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その5:傷と侵攻

6歳と11月、貰った試練は、初めての魔法だった。

この世界は、どうやら魔法は拡散してしまう物だった。

しかし、どうも周りと違う。傷痕がほのかに光り、僕の魔法は拡散しない、、


僕のお腹の傷痕が、ほのかに光っていた。


「お前、、、どうしたんだそれは、、」

それを知りたいのは僕の方だった、どういう事か僕の魔法はやけに飛ぶのだ。


「私も確かに見た、余計な魔力がこの痕を通して、、る?」

セリアスも不思議そうに、僕の傷痕を近寄って眺めていた。


その時だった。


「おい!!!!!聞いてくれ!!!!隣国が落ちた!!!この領にも侵攻してる話が入ったらしい!!」

男性が練習場に、駆け込んでくる。


「それは本当か!?」

ジーアスがその男に詰め寄る、非常事態のようだ。


「聞いた話だが、ここから200kmもしない所で抗争があった」

「200km、、4日もあればここまで来るか、、」

「監視兵によると、魔物の大部分はまだそこに留まってる、だから10日程は余裕があるはずだ」


魔物との抗争、攻撃魔法が発明されている以上、用途ある、そう言う事だった。


「いいか、クライネとセリアス、俺は一旦情報を貰ってくる、一度家に戻ってくれ」

「分かったわ、付いてきなさいクライネ、家に戻るわよ」

母は、僕の腕を優しく引く、その力とは裏腹に、顔はとても強張ってた、不安そうだった。


「母さん、大丈夫?」

僕は、心配してあげる事くらいしか出来なかった。


「えぇ、大丈夫よクライン、抗争なんて滅多に起こらない事だったから、、」

「滅多に?」

「ここ30年くらいは、起こってなかったかもしれないわね、、」

比較的ここは、戦いには無縁だったらしく30年前も70年ぶりの抗争だったらしい。


僕とセリアスは、一度家へと戻ってきた。

ジーアスは、中央部に存在する、国民への情報板を確認しに行ったらしい。


二人で向かい合って椅子に座った。


「母さん、魔物について聞いても良いですか?僕も気になります」

「そうね、、貴方も無縁じゃないかもしれないから、、」

そうして、母は魔物について教えてくれた。


「まず、国は7つの領に分かれてて、それぞれに役割と特徴があるの」

「私達の国なら、今居る、住居区域フィレアス領とか、治癒医療区域ワインズ領とかね」


「でも、一つだけ特別な場所があってね」

「特別な場所、ですか?」

「トール領」


トール領、魔力を貯め込む事が出来る場所だった。


各国にはトール領の様な場所があり、地脈が走る場所に国を建て、貯め込む場所が出来る。

魔力は、研究にも利用出来るし、魔法も地脈から長く離れていると、発動すら出来なくなってしまう。

魔力を持つ人は、魔力が枯渇してしまうと、生命にも影響が出てしまう。

生活の安定にも必要不可欠だった、地脈から水は出来る。


「でも、野良の魔物は、地脈から離れて群れを成しているの」

「離れて、、母さん人は、何日程で魔力切れを起こすのですか?」

「3月もすれば、魔力切れを起こして、、亡くなってしまう」


魔物はこの、魔力を求めて定期的に、領地を強襲しているらしい。

洞窟で襲ってきたグラ、と言うのも魔物の一種だったのだろうか。

向こうも生きる事に必死だ、単純に人を襲う事をあるらしいが、主な目的はそう言う事だろう。


「でも、母さん、そいつら一つ地脈を奪えば、その他の領地を奪う必要なんてないんじゃないですか?」

そう、地脈が一つあれば生きていけるのだ、ならば、その領地で過ごしていけば良いではないか。

別に、他の領地を襲って負傷するまでのリスクを負う程ではない。


「魔物の一部は、知力があるの。侵略してるだけ、膨大な魔力を欲してるだけ。」

ギッと正面を睨み、表情を歪ませる。ここまでの顔、初めて見た。優しい母がここまでの顔をしている。


魔物に地脈を強奪され、領地を追いやられ、生きていけない。そうなってはおしまいだ。

しまいには、知力のある魔物のせいで、地脈がそいつらの気分によって奪われる。


すると、家にジーアスが戻ってきた。勢いよくバン!!!!っとドアを開ける。


「大変だ!!!今回の侵攻は、ペルゲンガーが主導らしい!!!」

「ペルゲンガー、、っ、五引の、、」


五引《ごいん》。魔物を引き連れる主導ら達の中でも、特に危険視されている、五人組。

そう、ジーアスが教えてくれた。


「ペルゲンガー、四番目の武術の魔物」

ぼそっとつぶやく、ジーアス。僕の顔を見ている、何とか不安にしまいと、顔には出さない様に気を付けているようだ。


「という事は、、今回の侵攻は侵略が目的、、」

セリアスが、ふるふると口を震わせながら話す。


「あぁ、その可能性が高い」

侵略までには、もうしばしの時間がかかるだた、来るのは確実だ。

現に、もう既に一部の魔物が偵察に来ている、と言う報告があがっているそうだ。


その夜、僕は7歳になった。

五番目楽しく書きました。難しいですね。

完結するまで30話とか50話とかかかっちゃいそうです。


お付き合いお願いしますね。

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― 新着の感想 ―
ジーアス(父)とセリアス(母)はいつ結婚したのですか? 便宜的に僕(クライネ)に父と母と呼ばせてるだけでしょうか? 僕を拾ってから、そのあたりの説明がここまでなされてないので困惑してます。 後から描写…
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