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☀ 夏のホラー 2023 参加作品  作者: 雪*苺
【 帰り道のカマイタチ 】
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✒ 刑事からの依頼


「 えぇと──、曇りぞらゆうどきになると “ 帰り道 ” で人が正体不明の “ なにか ” に襲われて身体からだじゅうが切り刻まれる原因不明の事件が勃発してるんだってさ 」


「 うわぁ~~~~。

  なんか怖いですね… 」


「 被害者に共通点は無くて、老若男女,世代を問わず見境なく襲われてるらしいぞ 」


「 あのなぁ、そんなの妖怪のカマイタチだろうが!

  カネにならない依頼を受けるな! 」


「 でもさ、必ず首だけが持ち去られてるみたいなんだ。

  妖怪のカマイタチってさ、首を持ち去ったりするのか? 」


「 知るかよ、そんなの。

  しかし、妙な話ではあるな。

  カマイタチに襲われたとしても致命傷にはならないし、死ぬ事も無い筈だ 」


「 じゃあ、カマイタチの仕業じゃないんじゃないか?

  カマイタチの仕業に見せ掛けた卑劣な犯行って事になる。

  シュンシュンの出番じゃないのか? 」


「 気が進まないねぇ… 」


「 そう言うなよ、シュンシュン。

  たいから事件が起きてる場所が書かれてれる紙も渡されてるんだ 」


なんで普通に受け取ってるんだよ… 」


たいは凄いよ。

  オカルト事件専用の部署を立ち上げてさ、リーダーしてるんだぞ。

  依頼をくれる常連じゃないか 」


「 出世する為に利用されてるだけだ。

  僕の奴隷の分際でぶとい奴だよ 」


ぶとい神経じゃないとシュンシュンの奴隷は務まらないんじゃないのか? 」


しゅんれい様、解決してあげないんですか?

  いっぱい人が襲われてるんですよね? 」


「 そうだな。

  安い依頼料じゃあ、僕は受けないぞ 」


「 シュンシュン~~。

  新しい怪奇グッズで儲けてるじゃんか。

  受けてやろうよ。

  すうじゅうねんあいだ “ 帰り道 ” に被害に遭う怪奇事件が多いじゃん。

  なんか繋がりがあったりするんじゃないかな?

  【 カゲノウ君 】とか【 サミィちゃん 】とか【 チャイム 】とかさ──、共通してるのは “ 帰り道 ” だろ。

  シュンシュン、なんで “ 帰り道 ” に怪奇事件が頻発するのか調べてみようよ!

  そのついでにさ、たいの依頼の真相も調べたらいじゃん 」


「 マオ……。

  僕に怪奇事件の真相を解明する気はさら(さら)ない!

  怪奇事件は怪異のたぐいが起こしているんだ。

  それでいじゃないか。

  多少は不明な事がないと詰まらないぞ 」


しゅんれい様、興味なさそうだね 」


「 じゃあ、これはどうだよ。

  “ 帰り道 ” に宙に浮いて追い掛けてる無数のお●ぱい──とか 」


「 無数のお●ぱい??

  ねぇねぇ、お●ぱいってお●ぱい??

  女の人の胸に付いてるお●ぱい?? 」


かず……お前、凄い食い付きようだな… 」


「 僕、柔らかくてお●ぱい好きだよ~♥️

  しゅんれい様のお●ぱいはないよね。

  なんないの? 」


かずは、お子ちゃまだな。

  いか、胸ってのはデカけりゃいってもんじゃないんだ。

  無駄にデカいと動くときに邪魔になるんだ。

  なんでもほど(ほど)が丁度いんだぞ。

  僕はもとが男だからな、膨らんだ胸は邪魔でしかないんだ。

  今の半分でもいぐらいだ! 」


「 え…………。

  しゅんれい様、それ以上お●ぱいが小さくなったら掴めないし揉めないよ? 」


「 はぁ?

  (かず)()なに言ってんだ?

  掴みもしないし揉みもしないぞ 」


「 えっ!?

  そうなの!?

  でもでも、アニメではお姉さん同士で楽しそうに、お●ぱいを揉み合ってるよ 」


(かず)()だ12歳だろ。

  なん如何いかがわしいアニメを見てるんだよ… 」


「 僕もう22歳だよ、しゅんれい様。

  20歳(ハタチ)を過ぎた大人だよ~ 」


「 そうだったな…。

  すっかり見た目に騙されて忘れてたよ 」


「 オレ達も同じじゃん。

  外見年齢は未成年だけど、実年齢は3000歳以上生きしてるジジイだろ? 」


「 ジジイって言うな!

  たしかに人間から見たらジジイになるんだろうが、僕の精神年齢は15歳だ! 」


「 オレだって精神年齢は16歳だよ 」


「 僕は12歳だね! 」


なん12歳なんだ。

  わいがないな 」


「 シュンシュンだって十分だろ? 」


「 はぁ?

  僕のって言うんだ!

  言ってみろ! 」


しゅんれい様、帰り道のお●ぱい事件を調べようよ。

  僕、宙に浮いて追い掛けてるお●ぱいみた~~い! 」


なん卑猥ひわいな依頼を受けなきゃならないんだよ…。

  カマイタチの方がマシだ 」


「 えぇ~~~~お●ぱいがいよぉ~~ 」


(かず)()へ会いに行って過ごしてろ!

  仕事には同行させない 」


「 えぇ~~~~ 」


「 お●ぱい事件なんかより、後先短いと時間を共有してる方が大事だろ。

  (かず)()だって分かってるだろ 」


かず、セロが用意してくれた〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉は戦闘用じゃないから危ない事には向かないんだ。

  あやかしがらみの事件は危険がともなうから同行はさせられないよ。

  かずは戦えないしな 」


「 …………は~~い……。

  じゃあ、動画をっててください!

  僕、見たいです! 」


「 動画ぁ~~?

  スマホ(スマートフォン)れるかなぁ? 」


「 心霊写真が稀にれるんだ。

  運がければうつるだろう。

  期待はするなよ 」


「 は~~~~い♪ 」


「 じゃあ、依頼を受けるって事でたいに連絡しとくな!

  シュンシュン、 スマホ(スマートフォン)貸してくれよ 」


「 いい加減、自分用の スマホ(スマートフォン)を持てよ! 」


「 自宅に忘れてたちゃったんだよ、仕方無いだろ~~ 」


「 ちゃんと携帯しろ、馬鹿! 」


 マオはしゅんれいから スマホ(スマートフォン)を借りると、付き合いの長いたいへ連絡をれた。

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