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『リ・バース』第二部 第14話 Hǫfuð⑦

  ⑦ ライガ・アンバース


「さて……と」

 獅子宮(リーオー)の地下牢に監禁されたライガの元に現れたドーデムは、持参した小型の椅子(ストール)にどかりと腰を下ろし、こちらを睨み下ろしてきた。そのまま視線を動かさず、こちらの(うなじ)に剣先を突き付けているティラコ・ボルヒエナに向かって「ライガと二人だけで話す」と言った。

「貴公には、下がっていて貰おう」

「二人きりになるのは危険です、ドーデム様」

 ファタリテの指導教官は、かつては自らの教え子だったドーデムに(へりくだ)った態度を取った。

「この部屋からはまだ、魔素(エアル)霊魂(アニマ)も除去しておりません」

「構わん。それを言うのであれば、これから天秤宮(ライブラ)に移動する道中もそうだ。こいつに何かをする気があるのなら、とうにやっている」

 ドーデムは微かに視線を動かし、「そうだろう?」と言ってきた。

「しかし……」

「私の言う事が聴けないのか、ボルヒエナ?」

 彼が脅しつけるような声色で言って始めて、ボルヒエナはライガの首筋から剣を外した。その剣は、ドーデムの執務室でライガが正体を暴かれ、ここまで連行されて来る間から、ずっと項に突き付けられたままだった。

 ボルヒエナは一礼すると、ドーデムの入って来た扉から静かに立ち去った。ライガは、やや皮肉っぽく口角を上げる。

「そういうところは、信用してくれているんだな」

変身術(ディスガイズ)を使え、ライガ」

 ドーデムは言い、器用に足を組んだ。「その姿のままでそういう顔をされると、ムカつくガキを相手にしているような気分になる」

 ライガは、変身後も頰に刻まれた烙印(ダブルクロス)が消えない事を確かめられた後、本来の肉体の姿であるガラルに戻っていた。

 肩を竦め、生前の自分の姿に変じると、ドーデムが無言でさっと指先を振った。改めて、胴が拘束術(リストリンゲレ)霊力(オーラ)の輪によって巻き締められる。ドーデムはこちらの顔をしげしげと眺めた後、

「君の姿は、その年齢のままで止まっているんだな」

 と、しみじみと呟くように言った。

「二十三と二十九じゃ、そこまで大きくは変わらないだろう?」

 ライガは言ったが、ドーデムは(かぶり)を振った。

「変わるさ。僕たちは、いつまでも『若者』ではいられなかったんだ」

 彼は言うと、やや口を噤んだ。ライガは、立場的にこちらから質問をしてもいいものなのだろうか、と少々躊躇ったが、結局尋ねる事にした。

「リクトは? あいつの事も捕まえたのか?」

「ああ。別室でセルに──エッガに見張らせている。本当であれば僕たちファタリテには逮捕権はないんだが、これも現行犯というのかな? それに、今はフェートに引き渡す訳にも行かないからな」

 ドーデムは芝居がかった仕草で、さも悲しいというかのように首を振る。「いやはや……今を時めくカリスマ、騎士たちの規矩たる聖光士(バロラント)醜聞(スキャンダル)とはねえ」

「俺は一応、ちゃんと()()からの命令書を持っていたぜ」

 本気で抵抗する気ではない、という事を示すべく、ライガはわざと「リィズ」ではなく「陛下」という他人行儀な言葉を使った。しかしそこで、ドーデムの口元にははっきりと嗤笑が表れた。

「不法侵入などという些末な事を取り沙汰しているのではない。ライガ、君が生きているという事自体が、僕を含め多くの人々にとっては大いなる罪なんだよ」

 口調こそ、試験で満点を取った子供のようでありながら、その奥底にはやはり昏い憎しみの炎が燃えていた。

 こちらが何も言わないでいると、ドーデムは「心配するな」と言った。

「本当は、取り調べも僕がしたいところなんだけどね。君の罪という罪を丸裸に暴いて、ゼムンや匍匐獅子(カメレオン)たちがどれだけの苦しみを味わったのかを、その身を以て思い知って貰わねば気が済まない。けれど、ちょっと遅かったな。テレサ様に止められてしまったよ」

 彼は、ライガの眼前に自身のHMEを突き付けながら言った。

「直接送信して来たのはジブリ公だけれど。君とリクトの身柄を、天秤宮(ライブラ)に引き渡せって。持つべきものは友達だな、やっぱり」

「拒否しないのか?」

「そしたら、罪に問われるのは僕の方だ。けどまあ、とりあえずは安心していいんじゃないか。この期に及んでシアリーズ女王が君たちへの依怙(えこ)贔屓(ひいき)を続けようとされるのなら、宜しい、僕にも考えがある」

「リィズは、そんな事しないよ」

「けど、すぐに裁判沙汰にもしないはずだ。先帝や莞根士(ラーディッシュ)のように、どうにかして理由をこじつけつつね。それでいいんだ、それが君やリクトを、じわじわと断崖に追い込んで行く」

「その前に、事件は終わる」

 ライガは断言したが、内心では、そうであってくれ、という希望の方が確信に(まさ)っていた。

「ボルヒエナが言っていたぞ。リクトが、宝瓶宮(サダルメリク)聖体(エウカリスト)の頭部を見つけたって。お前はそれを、リィズたちに提出するって言ったらしいな。立場上、そうしなきゃならないから」

 ドーデムは冷笑したまま「いいや」と否定した。

「事件は終わらない。これだけは、確信を持って言える」

 どうしてだ、と尋ねようとし、ライガはすぐに気付いて唇を噛んだ。

「『右手(デクステラ)』か……やっぱりお前がフォースタスに、フェート騎士団から奪還するように命じたんだな?」

「ああ、そうだ。しかも、この獅子宮(リーオー)をぶっ潰したところで見つからない」

「どういう事だよ?」

「君たちじゃどうか分からないが、シアリーズ陛下にはまず思いつきもしないであろう場所に隠したからさ。僕には、心強い味方が居るのだから」

「そんな事、はっきり言っていいのか?」

「いいんだよ。君は、もう証言の機会なんかなくなる。テレサ様たちも、明らかに僕がハントに命令した事は分かっていらっしゃるんだ。でも、証拠がないから捕まえられないって事さ。それに……ライガ、たとえ君に(おおやけ)の場で証言する機会があったとしても、もう君の言う事なんか誰も信じはしないだろう」

「………」

 矢に変えて撃ち込んでくるかのようなドーデムの言葉の数々に、ライガは牴牾(ていご)と苛立ちを募らせながらも反論は出来なかった。その通りだ、と思えるような言葉ばかりだったからだ。

 自分とリクトでは、彼から「右手(デクステラ)」を引き渡して貰う事はもう出来ない。後の事はシアリーズたちや騎士見習いの二人、カルマ騎士団に任せるか、フォースタスが口を割るのを待つしかない。

 シアリーズからの命令書は焼き捨てられたが、再発行して貰えれば、エロイスたちに獅子宮(リーオー)の捜索を引き継いで貰う事は出来る。途方もない作業になるだろうが、虱潰しに探せばいつかは見つかるだろう。人海戦術(マンパワー)を用いれば、恐らくは自分やリクトに関する──ドーデムの言葉を借りるのであれば「醜聞(スキャンダル)」を、シアリーズやテレサ先帝妃が抑えていられるうちに。

 しかし──先程のドーデムの自信は何だったのだろう? シアリーズに思いつきもしない場所とは? 獅子宮(リーオー)には「右手(デクステラ)」は隠されていないという事だろうか。聖体(エウカリスト)が破壊不能である事は言わずもがなだが……

「……ドーデム、お前は」

 ライガは、(かろ)うじて言葉を紡いだ。

「この城の中で、死霊化者が悪意を持って動いているかもしれないという事について何も思わないのか? 放置すれば、お前の身近な人たちだって大勢が犠牲になるかもしれないんだぞ。お前の父親のナサニエル元老長だって、嵌められた事は明らかじゃないか──」

「父の事は言うな、ライガ・アンバース!」

 突然、ドーデムが声を荒げて立ち上がり、こちらの言葉を遮った。

 それまで、こちらを甚振るような余裕を見せていた──表面上の事であり、内心では相当直接的な暴力への衝動を堪えていたには違いないが──彼の怒声に、ライガはびくりと背筋を硬直させる。

 恐る恐る彼の顔を見上げると、彼の表情は今にも泣き出しそうになっているように見えた。

「僕が聖体(エウカリスト)などを持って来たばかりに、父上は()()()()()()()()。今のオルフェであれば、父上をどうにでも処分出来てしまう。それなのに父上は、僕の事を庇おうとして……だから、僕はせめて、父上のこの件を無駄にはしない。最大限に利用して打ち勝ってやる」

「打ち勝つ? 誰に……?」

 ライガは、突如豹変した彼の様子に呆気に取られ、そう呟く事しか出来ない。ドーデムは右手で顔の半分を押さえると、口元に昏い笑みを湛えながらこちらを見下ろしてきた。

 陰になっている顎の辺りに、釉薬(エナメル)を塗ったかの如きてらてらとした輝きが見て取れた。それは汗か、それとも涙の痕だろうか──。

「運命にだ。ライガ、当然君も、その中には含まれているのだぞ。……そうだ、ライガ・アンバース、君は昔から──隕命君主(ロアデモート)と呼ばれるようになる以前から、僕個人にとっては大いなる不幸であり、呪いだった。

 死霊化者が悪意を持って動いている? それを、何も思わないのかだって? 君にそのような事を言う資格はないな、ライガ。この際だから言うが、僕が『右手(デクステラ)』の事を隠したのは君を罠に掛ける為だった。女王やリクトの特権で、大きな顔をしてこの城をのさばり歩けている君の化けの皮を剝いでやる為にな。そうさ、元はといえば父上が囚われたのだって、僕のせいじゃない。城の中に死霊化者が居るかもしれないのも、あの『(スカー)』とかいう訳の分からない連中が現れるようになったのも、君がそれまでの死霊化術というものの概念を大きく変化させてしまったからだ。使えば世界を破滅に導くかもしれない力を、使えば絶対的な勝利をもたらす力へと従説(パラダイム)を変えてしまった」

 ドーデムの糾弾を受けながら、ライガはまたしても、自分がネイピアの村で復活した夜に「(アラクラン)」のフー・ダ・ニットから言われた言葉を脳裏にフラッシュバックさせる。最早、一種の強迫観念(オブセッション)となっているのかもしれない。

 ──お前の力は強すぎた、お前はやりすぎた!

 ──禁秘を解いてしまったのだ!

 それでも何故、自分は死霊化術を使い続けるのか。復活してから幾度も自問を繰り返した事が、また脳裏に浮かぶ。

 全て、自分のせい。ドーデムの事を咎める資格はない。しかし、では危機を憂える事も、許されないのだろうか。自分に端を発した死霊化術のパラダイムシフトが目下の事件を招いたのなら、それが行き着くところまで行き着いてしまうのを、ただ傍観する事しか許されないというのか。

「……ドーデム、ごめん」

 ライガは、絞り出すようにそう言った。

「確かに全部、俺から始まった事だ。俺は匍匐獅子(カメレオン)や多くの人を傷つけて、人生を目茶苦茶にして──死んだ後も、世界に禍根を残した」

 実際には、それだけではない。ウカノフとヘルガクヴィーダは、自分が現れていなかったとしても、旧王朝の再興を目的に「(スカー)」を利用した計画を動かしていた事だろう。

 だが、ライガはあえてその事は口にしなかった。

「けどな、ドーデム。悪いけど、俺はお前に負ける訳には──死ぬ訳には行かないんだ。ちゃんと生きるって、リクトと約束しちまった。俺が復活したのは何の為だったのか、ずっと考えていたから」

宿命主義(フェイタリズム)か」

 ドーデムはせせら笑う。

「そんな意味を、君が考えられるものか。答えは明白だ、赤峨王(クレイモア)が、ジフト再興の為にその力を利用しようとしたからだ。それ以外の役割などない」

「そうだけど、そうじゃないんだ」

 ライガは根気強く言う。

「お前と同じ事だ。どうしてもやらなきゃいけない事は、俺にだってある。だから俺は、お前に抵抗する。お前の目的は遂げさせない」

「……っ!」

 ドーデムは矢庭(やにわ)に椅子を蹴り、こちらの襟首に掴み掛かってきた。憤怒の形相で喉笛に左手を掛け、絞め上げようとしながら右手で曲刀(シミター)ヴィルベルヴィントを抜く。その流金色(クイックゴールド)(やいば)の切っ先が、微かに首の皮を引っ掻いて痒みにも似た出血の感覚を生ぜしめた。

 シアリーズから、自分とリクトの身柄は天秤宮(ライブラ)に引き渡すようにという命令を受け取った、と彼は言っていた。それに背馳してでもこちらを殺すつもりなのか、という考えがちらりと()ぎる。

 ライガは、息を詰めたまま彼の顔を見つめた。決して、目を逸らす事はせずに。

 ドーデムは一瞬、圧を感じたかのように顔を歪め、目尻に皺を生じたが、すぐに負けまいとするかのように見つめ返してくる。

 そのまま、一秒、二秒、三秒……と経過した。

 啖呵を切ったばかりに、そのまま突き殺されてもいいとは思わなかった。引き締めた顔の裏で、ライガは懸命に暴れ出そうとする死への恐怖に抗う。

 しかし、ドーデムは数秒の後、ゆっくりと愛剣を下ろした。

 手がぱっと放され、ライガは前にのめり込みそうになる。押し潰されかけていた気道が開き、激しく咳き込んでしまった。

「……精々、そのまま虚勢を張っていればいい」

 ドーデムは、ヴィルベルヴィントを鞘に戻しつつ吐き捨てた。

「事実は一つだけだ。このままでは君は、どれだけ強がろうとも時間によって自然に殺される。安心しろ、君とリクト・レボルンスが処刑された後で、『右手(デクステラ)』は誰かにさりげない感じで発見して貰う。そしたら、あのラオコーンとかいう奴が記憶を見てオルフェの事も立証するさ」

「………」

 ライガは、もう何かを言うのはやめた。

 ドーデムはこちらを立たせ、「ほら」と促してくる。

「そろそろ行くぞ。天秤宮(ライブラ)でもリクトと一緒に、二人仲良く牢屋にでも入っているがいいさ」

 彼に引っ張られるようにして立ち上がりながら、ライガは今し方、ドーデムがごくさりげなく仄めかした事を胸中で反芻する。

 彼は、ライガとリクトが処刑された後、「右手(デクステラ)」を誰かに発見させると言った。彼にとっては、まず最優先すべきなのが復讐であり、それが遂げられた後は、やはり憎むべき死霊化者をのさばらせてはおかないという事だろう。

 自分とリクトへの復讐が遂げられさえすれば、こちらで一切の真相が明らかになる一歩手前まで漕ぎ着けた──という感触があるだけかもしれないが──この事件は解決の見通しが立つ。それは、ドーデムの意思次第で良い方向にも悪い方向にも転ぶこの状況に於いて、ライガたちが自らを犠牲に出来るかという事を意味するものでもあった。

 本当に全ての早期解決を望むのであれば、自分たちは一切をシアリーズらに引き継ぎ、潔く罪を罪として裁断されるべきである。

 それが出来ないのであれば、こちらの言葉は全て浮泛(ふはん)なものだ。

 ドーデムは、そう示唆したのだ。

(……俺が生きなきゃいけないのは)

 ライガは、心の中で呟いた。

(リクトに頼まれたからじゃない。身勝手かもしれないけれど、俺がやっぱり生きたいと思ったからだ)

 ──そしてリクトが望んだのも、きっと自分に生きていて欲しいという事だ。過去の罪への償いや、尚も安息の日は遠い世界の混沌の中で自分の力が必要になるからという理由だけでなく。

 そう思い、気管支を絞られるような胸苦しさを覚えた。

 精神的(スピリチュアル)な事柄の一切を後回しにし、六年もの間英雄としての仮面を被り続けてきたリクト。それが、彼が否応なく自らに課さざるを得なかった義務であり、彼の信じた騎士道の行き着く先だった。

 しかしその裏で、彼も自らの感情と戦い続けていただろう。それを吐露する事が出来たら、どれだけ楽かと思ってもいただろう。

 だろう、とは言いながら、本当はライガにもそれを測り知る事は出来ない。

 帰らずの地(クル・ヌ・ギ・ア)で自分を討った時が、その嚆矢だったのではないか。自分は彼に討たれる事で本来の生涯(ヴィータ)を閉じたが、彼にとってはそれは終わりではなく、全ての始まりだった──。

(俺の人生を壊した、か)

 何故、自分がそのような事を言ったのかは思い出せない。

 しかし、本当は自分の方が、彼の人生を壊したのだ。そのように考える事を、彼は望まないのかもしれないけれど。

 ──ドーデムの復讐を、状況の見えていない自己満足だと糾弾する資格は、自分にはない。

 ──しかし、そうあえてそう言うのであれば、自己満足は自分も同じだ。

 ライガは思いながら、彼の後に続いてゆっくりと歩いた。

 ご精読感謝です。第十四話「Hǫfuð」はこれで終了です。今回は遂に聖体(エウカリスト)の素体となった人物の正体が明らかになりました。ラナのパートで序盤から度々言及されてきた「回転儀(ジャイロスコープ)型の魔導具(リゼルヴァス)」、ホヴズは聖体(エウカリスト)に改造されたキューカンバーの頭部を指していた訳です。ホヴズの元ネタは北欧神話に登場する虹の橋の番人ヘイムダルの持つ剣で、古ノルド語で「頭」という意味ですが、序盤でこの語が出てきた時点で検索を掛けられていたらネタがバレていたかもしれません。

 と、ここまで来て「おや?」と思われるでしょうが、という事はノレムたちはライガたちが聖体(エウカリスト)の存在を知る前からキューカンバーの遺体が魔導具(リゼルヴァス)に改造されていた事が分かっていたという事です。勿論この事はこれからの展開に大きく関わってきますが、まだ作者としてははっきりとコメントはしないでおきます。


 本編中で一つ注釈しなければならない事が。リクトが宝瓶宮(サダルメリク)の宝物庫を調べる場面で、「綿紗」と書いて「ガーゼ」とルビを振っている箇所がありますが、「ガーゼ」の語源はパレスチナのガザで作られた綿織物という事に由来する、という説が有力です。現実世界の人名や地名に由来する言葉は、神話や聖典に登場するものを除いて私のルールブック上異世界ものに出してはいけない事になっていますが、これには他にアラビア語で「生糸」を意味する「qazz」に由来するという説もあり、明確にはされていません。ので、作中世界では地名が語源ではないという説を採用してこの語を使用しました。どうか突っ込まないで頂きたいです。


 さて、ライガとリクトにかつてないピンチが迫った第十四話でしたが、次回はそれを踏まえた上で、彼ら自身ではなく周辺人物に焦点を当てた話になります。特に騎士見習いのエロイス、ニースが中心です。執筆中、何気に彼らのパートがいちばん書いていて難しかったですが、その分愛着のあるキャラになった二人なので是非今後の活躍にご期待下さい。

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