第16話「とっとと答え出せハムレット太郎」
生きるべきか死ぬべきか、それが問題なのだ(ひまわりの種をかじる音)
あのさ、ここに来て人物の設定に取りかかってみようと思うんだけど、いいかな?
いつまでも書き方にこだわってないで書き出さないとな!
俺、ハルフェイド=ナスト!
魔神の力を秘めたアルガニア国に住む20歳の青年さ!
俺の憧れのあの子がそのアルガニアの魔神に惚れられて困ってるらしい!
なんてことだ畜生!この国の守護神だからって年を考えず若い子に下半身おったてていいはずがねえ!
待ってろお前に似合う地獄の女王を探し出してきてやるからそれで我慢しろ!
ってなんだよ!あの子が家出した!?しかも王宮魔女のラタイアも一緒で!?
そして魔神の奴が追っ手を差し向けて…いったいどうなってんだよ!
でもほっとけねぇし、諦めねぇし!
ここはよ!王国一の恋禁術師(童貞に使える魔法の一種)の俺が何とかしてやるって話だぜ!
すいませんもういいですか…ファンタジーは苦手だよよよ…
どうもね何だろう、騎士とか剣とか魔王とかね
好きではあるんだけど好きゆえに書けない、みたいな
ゲーム経由だとなんかなにかがオミット(省略)されてません?
やっぱ指輪物語とかエルリックサーガとか読んだ方がいいかしら…
思い付くにしてもこういう勢いだけのネタになるしなぁ…俺こういうのしか書けないのかな…
ネタをやることに慣れすぎた脳に小説はやはり厳しいな…
でも小説の肝は会話だよ会話
会話の妙ならまかせとけ
きっとどこからでも小説は書けるさ
普通の会話
♂「結婚してほしい」
♀「いいわよ」
小説的会話
♂「結婚しよう」
♀「初対面ですよ」
やっぱネタじゃねぇか!俺はなぜ肝心な時にこうなんだ!
ネタに走る俺の足よ腐れ!折れろ!でもホントにそうなったら困る!
やっぱ小説読んで話を読むより登場人物の生き方を確かめまくるしかないなこれ
人物の生き方こそがストーリーなんだと




