第9話 4人兄弟の告白
乙女崎大豪邸。
「え〜。まだ何もしてないですう〜」
催眠術をかけただろう。
デレフォンは、駆けつけた婦警さんに捕まる。
エスパー規制法で、逮捕だ。
この国には、エスパー規制法なんてあるのだ。
デレフォンの危機は去った。
広間。
「ダン兄さん。サク。ムカヒ。ありがとうございます」
メグミくんは、兄弟に頭を下げた。
「ワタシもデレラちゃんが好きだからね。当然だよ」
「ボクもデレラちゃんのためなら、いくらでも頑張るよ」
「オレのデレラちゃんやからな。守って当然や」
兄弟は、それぞれ、デレラへの想いがあった。
「デート計画、楽しかったよ」
三男サクくん。
「ゲーム計画、楽しんでくれてうれしかったで」
四男ムカヒくん。
「ワタシはね。栄養ゼリーをプレゼントして、とても満足しているよ」
長男ダンくん。
第9話 4人兄弟の告白
一番手。
「三男。雪堂サク。告白するよ」
皆んなに幸せを振りまくのが理想の明るい男の子。
お話し上手で、出会ったばかりのデレラと、これからもたくさんお話をしたい。
「ボクは、キミを明るい未来に導いてあげる」
メグミくんとの仲。
絶対、応援する。絶対、一緒にいさせる。
「だから、また三人でデートしようね」
サクくんは、ウインクした。
二番手。
「四男。雪堂ムカヒ。告白するで」
お笑いで大阪弁をおぼえた、お笑い大好き男の子。
面白い話をして、笑ってほしい。女の娘の笑っている顔が一番大好き。
「オレが、ずっと笑顔にしたるからな」
メグミくんと笑い合う。
絶対、可愛い。可愛い女の娘が見たい。
「どんどん、面白いゲームやろうな」
ムカヒくんは、ガッツポーズを取った。
三番手。
「長男。雪堂ダン。告白しよう」
大人びた良識者。優雅で、気が利く男の子。
メグミくんとの仲を、婚約から、結婚まで導いて、見届けたいと思っている。
「栄養補給も取っていこう」
メグミくんと健康的な生活を心がけて欲しい。
絶対、素敵な生活を送れるから。
「ワタシたち兄弟は、キミを好きみたいだ」
まとめると、そういうこと。
他の兄弟も、皆んなデレラが大好きだ。
「メグミ兄貴。決めてや」
「メグミ兄貴。頑張れ」
「メグミ。言ってくれ」
兄弟に押され、メグミくんがデレラの前に立つ。
スーツ姿。手に一輪のバラ。
「デレラちゃん。待たせてすみません」
メグミくんが着替えてる間、兄弟が告白をしていたのだ。
「…メグミくん。カッコいいですの」
見惚れてしまうデレラ。
そのデレラに、一輪のバラを差し出す。
「デレラちゃん。僕と結婚を前提に、お付き合いしてください。婚約してください」
精一杯の、全身全霊の気持ちで告白した。
きちんとした、お付き合い。結婚前提の婚約。
それを、今、確実に伝えた。
「…」
デレラは、考えてしまう。
もっと、早く言って欲しかった。
子供の頃から、近くに、知り合いでいたかった。
“幼なじみ”が良かった。
「これから、僕に全て伝えてくれるとうれしいです」
これから、しかない。
積み重ねていくしかない。
「…お受けするですの」
デレラは、受け入れる。
この優しい男の子なら、きっとデレラの気持ちを理解して、全て共有していけるだろう。




