『リ・バース』第二部 第4話 Juvenile⑧
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丘の上に佇む「花の塔」の麓は、道と同じパステルタイルが円形に敷かれた小規模な広場となっていた。アウロラたちはその一角でシートを広げ、昼食のバスケットを開けた。
精霊フルールと契約はしないにせよ、塔の中に入って上階の見晴らし台に上る事くらいは出来るのではないか、と思ったが、入口には斧槍を持った番兵が二人立っており、精霊の居る塔の中は迷宮扱いの為、契約に来た巡礼者の証明書がないと入ってはいけない、と説明された。前は入れたという話だったのに、とライガが抗議したものの、どうやらジフト戦役の前年に旧ランペルール公国製の魔導具によって魔物が活発化した頃、塔内にも出るようになったので観光客は立ち入り禁止になったという話だった。
ならば仕方がない、という事にはなったが、丘の上から見渡す花園も、十分に美しい眺望だった。高台の風の中に、仄かに甘い香りを感じた。
広場の隅では露店が集まり、土産物市が開かれていた。昼食後、シアリーズが覗いてみたいと言った為、五人は一旦解散して各々に店を見て回る事になった。彼女とリクトは一緒に何処かに行ったが、アウロラ、マロンは二人で合意した末、一旦別行動を取る事にした。
ライガは一人で回ると言ったが、アウロラたちが分かれると、やや距離を置いてマロンの後を追い始めた。アウロラはやや訝しみ、追い駆けようかと思ったが、マロンから探りを入れているなどとあらぬ誤解をされるような気がした為、気掛かりを抑えてその場に留まった。
プライベートな旅行だったので、馬車こそ王宮のものだったが、自分たちは皆皇族の正装や騎士団の制服ではなく、昔ライガやリクトがシアリーズを城から連れ出す際に着用させていたような庶民的な私服を纏っていた。姉はそれでも育ちの良さを完全に隠す事は出来ず、顔も多くの人々から知られていたので危なかったというが、アウロラは元々公の場に出る事もあまりなく、新人のメイドであればこちらの顔も知らないという者も時折居る。ので、一人で市場を回る事についても、そこまで抵抗や懸念はなかった。
ジフト戦役に於いて、ジフト軍がソレイユ、旧ディアブル以南に進んで帝国領内に入る事はなかった。メゾン・デューは帝国のほぼ真西に位置し、帝国の成立当初から帝連に属していた為、第二間征期政策で重点的な復興作業が行われる必要がある程国土が荒廃してはいなかった。その為、開戦によって政策が停止しても人々の生活にそこまで大きな影響はなく、戦時体制による規制強化もそこまで目立つ以前に終戦を迎えていた。
よって、ジフト派の街や村もなく──「北方」と呼ばれる地域ではないので当たり前だが──、ゲリラ化した残党が潜んでいるという可能性も低かった。多少護衛から離れても危険は少ないだろうし、そもそも広場の一角を借りたスペースでの小規模な市なので、何かが起こっても大声を出すか周囲の者が騒ぎ出すかすればすぐにリクトたちが駆けつけられるはずだった。
アウロラは城を出る時に持たせて貰ったお金を確認し、造花のブーケや香水、アクセサリーなどの並んだ露店を回り始めた。父フレデリックは、ツケ払いにして後日城から送金するという事にすると手続きが面倒になるし、現地の人々にも迷惑が掛かるという事で、持たせた金額以上の買い物はしないようにと戒めた。
しかし、元々アウロラはものを欲しがる事が殆どなかった。城での生活で何不自由なかったという事ではなく、お洒落な服や宝石なども、社交界の女たちが求める程に欲しいとは思った事がなかったのだ。
だからマロンに対して贈り物をしようと思っても、自分の事すら覚束ないのに、男の彼が欲しがりそうなものなどを考える事は至難の業だった。
カレンデュラに相談すると、彼女は親身になってアドバイスをくれた。
「アクセサリー系は、趣味が合わないと困りますよね。まさか姫様に頂いたものを適当に処分するなんて事は出来ませんし。だとすると、やっぱり飲食系かなあ……騎士だから護符とかもありかもしれませんよ」
でも、と彼女は付け加える事を忘れなかった。
「姫様が一生懸命考えて選んでくれたという事が、贈り物をされる男の人なら何よりも嬉しいんじゃないですかね?」
最後に彼と出掛けたフォルス国の湖水地方への旅行では、青金色の鉻製の杯をプレゼントした。マロンは特に喜んだり嫌がったりする様子は見せず、例によって淡々とした調子で「ありがとうございます」と言い、受け取った。アウロラがエルヴァーグ邸を訪ねた事はないので、彼が自宅で実際にそれを使用しているのかどうかは定かではない。
アウロラは、お返しに菖蒲のブローチを貰った。それは自分の誕生花──アウロラの誕生日は六月六日だ──であると同時に、天秤と共に帝国の紋章にも使われている花だった。彼がどちらを意図したのかは分からないが、アウロラは前者であると信じようとした。
アウロラは占いや験担ぎには特に興味はなかったが、自分の誕生花を知っているのは、以前ライガとリクトがシアリーズを街中に連れ出した時、リクトが髪飾りを買って来てプレゼントしてくれた事があったからだ。彼がその際に、誕生日にまつわる花や宝石や星座について教えてくれた。
湖水地方への旅行の後、アウロラは風土病で一ヶ月近く寝込んでしまった。元からあまり丈夫でなかった体が、季節の変わり目でコンディションが不安定な時だった事もあり、病をこじらせてしまったのだ。
自室でカレンデュラに看病されている間、アウロラは酷く厭世的な気分になっていた。マロンとの関係の為に十数年にも渡って気を遣い続けた結果、それが功を奏しているとはいえないにも拘わらず遂に自分が体を壊す事になったのか、と思うと気が滅入るのは如何ともし難かった。だが、そのままともすれば自暴自棄にすらなりそうな心を辛うじて繋ぎ留めてくれていたのが、その旅行でマロンから贈られたその菖蒲のブローチだった。
自分は、薄皮を積み上げるように少しずつ、大人たちの期待に沿って彼と信頼関係を築く事が出来ていたのだ、と信じた。その証が、彼に誕生日を覚えて貰い、調べねば決して分からないような誕生花のプレゼントを貰ったという事なのだ、と自らに言い聞かせた。
その事をすら──彼との仲が深まった(ような気がする)事すら、嬉しいのはその事自体ではなく、彼との関係を良好にする事でフレデリックやテレサたちを安心させられるから嬉しいのだ、と思う事には、気付かない振りをした。
──しかし、やはりそれは幻想だったらしい。
一時間程前にマロンから彼自身の抱え込んでいたものをカミングアウトされたアウロラは、さすがに今日は贈り物など出来る雰囲気ではないだろうか、と思った。彼から、やはり自分の気持ちなど何も考えていない無神経な女だというような見方をされるのではないか。しかし、今日ではなく、時間が経ってほとぼりが冷めてから渡すのであればどうだろうか。
購入するかしないかすら迷いながら、アウロラは彷徨い出す。そっと、彼は何かを買うつもりなのかを窺ってみようか、などと考え、踵を返しかけては思い留まる事を繰り返した。
「お嬢さん、迷子かな?」
通り掛かった老齢の男性に声を掛けられ、慌てて足早にその場を離れた。挙動不審に思われたらしい。
あと一ヶ月と少しで二十歳だというのに、やはり小柄で童顔の自分は実年齢よりずっと幼く見られるようだ。アウロラはそんな自身の事を、痛々しい女なのかもしれない、とふと考えた。
* * *
「いい加減にしないか、ライガ・アンバース!」
殊更に追い回そうとしていた訳ではなかった。それでも小規模な市なので、歩き回っていればいずれ、自然に何処かで鉢合わせる事になる。
地植え用の装飾草の鉢が並んだガーデンラックを何とはなしに眺めていた時、その露店の向こうからマロンの声がした。隕命君主として有名人となったライガの名を大声で呼ぶのはまずいのではないか、と思ったアウロラだったが、幸いまだ帝連の全ての人間が彼の事を知っているという訳ではないらしかった。
露店の店主は、喧嘩かと思ったらしくちらりと背後を振り返ったが、大した事はないと判断したのかすぐに体の向きを戻した。アウロラは棚の陰から顔を出し、恐る恐る声のした辺りを窺う。
そこはもう、露店の集まっている場所からは外れていた。金鳳花や風信子の並んだプランターの横で、マロンとライガが向かい合って立っている。
「貴様に何が分かる? 全てを持って生まれ、剰え筆頭騎士長の継子という地位を得ながら、責任から逃れる事を選んだ貴様に!」
マロンは、ライガが何かを言ったのだろうか、額に青筋を立てて握り拳をぶるぶると震わせていた。
「責任?」
「そうだろう! 莞根士は貴様に嘱望している、それなのに貴様は得意げに、自分はフォルトゥナを継ぐ気はないなどと嘯いて回っている! 俺は匍匐獅子の実子として生まれながら、その時点で限界が定められているというのに!」
マロンが、先程はやはり叫びすぎたと反省したのか、花園の道を歩く間にアウロラにしたように低く抑えた怒声を発した。ライガはそれを受けても、冷静な表情を変える事はなかった。
「それは、嫉妬なのか?」
「何を……!」
「俺の話はどうでもいいんだ、問題をすり替えるな!」
ライガは同じように声を抑え、マロンに手を伸ばす。五年前の経緯を知っているアウロラは、また彼がマロンに殴り掛かるのではないかと一瞬心臓が竦み上がるような気がしたが、そうはならなかった。
彼はマロンの両肩を掴み、力を込めたのか腕を振るわせた。
「お前はそれを、アウロラ姫のせいにするのか?」
「貴様も言っていい事と、悪い事があると知るべきだ」
マロンは、身を捩ってその手を払い除ける。
「もう一度言ってみろ! さっき、彼女が何だと言った!?」
「ああ、何度だって言ってやる。アウロラ姫が愛しているのはリクトだ、だけどそれも当たり前だ」
ライガの言葉に、アウロラは叫びかけた口元を両手で塞がねばならなかった。
彼は、何という事を言ったのだろう。アウロラが婚約者の前ではひた隠しにしようと努めていた事を、本人に叩きつけたのだ。
──どうすればいいのか?
恐らく拳で殴られた時よりも衝撃を受けたかのようなマロンの顔が、鮮明に網膜に焼きついた。そのような顔をしている彼など、見たくなかった。アウロラはぎゅっと目を瞑る。
自分が本当は彼を好いてなどいないという事が分かれば、彼がこちらを振り返る事など、本当になくなってしまうのではないか。
そう考えてから、アウロラはその言葉の矛盾を強く感じた。
──自分は、自分からは彼を愛せてもいないのに、彼の方からは愛される事を望んでいたのか。
(違う! だってそれは、お父様たちの為に──)
「何でそんな顔をする? 彼女を最初に拒絶したのは、お前の方だろ?」
ライガは、静かながらも斬りつけるような舌鋒だった。
「だから、俺の方が我慢しろと言うのか!」
マロンはそれに反撃する。
「貴様には分からないだろう、ライガ・アンバース! 義務で伴侶を定められねばならない者の気持ちが」
言ってから、彼は自らの言葉にはっとしたような顔になった。それはアウロラもまた同様だ、という事に思い至ったのだろう。アウロラは息を殺し、続く彼の言葉を待った。
「……俺は貴族だ。貴様のように半端者ではない、れっきとしたエルヴァーグ侯の長男だ。多少の柵がある事くらい、理解して受け入れているつもりだ。だからこそこの身を、家や父の名誉の為に捧げる事は吝かではない」
ライガが何かを言う前に、彼は遮って、しかし、と続けた。
「ならば何故、シアリーズ姫ではなかった? 皇帝陛下は、ファタリテのこれまでの在りようをご存じでありながら、俺の──エルヴァーグの限界を定められた。俺はリクト・レボルンスにはなれない」
「今度はリクトか」
ライガは、どうしようもないとばかりに頭を振る。
「仮にそうだったとして、お前はリィズを愛したのか? エルヴァーグの為、父親の為って、じゃあお前の気持ちは何処にあるんだよ?」
「黙れ!」
「もっとお前として喋れよ! 俺は、お前と話しているんだぞ!」
ライガは感情的になってから、すぐに我に返ったように言葉を切り、深々と息を吐き出した。以前の彼であれば、辺りも憚らずに喚き散らしていたかもしれないが、今の彼は自分がアルフォンスやフレデリックの情けで辛うじて生かされているという事を強く意識しているようだった。
「アウロラ──姫だって、そうだよ。可哀想だ、どんなにリクトの事を想ったところでそれは叶わない。それに、リクトは本気でリィズの事が好きだから。小さい頃からずっと」
また、ずきりと胸郭の内側が疼く。
「本当は俺さ、お前がアウロラ姫の事、何とも想っていないなんて、どうしても思えないんだよ。リィズの事を言う時のお前の方が不自然だ、家が、家が、って、リクトと──フォルトゥナと張り合う事が目的みたいだ」
「貴様には分かるまい」
「ああ、全っ然分かんねえ。……別に俺は、アウロラに自分の幸せを妥協して欲しいと思っている訳じゃないけどさ。愛されて幸せになったっていいじゃないか、あの子だって」
──愛されて?
アウロラは、疼きを宥めるように胸に手を押し当てつつ、ライガのその言葉を心の中で繰り返した。
自分は、リクトの事が好きだ。それを否定する事は出来ない。
だが、リクトが姉を想っている事は事実で、それは自分の力ではどうする事も出来ない。無理にどうにかしようとすれば、姉の事も、リクト本人の事も傷つける事になるだろう。両親の事も──。
そう考えてから、また自分は彼らの事を、と思い、首を振った。
そうではない。そのような事ではないのだ。
(もしも、マロンが私を……)
──彼が私を、本気で好きだと言ってくれたら?
──間違いなく私は、本気で嬉しいと思うはずだ。
それは誰の為だろうか、と考えた。自分の積年の努力が実を結んで、両親を安心させられるからか。それで全てが丸く収まれば、これ以上誰も思い悩む必要がなくなるからだろうか。
……違う。自分は、こんな自分でも誰かに好きになって貰う事が出来るのだという事が証されるから、嬉しいと思うのだ。
「俺がこう言ったから、だなんて思うなよ」
ライガは続けた。
「何でお前は、今日リクトからの誘いに乗った? なかった事にしたいなら、何でアウロラと一緒に居る時間を作るのを拒否しなかったんだよ?」
「………」
マロンが押し黙る。
「リクト、お前を誘った時、別にお前があの時アウロラの事を悪く言った事については何も言わなかったって言っていたぞ。……これは俺が気になったから、あいつから聞いたんだけどな。
マロン。お前、本当は今日、彼女に来て欲しかったんだよな?」
「………」
マロンは不貞腐れたような顔で緘黙を続けていたが、
「……貴様は何故」
やがて憮然と視線を逸らし、憎々しげに言った。
「何故、そこまで傲慢になれる? 何故、そこまで人の心の中に土足で踏み行って来ようとする? 俺は貴様のそういうところが、前々から気に入らなかった」
「見ていれば分かるのに、本人たちが何も言わないからだ。匍匐獅子も、皇帝陛下もテレサ様も、皆素知らぬ顔をしているからだ。それが、お前をそんな風に捻くれさせて、彼女を苦しめた」
ライガの答えに対し、マロンはせせら笑った。
「何でも知っているような口振りだな」
「何でもは知らないさ」
「そこまで彼女の理解者たり得るなら、貴様が彼女を愛してやればいい。そういえば俺は、貴様が言う『あの時』も言ったな。リクト・レボルンスと対等に居たいのならば、第二皇女など譲ってやると」
ライガの空気感が、そこで不意に変化した。アウロラは、マロンがそのような事まで言ったのか、などと考えるよりも先に、またライガが暴力に訴えるのではないかという懸念を生じた。
そうなったら飛び出さねば、と思ってから、自分が彼を止められるとは思えない事に気付いて焦燥が募った。
しかし、ライガは挑発するようなマロンの言葉に対して、
「──それは、俺の出来る事じゃない」
静かな口調でそう返した。
「それに俺はいずれ、あいつとも対等じゃなくなるよ」
「彼が皇帝になる為か? シアリーズ姫を妻に貰い受けて」
「お前は──あんたは、やっぱりリィズの事はそうとしか見られないんだな。……違うよ。リィズの事は関係ない」
ライガの口調は、微かに寂寥を帯びていた。
「次期皇帝は、あいつしか居ないんだ。家柄とか婚約者とか、外的なあれこれが何であろうと。周りの人間が、どんな干渉をしようと」
独りごつように、彼は「そうさ」と付け加えた。
「皇帝の器に相応しいのはあいつさ。俺でもなければ、あんたでもない」
アウロラの胸の疼きが、俄かに強くなった。
(ライガ……あなただって、分かっていないわ)
胸裏で、そう彼に言葉を掛ける。
彼は、後先を考えずに死霊化者となった訳ではない。きっと、いずれ──件のシュラという少年を救う魔術を完成させたら──自分が禁術に手を染めたという罪業の報いを受けねばならないと考えている。
だからだろうか、彼はリクトとの友情すらも、いつか終わりが来ると思い、その覚悟を決めている。
彼は、焦っているのだろうか。このまま自分が、身近な者たち皆が幸福を得るのを見届けないまま永訣するという事のないように。しかしアウロラは、そのような自分の幸福など望んでいない。ただ、自分が務めを果たす事で万事が丸く収まるのであれば、それでいい──。
(……その為に、私はこれまでひた隠してきたのに)
マロンの言う通り、彼は傲慢だ、と思った。
それでも、そのような彼の「余計なお世話」に絆されてしまいそうな自らの意志を薄弱だと思い、忸怩たる気持ちを抱いた。
ご精読感謝です。第四話「Juvenile」はこれで終了ですが、まあー青春していますね……この頃のライガたちは現在の私と一歳(アウロラは二歳)しか違わないのですが、何だか自分で読んでいて恥ずかしくなってきました。
困った事に、物語が進むに連れてメインヒロインのシアリーズよりもアウロラに愛着が湧いてきます。現代編での初登場の際はシアリーズに対して皮肉めいた言葉を吐き、その後も登場する度にずっと不機嫌そうにしていたアウロラですが、本質的に彼女は「いい子」すぎて辛くなるのです。
基本的にキャラには誕生日を設定せず、主人公は私と同じ誕生日にする、と以前お話しした事がありましたが、今回は誕生花の都合上アウロラの誕生日を「六月六日」と明記しました。帝国の紋章が菖蒲だというのは第一部で書いた事で、その時には帝国の文化がフランス寄りである事から同じ国花を設定しただけで、アウロラの誕生日はそれを誕生花とするというところから逆算して設定したのですが、誕生日占いを調べるうちに六月六日生まれの傾向に「愛情の深さ」と「責任感の強さ」が見つかり、奇跡的に彼女の性格と吻合しました。勿論、私は占いが好きではないので必ずしもこういった傾向を信じている訳ではありませんが、創作物に於けるキャラ設定には有効です。
彼女についてお話ししたい事はまだまだありますが、作者自身がネタバレをしてはお話にならないので今はこれくらいにしておきます。
明日からは現代編に戻り、ライガ、リクトとフォルトゥナ騎士団によるリーマン攻略作戦に入ります。第一部第六話以来、本当に久々に彼らとイスラフェリオが直接対決する話になるので、是非お楽しみにお待ち下さい。




