表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀ 夏のホラー 2023 参加作品  作者: 雪*苺
【 帰り道のカマイタチ 】
18/36

⭕ 噂のカマイタチ事件 1


たいいたって言う地図マップの場所はか?

  ほんで間違ってないんだろうなぁ!

  くそな地図マップきやがって──!!

  お仕置きしてやらないとな! 」


「 オレよりごころは有ると思うけどな~~。

  オレなんて、マントの絵をいたら “ 雑巾 ” って言われたぐらいだしさ 」


「 マオはセロフィートに絵のき方を学んで練習しとけ 」


が最初の被害現場だと思うよ。

  白いテープで死体の有った場所に貼られてるしな 」


「 そうみたいだな。

  飛び散った血の量は多そうだな 」


「 雨で流れなかったんだな~~。

  デッキブラシなんかでゴシゴシこすったりしたら落ちるんじゃないか? 」


「 どうだかな。

  事件が解決してない状態で血のあとを消せば、証拠隠滅ざいで逮捕されるんじゃないか? 」


は立ち入り禁止区域にはなってないが、ひとどおりが少ない。

  余程の恐怖しんとトラウマを通行人達へ植え付けた事件だったんだろうな 」


「 白いテープが貼られてるの1ヵ所だけじゃないもんな。

  1度に8人の犠牲者か。

  とどのつまり、この現場では8人分の首が持ち去れたまま行方知れずって事だよな 」


「 そうなるな 」


「 シュンシュン、これって大事件だよな!

  全部をあやかしの仕業にするのは違うと思うけどさ、これは人間の仕業とは言えないんじゃないかな? 」


「 怪異の仕業にしとかないと僕がガッポリ儲けれないだろうが!

  人間は原因不明な事は気味悪がって呪いだの祟りだのなんかの言い訳を付けたがるもんだ。

  その呪いだの祟りだのを起こしてる存在が怪異の仕業だと分かれば、人間は安堵するんだよ。

  あとは専門家に怪異を退治してもらえば万事解決するからな。

  同じ人間が犯人であるより、怪異が犯人であった方が人間は安心する生き物なのさ。

  その隙間を利用して稼がせてもらうのが、オカルト業界の専門家──僕みたいに怪異を相手にする業界人だ 」


「 胸を張って、ドヤがおで言う事じゃないよな~~ 」


いんだよ!

  此方こっち身体からだを張っていのちけで怪異の相手をするんだ!

  ドヤがおするぐらい大目に見ろよ 」


魔法マジックを使える人間がるなら、人間が犯人の可能性はあるけど、この日本って国には魔法マジックを使える人間なんてないもんな~~。

  やっぱりあやかし──怪異が犯人だと考えた方がいのかな? 」


よどみに取り込まれたあくりょうおんりょうりょう──、または集団の仕業か──って所だな。

  “ 魔法を使える ” って事ならセロフィートが該当するだろう。

  セロフィートも犯人候補にれないとな! 」


「 シュンシュン!

  勝手にセロを犯人候補にれるなよ!

  いく魔法マジックを使えるからって、セロが小規模な事件を起こす訳ないだろ!

  セロなら盛大に事件を起こすんだからな!

  犠牲者8人なんて少な過ぎる!

  オレのセロなら1度に1000人は狙うんだからな! 」


「 競うなよ…。

  セロフィートは保留にしといてやるから、落ち着け 」


「 お、おぅ… 」


「 異形の存在も候補にれないとな 」


「 シュンシュン、異形と怪異の違いってなんだ? 」


「 はぁ?

  今更かよ…。

  怪異ってのは、妖怪のたぐいの事だ。

  あやかし,ものとも呼ばれている。

  場合に依っては、霊的たぐいも含めて “ 怪異 ” と呼ぶ事もある。

  異形ってのは、おもにファンタジーっぽい外見をしているやからを指して呼ぶときに使われる。

  黒い翼を生やしたてんは怪異に分類されるが、白い翼を生やした天使みたいな外見をしたやからは異形に分類される。

  魔女,ペガサス,ユニコーン,グリフォン,ドラゴン,妖精,精霊,亜人種なんかのたぐいも異形に分類される 」


「 へぇ、じゃあさ、人間じゃないセロや人間をめたオレやシュンシュンも異形に分類されるんだ? 」


「 そうなるな。

  しき妖魔のげんしゅてんどうの孫のづるも異形に分類される事になるな 」


「 そうなんだな~~。

  あっ、じゃあさ、死神は怪異と異形のになるんだ? 」


「 死神は異形だな。

  怪異のたぐいが存在する世界だ。

  異形のたぐいが存在してもないだろ 」


たしかにそうかも…… 」


「 エクソシストと呼ばれる悪魔ばらい師という職業も有るぐらいだからな 」


「 シュンシュン、ふつだって、エクソシストなんだろ?

  悪魔ばらい師とふつの違いってなんだ? 」


「 おぃおぃ、それもかよ。

  ほんに今更だな!

  悪魔ばらい師ってのはおもに、人間に取りいて悪さをする悪魔をはらう専門家だ。

  悪霊をはらう為ののうりょくが高いと、あくりょうおんりょうりょうたぐいも祓う事が出来るようになる。

  悪魔ばらい師になる為には、教会に所属して神父になる為の試験を受ける必要がある。

  神父になる資格を得たあと、洗礼を受けるんだ。

  現役悪魔ばらい師の弟子となり、悪魔ばらい師になる為の修行を最低でも5年する。

  悪魔ばらい師の資格を得る為の試験に合格したら、免許を発行してもらえる。

  悪魔ばらい師の免許を得て、師匠から独立したら、1人前の神父として活動が出来るようになる。

  悪魔ばらい師が悪魔をはらう力は、“ キセキ ” と呼ばれているんだ 」


「 へぇ~~。

  教会の神父が悪魔ばらいをするんだな~~。

  じゃあさ、ふつ? 」


ふつは神道系と佛道系に分かれる。

  はらうのはおもに怪異のたぐいだ。

  異形のたぐいははらえないからな 」


「 そうなんだ。

  神道系と佛道系のふつってなにが違うんだ? 」


「 服装が違うな。

  神道系のふつは神主や巫女の衣装を着てるが、佛道系のふつにょほうの上に袈裟を付けてるからぐ見分けられるさ 」


「 ふぅん?

  陰陽師は神道系なんだよな?

  ふつとの違いってなんだ? 」


「 それもかよ…。

  ふつは陰陽術を使えないし、怪異のたぐいを使役する事が出来ないんだ。

  式神を呼び出す事も出来ないな。

  ふつは戦闘向きじゃないし、最前線で戦う事は先ずしない。

  後方支援をする事が一般的だな。

  中には例外な奴もようだがな 」


「 そうなんだ。

  ついでにさ、ふつはらってなにが違うんだ? 」


「 それもかよ… 」


「 頼むよ、シュンシュン 」


はらってのは神道系にも佛道系にも属してないやからを言うんだ。

  ふつわば、公式に公認されてるエリートだ。

  そうだな──、国家公務員ではないが、準国家公務員だと考えればい。

  はらは独学の成り上がりだ。

  独立した自営業者と思えばい。

  依頼料ははらの方が良心的で安い事もあって、一般市民ははらに依頼をするのが一般的だな。

  ふつの依頼料は高いから企業側が依頼する事が多い。

  菩提寺のある檀家なら “ 檀家割引き ” が適用されて多少は安くなるもんだ 」


「 へぇ~~ 」


「 前にも話したが、はらの中には、怪異をはらったように見せ掛けて別のうつわに移してにも “ はらった ” と言って依頼人を騙すやからる。

  はらに関しては100%信用しない方がい 」


「 でもさ、一般人には分からないんだろ?

  信じちゃうよな~~ 」


「 カモられたいなら好きなだけ信じればいさ。

  僕の知ったこっちゃない 」


「 そう言う薄情な所はセロと似てるよな 」


「 はぁ?

  めろよ!

  ──とっとと次の現場に行くぞ! 」


「 次の現場は──、から距離が離れてるな。

  結構、とおいな 」


「 転移陣を使うんだ。

  大した距離じゃない。

  行くぞ! 」


「 おぅ! 」


 しゅんれいは陰陽術を使い転移陣を発動させる。

 事件現場からマオとしゅんれいの姿が消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ