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Guardian・spirit 〜ガーディアン・スピリット〜セカンド!!  作者: きつねうどん
battle4 対極の月
23/45

「オオクニヌシ」の回想 前編

演出の関係から回想を前編と後編に分けさせていただきました。

前編→本編→後編→本編という流れでやっていきます。

この学園はいつも騒がしい。

だから俺は落ち着く場所を探し、今こうして1人でいられる空間にいたのだが来客が現れた。


「何の用だ。ヤン、ジャンヌ」

「あら、ウサマルがコロシアムに来ないから迎えにあがりましたのよ?力比べをする約束でしたわよね?」


「…そのような薄汚い格好で神聖な無限回廊の中へ入ってくるな。出て行け」

2人を見つめれば、様子がいつもとおかしいのがすぐに分かった。

何故が2人共、泥遊びをしてきたかのように服や髪が汚れているのだ。


元々待つのが嫌だから、コロシアムに行かずに部屋で様子を見ていたのにこうズカズカと空間の中に入られては散々だ。


「だから言ったでしょうジャンヌ。この格好ではいけないと。風呂に入ってから出直しましょう」

「それは貴方がただ単に風呂に入りたいだけじゃありませんの!?」


「こんな所の留まり続けられても困るぞ。もち、戻れ。これならいいだろう、話は何だ」

「まぁ、助かりましたわ。あの空間にずっといたら酔いそうでしたもの。…貴方もマルソと同じように地下に連れて行きますわ。サフィール顕現なさい」


「ジャンヌ、ここで戦うのは得策ではありませんよ。一回外に出ましょう」

「確かにそうですわね。私はよくてもヤンは困りますもの。丁度いいですわ。ウサマルをこの部屋から追い出しましょう」


その言葉に嫌な予感がした、ジャンヌとは試合経験がある。

相手が力強くで攻撃してくる事は目に見えている。

なら攻撃られる前に移動すればいいだけの話だ、すぐに外に出て一直線に空港へと向かう。

この島から出てしまえばこちらのものだ。


幸いな事に足は早い方だ。

空港行きのバスに乗れば戦車も追いつけないだろう。

2人をまき、バスに乗り込むが後ろから「ドゴーン」という大きな音が聞こえてくる。

バスの窓を開けその音の主を探すと戦車の大砲音だった。


「運転手、早くバスを出してくれ。でないと俺も貴方も死ぬぞ!!もち、顕現せよ。あの戦車を投影する10台あれば足止め出来るだろう」

『あんな奴らよりもち様とウサマルのほうが守護者に相応しいもんな。吠え面かかせてやる!!』


「ウサマルは頭が良いですわね。戦車を投影するなんて。10台も投影されたら太刀打ちできませんわどうしますの?」

「仕方ありません迂回しましょう。逃げられたら困りますからね、。戦車に乗って下さい。空港に行きますよ」


「…やっと空港に着いたな。だが、ハワイ方面の便まであと4時間ある。それまでなんとか逃げ切らないと。もち、鏡は持っているか?」

『勿論、ちゃんとお腹に隠してあるよ』

そう言いながら胸を「ポンッ」と叩いている。


「こちらの鏡は全部で4つだ。あの2人は全部見つけられるかな」

それにしても何故このような追いかけっこが起こったのかわからない。

ジャンヌならまだしもヤンは大会に一度しか参加していなかったはずだ。

俺も同じような物だが、その理由は1年より2年、3年より4年生の方が大会のルール上有利だと思ったからだ。


俺は優秀な武器を持っているが強靭な体を持っている訳ではない。

そんな自分が嫌でここで守護霊を手に入れて強くなりたいと願ったのだ。

念願のチャンピオンリーグにも優勝した。

まさに順風満帆とはこういう事だろう。

しかし、突然現れた敵に同様せざるを得ない。

それが歴代の守護者なら尚更だ。


「あちらも俺を追って空港まで来るはずだ。あちらで反撃の準備をするぞ。空港は俺達にとって有利な土地だ。障害もない。単純な力比べならこちらが優勢だ」

無人の空港にいき障害のない滑走路に足を踏み入れ準備を開始する。

その時、いい案を思いついた。

鏡が3枚必要になるが相手の力を分散できるだろう。

足止めも可能だ。


「ウサマル、私達を待っていてくれましたの?地下に行きたいのなら歓迎しますわ」

「地下へ行くのは断る。もうお前達とはお別れだ。出来るなら見て見ぬふりをしてくれないか?」


「それもお断りします。私達にはマルソ、ウサマル貴方がたが必要だ。大人しくついてきてもらいますよウサマル」

「言っただろう抵抗させてもらうと。もち、顕現せよ。鏡の準備だ」


武器の鏡、もちの鏡、裾に隠していた鏡、計3枚を三角形になるようにつなげる。


「?、ヤンあれはなんですの。ウサマル頭がおかしくなったのかしら」

「いえ、あれはカライドスコープ。鏡が複数有れば作れますからね。にしても何を写すのですか?」


「そう「万華鏡」だ。わからないか?今俺の前にいるだろう。お前達だ。この鏡に映るお前達は全て本物だ、傷つければ自分にいくぞ。さぁ、どう攻略する?楽しみにしているぞ」

「オオクニヌシ」の回想 前編を読んでいただきありがとうございました。

なかなかアイデアが思いつかなかったので1話を短くして次に繋がるように工夫しています。

手抜きと言われればそれまでなんですけどね。

演出についてですが、回想を読み進める事でウサマルの攻略方法がわかるようにしています。

結論からいうとヤンとジャンヌはウサマルに勝っています。2人の戦い方が攻略方法に繋がればいいかなと思っています。

次はNo.20「万(よろず)の鏡」をお送りします。

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