心しろ!
こ百足ムカデのの化ば前け物ものみたいな戦略的撤退をしなくても良いい様ように封じられた力ちからを解放してもらったんだ! 」
「 えっ、マジかよ!?
良よく、セロが承諾したな~~ 」
「 フフン!
僕の交渉術を甘くみるなよ!
前は本来の力の10分ぶんの1も出せなかったけど、僕の決死の交渉で10分ぶんの1出せる様ようにしてもらったんだ!
どうだ、凄いだろう! 」
「 ……………………えぇ~~~~。
それで本ほん当とに大丈夫なのかよ……。
少ししか解放されてないんじゃ…… 」
「 馬鹿を言え!
大だい分ぶん違うんだぞ!
召喚する式神の力も上がって前より戦力UPアップするんだ! 」
「 ………………ま、まぁ……シュンシュンがそ・れ・で・良いいなら………………うん…… 」
「 外そとに式神を召喚したから飛び乗って、怪異退治だ! 」
「 お、おぅ! 」
マオと春しゅん麗れいはカフェの自動ドアから出ると鳥型がたの式神の背中に飛び乗る。
式神は春しゅん麗れいの指示に従い浮上すると雲の上を目指して飛び立つ。
上空から地上を見ると混沌カオスな状態になっている。
何なに事ごとかと見に来きた大勢の野次馬達が、吹き出している赤い液体を浴びると、みるみる内にお・●・ぱ・い・へ変わり果て、未まだお・●・ぱ・い・になっていない人間達を襲っている。
赤い液体を浴びるとドラム缶程ほどの大きさのお・●・ぱ・い・に変貌し、2つのお・●・ぱ・い・がスライムみたいにポヨンポヨンと動いて無事な人間達を襲っているのだ。
1つのお・●・ぱ・い・は赤い液体を撒き散らし、2つのお・●・ぱ・い・は人間を襲って取り込んでいる。
「 ひ……ひぇぇぇぇ~~~~。
随分と酷い惨状になってるな~~。
お●ぱいの悪夢に魘うなされそうな光景だよ…… 」
「 だけど、お●ぱいに襲われてる野郎おとこ共どもは心無しか嬉しそうに見えるがな… 」
「 た、確たしかに~~~~。
鼻の下を伸ばして嬉しそうにお・●・ぱ・い・へ飛び込んでる男も居いるな~~。
こんな状況でもお・●・ぱ・い・を恐れないで喜んで近ちか付づく輩やからも居いるんだな…… 」
「 逃げてるのは女や子供もばかりだ。
男はお・●・ぱ・い・の魅力に抗からがえないみたいだな 」
「 ………………なぁ、シュンシュン。
2つのお・●・ぱ・い・に挟まれて取り込まれた人間はど・う・な・る・んだろうな? 」
「 僕が知るか。
自分からお・●・ぱ・い・に駆け寄って飛び込む様ような馬鹿の事まで知るかよ 」
「 そだな~~ 」
「 マオ──、雲に入はいるぞ 」
「 おぅ!
──何なん度ど見ても雲海って凄いよな~~ 」
「 暢気だな。
これからお・●・ぱ・い・を落としてる怪異を退治するってのに! 」
「 あはははは~~。
だけどさ、オレは空そらを飛べないから空中戦は無理だぞ 」
「 安心しろ、空中戦が出来る式神を召喚してやる!
パワーアップした僕は一ひと味あじも二ふた味あじも違うんだ! 」
「 そういう事ならシュンシュンに任せるよ 」
「 ──駄目だぁ!
あのお・●・ぱ・い・、斬っても斬っても生はえて来くるぞ!
斬り落としたお・●・ぱ・い・は地上に落ちてくし──。
どうすりゃ良いいんだよぉ!! 」
「 マオ──、気を付けろ!
右のお・●・ぱ・い・が膨らんでる!
乳黄色の液体を出して来くるぞ、離れろ! 」
「 分かった! 」
マオがお・●・ぱ・い・から離れるとタプタプに乳房ちぶさを膨らませたお・●・ぱ・い・が乳白色の液体を勢い良よく噴射する。
乳白色の液体は空気に触ふれて乳黄色に変わり、地上へ降り注そそぐ。
「 シュンシュン、液体が吹き出してる間あいだは近ちか付づけないぞ。
どうするんだよ… 」
「 上で式神が本体を攻撃してる。
倒せるまで何なんとか粘れ!
乳黄色の液体を出し切ったお・●・ぱ・い・は萎しぼむだろ。
乳房ちぶさの中に丸い痼しこりが見えたんだ。
あれを真まっ二ぷたつに斬ってみろ 」
「 分かったよ。
萎しぼんだお・●・ぱ・い・の中に見える痼しこりだな!
やってみるよ 」
雲海の上に浮かんでいたのは巨大なお・●・ぱ・い・の集合体だった。
風船の様ように膨らんでいる無数のお・●・ぱ・い・が蠢うごめいており、乳首が下を向いた状態で雲海に浮かんでいた。
巨大過ぎて何ど処こから手を付けたら良いいのか分からず、取り敢えずマオはお・●・ぱ・い・を魔ま具ぐ刀とうで斬っていたのだ。
上にお・●・ぱ・い・の本体が居いる事を発見したのは偵察用の式神だ。
春しゅん麗れいは戦闘力の高い式神を数体、召喚すると本体を攻撃する指示を出した。
マオは魔ま具ぐ刀とうで萎しぼんだお・●・ぱ・い・の痼しこりを斬り、春しゅん麗れいは呪術と呪詛を掛け合わせた呪詛術で強化した式しき隷れいにお・●・ぱ・い・を攻撃させる。
強化した式しき隷れいがお・●・ぱ・い・を攻撃し、刺激を与える事で別のお・●・ぱ・い・が膨らみ出し、乳黄色の液体を吹き出すのだ。
「 ──大だい分ぶんお・●・ぱ・い・の数が減って来きたな~~!
萎しぼんだお・●・ぱ・い・の痼しこりを斬ると新しいお・●・ぱ・い・が生はえてこないから助かるよ! 」
「 本体も大だい分ぶん弱まって来きているみたいだ。
もうひと踏ん張りだ! 」
「 だな!
この調子でど・ん・ど・ん・お●ぱいの数を減らすぞ! 」
「 ──マオ、式神が本体を倒したぞ! 」
「 やったのか?!
漸ようやくかよ~~~~。
長かったぁ~~ 」
「 見ろよ、お●ぱいの集合体が消えて行くぞ 」
「 頑張ったな……。
シュンシュン、式しき隷れいが何なん体たいか駄目になっちゃたみたいだけど大丈夫なのか? 」
「 消滅してないから問題ない。
呪詛術を何なん度ども使うと疲れるな……。
調子に乗って少し無理をし過ぎたみたいだ… 」
「 式しき隷れいって強く出来るんだな~~ 」
「 フフン!
僕が編み出したんだぞ!
呪術と呪詛は似てるようで違うからな。
掛け合わせて使うのは難しいんだ。
これも本来の力の少し取り戻せたお蔭だ 」
「 お●ぱいの本体を倒せた訳だし、地上のお・●・ぱ・い・も消えてくれてると良いいんだけどな…… 」
「 マオ、地上へ戻るぞ 」
「 おぅ! 」
マオと春しゅん麗れいは鳥型がたの式神の背中に乗り、地上を目指す。
雲海を抜けると地上が見えて来くる。
無数のお・●・ぱ・い・を落とす本体を倒せた事で、「 やれやれ 」と思っていたマオと春しゅん麗れいだったが、地上の状態を目まの当たりにした2人の期待は見事に裏切られるのだった。
犯罪天国パラダイス都市・米●町──。
本日の天気は、晴れ時とき々どきお●ぱい。