表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過保護なパパは心配性!  作者: 荒巻
学校の章
14/19

8:ドローマ先生の授業②

「レベルやステータスについては理解したな。

 今日は全員相手にしてやる。レベルによる絶対的な差というものを実感してもらうためにな」


先生は皆の顔を見渡す。

「誰からくる?」


「まずは俺だ!」

最初に名乗りを上げたのは・・・誰だっけ?

クラスの名前はまだほとんど覚えてい。


「お前がクラスの一番槍ってとこだな、いいだろう。名は?」

「俺は酒吞しゅてん、本気でいかせてもらう。」

いつも着流しの着物を着ている長身のイケメンが名乗る。酒吞って言うんだ。メモメモ。


酒吞の攻撃から始まった。

身長ほどもある棍棒を振り回し、遠心力をのせて殴り掛かる。

先生のアウトレンジからの攻撃だ。

ドローマ先生はニヤッと笑うと、手に持った盾で受ける。

力の乗った一撃が先生を襲うが盾に当たった瞬間、酒吞の棍棒がはじかれた。


「なに!?」

はじかれると思っていなかった、酒吞は振りぬいた体の動きと逆方向にはじかれた棍棒の動きにバランスを崩す。

ドローマ先生は棍をはじいた動きのまま、懐に飛び込むと盾で酒吞を吹き飛ばした。

酒吞は地面を転がされ、体を立て直そうとしたときには首筋に剣を突き立てられていた。


「まいりました・・・」

「お前は強くなる。腕力を上げろ!」

悔しそうに絞り出した声に先生も答えた。ふおーー青春やわぁ。


その後、全員が手合わせしたが誰一人、先生の盾を越えることができなかった。


私?もちろんダメダメでした。獣魔のゼフィは見学だし、素手で盾を突破できるわけないじゃん。

入学試験では刀を使ったけど、私はママの体術にあこがれて素手で戦うスタイルを目指してるんだ。

スピードは私の方が上だと思うんだけど、すべて先回りされて防がれてしまった。

盾に防がれた手が痛い、やっぱり先生って強いな~


「これが、今のレベルと経験の差だ!レベル15以上の差があった場合ほぼ一対一での勝ち目はない。

レベル差は理不尽だ。戦場で出会った場合は逃げるか3人以上で立ち向かうことを覚えておけ。」


「(((はい)))」


「よし、今日、伝えたかったことは以上だ。何か聞きたいことはあるか?」


「ドローマ先生、相手のレベルが見えないのはどういう場合ですが?」

私はパパやママ、ゼフィのレベルが見えないことが気になったので聞いてみた。


「まったく戦闘力のない者にはレベルが存在しないな。町にはそのような者も多くいるぞ。危険探知に引っかからないほどのレベルということなのだろう。

また圧倒的なレベル差がある場合には見えないこともあるらしいが、Lv300くらいの差までなら誰でも見えるはずだ。ちなみに神々の多くがLv300と言われている。まあ災害クラスという奴だな。そんな奴に出会ったら速攻逃げろ。」


じゃあパパやママは後者なのかな~?帰ったら聞いてみよう。



今日の授業はそれで終了になった。

皆、先生にぶっ飛ばされて仲間意識が生まれたような気がする。

仲良くなれるかな~



【自宅にて】

「ねえパパ、今日授業でレベルについて習ったんだけど、パパのレベルはいくつなの?」

私は居間で勉強をしながら、食事の準備をしているパパに聞いてみる。


「700さ!」(`・ω・´)キリッ

「それがどうかしたのかい?」


「・・・やっぱりパパはすごいね!」

予想してたけど聞かなかったことにしようと思う。

私の返答に嬉しそうなパパ。右手にお玉を持ったエプロン姿。かわいすぎる。

そんなパパを手玉にとっているママのレベルは・・・怖くて聞けないよ~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ