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第二幕③ 最悪の居心地、進まぬ説明

俊也は今、非常に緊張していた。

それは、今いる部屋に置かれた豪華な家具や座り心地の良いソファーなどに面食らっているからではない。

自分の足元では目からは光が消え失せ、ひたすらに謝罪と反省の言葉を唱えながら土下座を行う廃人のような有様のクラウン。

その隣では、直立不動で両手を後ろに組みながら土気色になって震えている茶髪の少年、ラビット。

そして、俊也の正面に優雅に座りながらも瞳は全く笑っておらず、凍りつくような笑顔を浮かべる美人上司のようなジェーン。

この混沌とした状況に、俊也は緊張しながらもこう思わずにはいられなかった。

どうして、こうなったのかと。


遡る事数分前

随分と時間が経ったような、わずかな数分の出来事のような、怒声と悲鳴と破壊音の三つの不協和音が奏でる地獄の後奏曲が開始されてからしばらくすると、部屋が静かになった。

それと同時にボロボロになったクラウンを引きずったジェーンが部屋から出てきた。

先ほどまで身に付けていた西洋甲冑はなく、見慣れたスーツ姿に戻っていた。

しかし、まだ怒りが収まらないようで表情は険しいものだった。

そんなジェーンと引きずられたクラウンの後へ追って気弱そうな茶髪の少年、ラビットも出てきた。

ただし、彼も顔全体が紙のように白くなっている上に血の気が引いた青が混ざった最悪の顔色となっていた。間近でジェーンの説教を見ていたのだから、無理もない。

アイとライの二人は、未だに俊也の両腕にしがみついており、離れようとしない。

ツヴァイだけは、ピクリとも動かないクラウンを小さな手でペチペチと叩きながら「……クラウン、いきてる?」とたずねている。

あの凄まじい怒りの目の当たりにしてなお恐れずに動けるツヴァイに感心しつつ、露骨に感じるジェーンとの扱いの差に、俊也も動かぬクラウンへ僅かな同情の視線を向ける。

ひとまずクラウンの捕獲、もとい捜索は無事に終わったので、このまま執務室まで向かう事となった。

ジェーンは、周辺で覗いている子供達へ騒いでしまった謝罪をした後、ラビットが持っていたゲーム機の箱を見せながら、仲良く交代できて後片付けが出来るならば遊んでも良い事を伝えると、皆大喜びで部屋から出てきた。

ジェーンが、ゲームを受け取り喜ぶ子供達に先ほどまで自分達がいた部屋がだいぶ傷んでしまっているので別の部屋で遊ぶようにと伝えた際に、喜んでいた子供達の歓声が少し小さくなったのはたぶん気のせいだと俊也は思う事にした。


ゲームを持って別の部屋へ向かう子供達を見送り、後は元来た道を戻るだけだが、ジェーンが力を使って移動する事を伝える。

するとラビットは動かないクラウンに掴まり、ジェーンの左手をツヴァイが握ると、アイとライがお互いに手を繋ぎながら、ツヴァイの空いた手を握る。

俊也はよく分からず動けなかったが、「としあもはやくー!」とライに差し出された右手を握る。

気が付けば、俊也達は先ほどの広場にあるステージの上に立っていた。

ステージ周りのベンチには、何人かの子達が座ってのんびりしていたが、突然現れた俊也達の姿を見るとステージまで駆け寄ってくる。

始めは皆笑顔で近付いてくるが、ジェーンの側で身動き一つしないクラウンと顔色の悪いラビットを見ると、顔を強張らせたり、何かを察して苦笑する子の二種類に分かれる。

一方のちびっ子達は、三つ子達に駆け寄って何があったか質問攻めをしていた。

ツヴァイが「……ジェーンせんせいの『きしモード』みれた……」と得意げに話すと、ちびっ子達はいいな~と羨ましがったり、どんなかんじ〜とたずねると、ツヴァイは身振りと手振りで、あの時の状況を再現しだし、アイとライはちょっとした効果音や補足をして盛り上がっていた。

俊也が楽しそうにしている皆を眺めていると、「これから、四人で執務室にて大事な話をするので私達はこれで失礼します! 急用がある人はスマホで連絡して下さい!」とジェーンが大きな声で伝えると、何人か残念そうな顔を浮かべていたが、皆口々に「はーい!!」「分かりましたー!!」と返事を返した。

ジェーンは近くにいた男の子―先ほどスマホを充電していた電気使いの子―と女の子―ぬいぐるみを踊らせていた黒髪の子―に三つ子の事をお願いすると、二人は快く引き受けてくれた。

アイとツヴァイは、他のちびっ子達とジェーンの話で盛り上がっていたが、ライは俊也達へ向かって手を振って見送る。

「ジェーンせんせいー!、ラビットー! としあー!クラウンー! またねー!」

気絶しているクラウンにまで、律儀に挨拶するライへ俊也も手を振り返す。

そして、今度は空いているジェーンの手を握った俊也は気付けば、また別の部屋にいた。



執務室は、俊也が寝ていた部屋を一回り大きくした部屋だった。

部屋の中央には来客対応用にガラス製の低いテーブルと茶色い革製の大きなソファーが対面で配置され、壁際には黒いファイルキャビネットが複数並べられ、番号順に入れられたファイルが隙間なく詰め込まれていた。

奥には高級そうな黒の大机が置かれており、

机の上部に付けられた群青色の卓上ランプは、本来ならば磨かれた机上を照らしているはずが、

積み重ねられた書類の山が幾つも形成されている為、わずかなスペースを除いて卓上は書類の白一色に埋め尽くされている。

大机の周りには、一回り小さな机が二つ置かれており、大机のように山積みの書類はないが、デスクトップパソコンとプリンターがそれぞれの机に設置されていた。

一方の机はほとんど使用された形跡がないが、もう片方の机はメモ書きやペン立てなどが置かれていて、使いやすく整理整頓されている。

パソコンの近くに置かれた写真立てには、ちびっ子達が映る写真が飾られていた。

ドラマや映画で観た弁護士事務所や凄腕の探偵がいるような雰囲気に俊也は興味津々で部屋中を見渡していると、「俊也さん、こちらですよ」と不意にジェーンから呼ばれたので、俊也は慌てて振り返る。

気が付けば、ジェーンやラビット達から離れてしまっていた。

俊也は急いでジェーン達の元へ駆け寄る。

「す、すみません。ちょっと気になってしまって……」

「……? ここはただの仕事部屋ですが……?」

「いや、その……ドラマに出てくるような部屋だったので、興味が出てきてしまって……」

「あぁ、いえ……気に入って貰えたなら良いですが……」

ただの仕事部屋に何故俊也が興味を持ったのか分からず、首を傾げるジェーンだったが、背後のラビットは「自分も初めて見た時は興奮したなぁ」と言わんばかりにうんうんと頷いている姿が見えた。

そんなラビットと目が合うと、少し照れ臭そうに頭をかきながら笑う姿が見え、釣られて俊也も笑ってしまう。

「? 俊也さん、どうしました?」

「え、あ、いや、何でもないですよ!? 」

「そうですか…? では、こちらへどうぞ」

「は、はい。ありがとうございます……」

思わずニヤケてしまった顔を慌てて戻そうとする俊也を不思議そうに見るジェーンだったが、それ以上は追及せずにソファーを勧める。

案内されたソファーに恐る恐る腰掛けた俊也だったが、始めて体験する高級ソファーの感触に慣れず、何度か尻の位置を合わそうと身じろぎする。

ようやくちょうど良い場所を見つけて座り直した直後に、何か重い物を床に投げたような音が聞こえたので、俊也は音のする方を見ると、ジェーンが気絶したクラウンを雑に床に放り投げていたのだった。

ぞんざいに扱われるクラウンだったが、未だに目を覚ます気配がない。

だがジェーンは特に気にする様子もなく、平然と俊也に飲み物をたずねてくる。

「俊也さん、申し訳ありませんが、コーヒーかお水でも大丈夫ですか? 」

「あ、こ、コーヒーで問題ないです」

「ラビットもどうですか?」

「うぇっ!? じ、自分は大丈夫ッス!! のど渇いてないもので!」

まさか自分にも聞かれるとは思わなかったラビットは、首を激しく振って否定する。

ジェーンは部屋に備え付けのコーヒーサーバーへと向かう。

俊也はコーヒーを待っている間、改めて部屋の中を眺めてみる。

ファイルキャビネットがない壁側には何を模しているのかよく分からない、高そうな調度品がいくつか並んでいる。その中に混じって妖精や恐竜、恐らくクラウンやジェーンを描いたであろうにがお絵などが立派な額縁に入れられて、壁に飾られていた。

(さっきは失礼しましたッス……)

不意に、俊也の背後で立っていたラビットから小声の謝罪が聞こえてきた。

(……何の事ですか?)

(さっき、オイラが笑っちゃったから釣られて笑っちゃった件ッス)

どうやら俊也が笑ってしまった原因が自分にあると思って謝ってきていたらしい。

(あぁ……大丈夫、気にしてないですよ)

(すみませんッス。オイラと全く同じ反応していたモンでつい……)

(あ、やっぱりちょっと興奮した?)

(何か、スパイ映画に出てくる事務所っぽいと思ったッス)

(あ、確かに! 俺は映画に出てくる探偵事務所みたいだと思ったんだ)

(分かるッス! 実際に見るともう少し見たいと思っちゃって……あ、申し遅れたッス……オイラはラビットって言うッス。十四になるッス)

(俺、坂口 俊也。俺も十四だから同い年だな、よろしく、ラビット)

(よろしくッス! 俊也)

「お待たせしました」

ラビットと小声で会話をしていると、ジェーンがコーヒーが入った紙カップを二つ、小さなトレイに乗せて持ってきたので、二人は慌てて姿勢を正す。

ジェーンはそんな二人の様子には気付かずに、自身の分と俊也の分を配膳しながら申し訳なさそうに告げる。

「すみません、この部屋に来客を招く事がないので紙カップで失礼します。ミルクと砂糖は入りますか?」

「い、いえ、お気になさらず……後、ブラックで大丈夫です」

「ありがとうございます」

ジェーンは軽く一礼すると、俊也の対面のソファーに腰を下ろす。そして、自分のコーヒーを一口飲むと、大きく息を吐いてから話し出した。

「さて、俊也さん。遅くなってしまいましたが、色々と話していこうと思います」

「は、はい……」

「ですが、ここはやはりクラウンに説明してもらいましょう」

「えっ……でも、クラウンは……」

ジェーンの言葉に、思わず足元で動かないクラウンに目を向ける俊也。

どんな説教をされたかは分からないが、ここまで来ても起きないのでは、クラウンに説明は無理ではないかと俊也はジェーンへ視線で訴える。

「……ご心配なく、きちんとクラウンに説明させますので」

「だ、だけど……気絶しているのにどうやって―」「こうします」

ジェーンはそう言うなり、いつの間にか右手に握られていた灰色のナイフを二本、気絶しているクラウンへ投げつけた。


「は!?」


俊也が気が付いた時には、ナイフは既に投擲されており、ラビットも血相を変えて飛び出そうとしたが間に合わない。


だが、

ナイフが身体に突き刺さる直前、クラウンの姿がかき消える。


「え!?」


床で跳ねるナイフ、近づこうとしてそのまま動きを止めるラビット、どこか冷めたような表情を浮かべるジェーンを尻目に俊也は消えたクラウンを目で探したが、床のどこにも彼の姿はない。

姿を消えるという事は瞬間移動だろうが、わざわざジェーンがそんな事をする理由がない。

では、ラビットが?

そう思った俊也は、ラビットへと視線を向けたが、彼は自分じゃないと首を振る。


「酷いね、ジェーン君。ボクが気絶していたらそのまま御陀仏だったよ?」


俊也の背後から声が聞こえてきたので、振り返ると、茶色のソファーの後ろで苦笑するクラウンがそこにいた。

着ている衣服はボロボロだったが、特に痛がる様子もなく平然とその場に立っている。

俊也とラビットは呆気にとられていたが、ジェーンは顔色一つ変えずに会話を続ける。

「そんな心配はありません。今投げ付けたのはおもちゃのナイフですから、刺さる事はないです」

「へ? おもちゃ?」

ジェーンの言葉に、俊也が思わず素っ頓狂な声をあげた脇でラビットが慌てて床に落ちているナイフを手に取り、刃の部分に触れてみるとグニャリと刃が折れ曲がった。

「ゴム製のおもちゃ……ッスね」

呆然と呟くラビットを他所にクラウンは楽しそうに説明する。

「あれっ、起きているのに気付いていたのかい? でも、目覚めたのは執務室に着いてからだよ!」

「ウソですね。大方、広場に着いた時点で起きていたでしょう」

「おっ!! よく分かったね!? 」

「ライが気絶している貴方にも挨拶していた事に引っ掛かっていました。気絶した振りをしてライに話してかけていたのでしょう? だからライは貴方にも『またね』と、言っていたんです」

「うーん……正確にいえば、ジェーン君が声をかけた直前ぐらいにライが脳内で声をかけてきたから返事をしたんだけれど、これはボクの失態だね!!」

ジェーンの推理の補足をすると、クラウンは拍手しながら俊也へと笑いかけてきた。

「さて、俊也君。僕らのコミュニティは気に入ってもらえたかな!」

未だに状況が飲み込めていない俊也は、クラウンの問いかけにハッとしてからたずねる。

「……いや、何でそんなに元気なんだよ? ついさっきまでボロボロだったはずなのに!?」

「ハッハッハ!! “クラウン”は人を笑わせるのが、仕事だからね!! 痛がったり、怖がったりする演技は得意なんだよ!!」

「なるほど、つまり私への謝罪も反省の言葉も演技という事でしたか。では、クラウン。後ほど二人きりでゆっくりお話をしましょうか?」

「大変失礼致しましたお客様に余計な心配をさせないようにする為の演技でございますこの度はお客様を危険な目に遭わせた挙句仕事をせずにゲームをしてごめんなさいゆるしてくださいジェーンくんぼくはうみよりもふかくやまよりもたかいはんせいのこころになっておりますどうかごようしゃをおねがいしますおねがいしますおねがいします」

ジェーンの凍り付くような笑顔と傍から見れば羨ましがられるような提案に、クラウンは流れるように床へ座り込んでから思いきり頭を下げるお手本のような土下座を披露しながら、謝罪を繰り返し出した。

同時にジェーンの冷たい怒りを感じとったラビットも折角落ち着いた顔色が土気色へと変わってしまっていた。



ここで話は冒頭へと戻る。

壊れたラジオのように言葉を繰り返すクラウンと、再び顔色が悪くなってしまったラビット、そして凍りつくような微笑を浮かべたジェーンがいる空間で俊也は胃が痛くて、仕方がなかった。

(さ、 さっきのアイ達の時よりも空気が悪い!!)

本音を言えば俊也は今すぐ帰りたい気分だった。

正直、ジェーンの怒りは理解出来る。

仕事をサボった挙句に、気絶した振りをして誤魔化していた上に種明かしで実は反省していないと思われる発言をしたクラウンに怒るのも無理はない。

本当ならば、ここで自分から提案するのは怖いと思う俊也だったが、巻き込まれたラビットが気の毒でならない。

しかし、何よりまだ自分の疑問が何も解決していない。

俊也は勇気を振り絞って、おずおずと手を上げる。

「……じ、ジェーンさん、良いですか?」

「………すみません、俊也さん。何でしょうか」

冷たい笑顔を崩さないジェーンに、俊也は思わず何でもないと、言ってしまいそうになったが、何とか堪えて話を続けた。

「その、クラウンへのお説教は構わないのですが、お、俺も、クラウンには聞きたい事があるので……先に質問しても良いですかね……? あ、後、さっきラビットが仕事の報告をすると言っていましたし、そちらから先に片付けた方が、い、良いかなと……」

途切れ途切れで話す俊也を、ラビットはまるで救世主を間近で見たような顔になりながら見て、いつの間にか壊れた謝罪が止まるも土下座を続けるクラウン。

ジェーンも冷たい笑みを消して、俊也の顔をじっと見つめた。

俊也はゴクリと唾を飲み込み、ジェーンの視線を受け止める。

数秒後、ジェーンは深い溜息をついてから俊也へ深々と頭を下げた。

「お客様に余計な気遣いをさせてしまい、申し訳ありません。確かに、今一番疑問があるのは俊也さんでしたね」

ジェーンは、顔を上げてからまだ怯えた表情を浮かべるラビットの方へ視線を向ける。

「ラビット」

「は、ハイッス!!」

「あなたは確か、私に仕事の報告をしようと探していたそうですね。マオから先ほど伝えてもらいました」

「あ、ハイ……そうッス」

ジェーンの言葉に、ラビットは頷く。

「ちょうど見当たらなかった私がいるとしたら、クラウンの元にいると考えるのは当然でしょうし、

上司であるクラウンの誘われたなら断り難いでしょう。あなたはきちんと手順を通していたのに、怒りで気が回りませんでした。申し訳ありません」

ジェーンは先ほどよりも表情を柔らかくして、少し疲れた笑顔を作りながら謝罪する。

「そ、そんな……お、オイラも遊んでしまいましたし、ジェーン姐さんは悪くないッス!! だ、だから謝らないで下さいッス!!」

「……ありがとうございます、ラビット。早速で申し訳ありませんが、向こうで報告をお願いできますか?」

「も、もちろんッス!」

元気よく応えるラビットに、ジェーンもソファーから立ち上がり、奥の机へと向かおうとするが、再び俊也の方へ顔を向けた。

「俊也さん、すみませんが、私は向こうでラビットから業務報告を聞かなければならないのでこれで失礼します」

「は、はい……あ、あの余計な口だしちゃって……ごめんなさい」

「……こちらこそ、失礼しました」

ジェーンは困ったような笑みを浮かべて俊也へ再度一礼してから、今度は土下座を続けるクラウンへ、険しい表情を向けながら話し出す。

「クラウン」

「な、何かな。ジェーン君?」

クラウンは顔を上げずにそのままの姿勢でたずねる。

「俊也さんにきちんと説明と謝罪をしなさい。貴方が話したがるだろうから、まだ何も説明していないのです。危険な目に遭わせた理由も含めてしっかり話しなさい」

「……ありがとう、ジェーン君。茶化すような発言、本当にすまなかった」

クラウンは、きちんとジェーンの方へ顔を上げてから、今度はしっかり謝罪と感謝を述べる。その態度にジェーンの表情は少し穏やかになり、言葉を続けた。

「……それから、書類が溜まってきていますから今回の罰も込みで、当分は執務室で缶詰めになってもらいますからね」

「え、そんな―」

クラウンの話の途中で、顔面スレスレに剣が突き刺さった。

「い い で す ね ?」

「………喜んでやらせていただきます」

文字通り、釘を、いや、剣を刺されたクラウンは力なく答えるしか無かった。

良ければ感想をお願いします。


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