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境界線 1
ここから境界線シリーズの始まりです。
四作で終わります。
+αで一作ありますけど。
気がつくと
深い闇の中にいた
どこまでも続いている
深淵にも等しい深い闇
温かさも寒さも
優しさも厳しさも
愛しさも憎さも
生も死も
全てを呑み込むような
全てを拒絶するような
果てしなく深く
濃密で空虚な常闇の空間
そこに私はいた
時間の感覚すらも
分からないほど
私はこの常闇の中を
ただ独り佇んでいた
パチン
私は無意識的に瞬きをすると
常闇に変化が訪れた
私の前方に広がる常闇に
鮮やかな蒼色をした
光球が現れたのだ
スタスタスタ
私の意識とは別に
私の身体が蒼い光球へと
向かっていく
精神と肉体の接続が
乖離されてしまったかのように
誰かに操られるように
意識と別に動かされている
だが、私はそのことに
不快感も何もかも
感じなかった
私の身体が
蒼い光球に触れると
それを起点にするかのように
眩いほど強い蒼い光が
常闇を砕け散らすようにして
果てしなく広がっていった――
作中モチーフは、「Sound Horizon 歌詞」にあるおまけの「Darkriver」?です。




