⭕ お●ぱいがいっぱい 2
全裸にされてお●ぱいに連れ去られる男性達が頻発している町中をマオと春麗が仲良さ気に並んで歩いている。
「 昼間は至って普通なんだよな~~ 」
「 そうだな。
おい、マオ。
彼処のカフェに入るぞ! 」
「 はぁ~~?
何でだよ? 」
「 カップル限定じゃないと頼めないパフェが有るんだ!
僕は限定パフェが食べたい!
8月前だってのに夏本番みたいに陽射しも暑いしな 」
「 何でオレがシュンシュンとカップルしないといけないんだよ? 」
「 別に良いだろ!
限定パフェの為だ、我慢しろ!
お前だって限定パフェで熱を下げたいだろ~~ 」
「 オレはセロと食べたいけどな~~ 」
「 良いから来い! 」
春麗は自分より5cmだけ背の高いマオの腕に自分の腕を絡めると、パフェに向かって引っ張る。
マオは溜め息を吐きながら、カフェに入る事にした。
「 う~~ん♥️
涼しい室内で食べる限定パフェは最高だな~~♥️♥️ 」
「 そだな~~ 」
「 マオ、もっと美味そうに食えよ!
限定だぞ、げ・ん・て・い!! 」
「 パフェは美味いよ。
オレの前に座ってるのがシュンシュンじゃなくて、セロだったらもっと美味いだろうな──ってな 」
「 おい、僕に失礼だと思わないのか!
こんなに可愛い美少女を目の前にして限定パフェを食べれるんだぞ!
幸せだろうが! 」
「 ………………確かにシュンシュンは可愛いと思うけど、男じゃんか… 」
「 今の僕は性別反転中で美少女だぞ!
性別が女ならキノコン達に餌認定されないからな。
涎を垂らされなくて済むし! 」
「 確かにな~~……。
キノコンはシュンシュンを見ると涎を垂らして嬉しそうに見てるもんな~~ 」
向き合って他愛ない会話をしながら、限定パフェを食べているマオと春麗の様子は、傍からは初々しくて可愛いカップルに見えるらしく、窓側の席に座っているマオと春麗は、カフェの客寄せパンダと化していた。
「 ──ねぇ、アレって何かな?
丸いのが降って来てるね 」
「 桃かな~~? 」
「 桃のパフェが食べたくなって来ちゃったね~~ 」
窓側の席に座っている別の客が窓から外を見ながら楽しそうに話している。
「 桃だって?
こんなに天気が良いのに桃が空から降って来てるって? 」
「 空から落ちて来てる──の間違いだろ。
桃なんかどうでも良いんだよ 」
「 でもさ、何で桃が── 」
「 僕が知るかよ。
どっかで竜巻でも発生したんじゃないのか? 」
人通りの多い交差点には、大勢の人達が行き交っている。
営業回りのサラリーマンや買い物を楽しむ年配の女性達,夏休みで羽を伸ばしている学生達,子連れで外出している家族──様々な人達で賑わっていた。
そんな何時もと変わらない昼間に、空から丸い “ 何か ” が無数に落ちて来る。
ゆっくりフヨフヨと落ちて来る “ それ ” は桃に似ていたが桃では無かった。
プヨプヨ,ポヨポヨとしている “ それ ” は、健康的な人肌色をしていた。
弾力が有り、柔らかい。
誰かが「 “ お●ぱい ” だぁぁぁ!! 」と叫んだ。
数え切れない程の無数の “ おっぱい ” が空から次から次へと落ちて来る。
落ちたお●ぱいは、ポヨンポヨンと弾むと、ポインポインと弾みながら人々の通行を邪魔している。
お●ぱいに付いている突起物──乳首らしき場所から乳白色の液体が、ブシューーーと噴水の様に勢い良く吹き出し始めた。
乳白色の液体の正体は不明だが、通行人達の衣服を解かしていく。
人々はお●ぱいの乳首から吹き出している謎の液体を恐れ、近くの建物の中へ避難を始めた。
当然、マオと春麗が限定パフェを食べているカフェにも避難する人々が押し寄せて来たの言うまでもない。
「 ──な、何かさ、外は大変な事になってるな…… 」
「 んぅ~~~~♥️
限定パフェ最高だな~~♥️♥️ 」
「 シュンシュン、限定パフェを堪能してる場合じゃないよ!
あれってさ、胸じゃん?
胸が白い液体を撒き散らしてるけど?!
き……気持ち悪過ぎないかな?! 」
「 白い液体?? 」
「 そうだよ!
通行人が建物の中へ逃げ込んでるんだ 」
「 ふぅん。
僕は白い液体よりもバニラアイスが食べたいな。
マオ、バニラアイスパフェを奢ってくれよ 」
「 何でオレが奢らないといけないんだよ!
オレ、シュンシュンの彼氏じゃな──シュンシュン!! 」
「 何だよ。
お前、パフェ食べないなら寄越せよ。
僕が食べる! 」
「 シュンシュンの馬鹿!
パフェ処じゃないだろ!
外を見てみろよ!
謎の白い液体で濡れた人達が大変な事になってるんだよ!! 」
「 知るかよ!
今の僕はパフェの気分なんだ 」
「 シュンシュン!
今は窓の外を見ろよ!! 」
「 全く──。
耳元でキンキン声で叫ぶんじゃない!
僕の耳はデリケートなんだぞ 」
文句を言いながら春麗は窓に目を向け外の様子を見る。
窓の外では逃げ遅れて乳白色の液体を浴びた人達の衣服が溶け出し、身体にお●ぱいが浮き出て来ている様子が視界に入る。
身体中の彼此にお●ぱいが出て来る光景は異様だった。
男も女も子供も大人も老人も、逃げ遅れてしまった人達の身体はみるみる内に無数のお●ぱいに埋め尽くされてしまい、大きなお●ぱいに姿を変えてしまった。
空から落ちて来たお●ぱいはバイクのヘルメット程の大きさだったが、お●ぱいに変わってしまった人達──いや、お●ぱいはドラム式洗濯機程の大きさだった。
大きなお●ぱいは乳白色の液体を吹き出している小さなお●ぱいを取り込むと、乳首らしき場所から鮮血色の液体を勢い良く上空へ目掛けて吹き出し始めた。
「 ──な、何だよ、アレは!? 」
「 それはオレも聞きたい。
シュンシュン、これって帝呀の依頼とは様子が違うけど、関連有りそうだよな? 」
「 あ、あぁ……そうだな。
未だ昼間だってのに派手な事をしやがる… 」
「 ……………………お●ぱいがトラウマになりそうな光景だな…。
お●ぱいに変わった人達は元に戻せるのかな? 」
「 さてな。
僕にも分からん。
あの赤い液体は何なんだ?
あのお●ぱいは一体何をしたいんだ?? 」
「 シュンシュン、これってさ──、外に出ない方が良い状況── 」
「 きゃあぁぁぁぁぁぁッッッ~~~~!!
御客様が──、御客様がぁぁぁぁ!! 」
「 今度は何だよ! 」
「 外に居た人達が建物の中へ避難して来てたじゃん。
その人達なんじゃないか? 」
「 御客様、逃げてください!!
離れてください!
近付かないでくださいぃぃぃぃ!! 」
「 自動ドアの方からだよな?
行ってみるか? 」
「 現状を把握する必要があるな。
偵察用な式神を何体か飛ばす。
マオ、この御札を持って行け。
お●ぱいが襲って来たら貼るんだ! 」
「 分かったよ。
サンキューな 」
春麗から数枚の御札を受け取ったマオは、カフェの自動ドアへ走った。
「 たく……何で空からお●ぱいが落ちて来てるんだ?
僕が原因を突き止めてやる!! 」
春麗は偵察用の式神を用意すると窓の外へ飛ばした。
◎ 変更しました。
入り口 ─→ 自動ドア




