6.
最近、気温の高低差?が激しく具合悪いです
皆様は大丈夫ですか?
体調を崩さぬ様お気をつけ下さい
──じゃあ、ギルドに行こうか
「今から行くのか?」
うん、登録とか先に済ませておきたいから
それに嫌なことは早いうちにと言うんでしょ?
「そうだな。だが、魔法の方はどうする?」
そっちはディノス兄さんの説明不足で魔法を覚えなくても魔法道具を使えば大丈夫
魔法道具とは魔法が記録された道具の事である
時にはペンダントだったり、また時には髪飾りだったりと
装飾にも使えるものだ
其処のクローゼットの中に黒いローブがあるからそれを着て
「分かった」
玲がローブを羽織ると死ぬ前の姿に変わった
昔の玲は灰眼で男としては少し伸ばし過ぎている黒髪を
そのままおろした姿である
「少しいいか?」
なに?
「シアトル、お前何でこんなの持ってるんだ?」
し、知らない
父上がいつの間にか置いてたんだ
「───まあ、どうでもいいか」
うん、そうして
「さてと…影何かようか?」
「──失礼します。本当に玲様は、よくお気づきになられますね」
僕、全然気付かなかった
「で、何のようだ?」
「いえ、私も連れて行って貰おうと思いまして」
え!?
表に出て大丈夫なの?
「表に出て大丈夫なのか?とシアトルが言ってるが?」
「大丈夫です。私は変装して行きますので。それに道案内が必要でしょう?」
「…シアトルは道案内出来ないのか?」
玲がそう言うと影は苦笑いをした
……僕はあまり家から出たことがないんだ
「……そうか。それなら影頼むな」
「はい、お任せ下さい」
─────────────────
玲達は今家から1番近い冒険者ギルドへと向かっていた
先頭には口元だけ隠す仮面を着け、ローブのフードを深く被った影が歩きその後ろには目元を隠す仮面を着けた玲が歩いていた
傍から見れば怪しさ満点の2人だが、此処には顔を隠したがる冒険者ばかりなのでそんなに怪しまれなかった
理由はそれだけでは無く単純に貴族のお忍びだと思われたからである
間違ってはいない
「影、やはり仮面を着けた2人というのは目立ち過ぎるんじゃないか?」
「玲様、大丈夫です。此処は冒険者がとても多いのでそこまで目立ちません」
あちらをご覧下さい と影が手で示した方を見ると確かに他にも玲達以外に顔を隠した人がいた
「あと、玲様。此処では”影”では無く、クロとお呼びください」
「何故?」
「お屋敷以外で影と私を呼ぶのは目立ちます」
「分かった」
─────ねぇ玲、君武器は要らないの?
「あ、忘れてた」
玲ってたまに抜けてるね
ローブの胸ポケットの中にお金が少しだけ入ってるからそれ使って
「ありがとう、シアトル」
別にいいよ
「か…クロ予定変更だ。少し金を増やしてから武器を買う」
「はい。しかし何処で?」
「カジノだ」
「………」
…玲、それ逆に減るんじゃ
「お前、私の記憶全て見ただろう?」
あ、なるほど
「クロ、大丈夫だ。私は外した事が無いからな」
そのうち出しますが、シアトルの家は結構位が高いです
王族では無いです




