冒険者デビュー
楽しくなって書いてしまった。反省も後悔もしていない。
(お兄ちゃん!起きて)
「ううん・・・あと五分・・・。」
(ほら早くしないと遅r・・・グオオオオオオオオ!!!)
「グオオオオ?・・・・・!!」
寝ぼけながら眼を開けるとそこにいたのは可愛い妹などではなく竜がいた。
やばい!転生していきなり竜とか考えてもいなかった!てか、神様に悪意を感じる!ひしひしとした悪意を感じるぞ!やっぱ邪神なんて創る神様なんてまともなわけねえんだよ!なんであの時点で気づかなかったんだ俺・・・。
じーと見つめて考えていると相手のステータスが出てきた
名前:なし
種族:ワイバーン
称号:なし
レベル:1
年齢:28歳
固有スキル:なし
スキル:ファイヤブレス
ダメージ軽減10パーセント
やばい!やばい!なんかないか?勝てる方法がなんかないか?
すると彼の手に触れるものがあった。
そこには一つのナイフがあった。
呪術師のナイフ(加護付き):破壊不可能
絶対斬殺
うわっ!なにこれ!滅茶苦茶禍々しいんだけど・・・。ええーい、これでいいか
彼がナイフを横に振ると・・・。
「グアアアアアア・・・・・・・・・・・。」
「うげえ・・・。」
一撃で真っ二つに切れている。
「強力すぎだろ・・・。」
右手に持ってるナイフ一撃でワイバーン真っ二つとかオーバーキルもいいところじゃないか・・・。むやみにふるうのは止めておこう・・・。
「それにしても・・・。」
今の装備を確認してみる。
装備:黒いスーツ(加護付き) 死神の靴(加護付き) 怨恨の手袋(加護付き)
呪術師のナイフ(加護付き)
なんか、凄いと言うことは分かるけどどんな効果があるのか分からないぞ。
「詳細確認」
そういうと固有スキル思考する邪眼が起動する。
黒いスーツ(加護付き):破壊不可能
防寒・防火・防水・防塵
死神の靴(加護付き):破壊不可能
飛翔
瞬間移動
高速移動
呪術師のナイフ(加護付き):破壊不可能
絶対斬殺
怨恨の手袋(加護付き):破壊不可能
自動追尾
んん?全部に加護がついてるってなってるけどこれが破壊不可能にしてんのか?
まあ、この感じだと多分そうだな。
「とりあえず、場所も知りたいな。」
周り森である。どれぐらいの広さかも分からない。ただ澄んだ空気が広がっている。といってもワイバーンの血の匂いで少し鉄臭いが・・・。
「マップ起動」
ここで役立つ思考する邪眼。
「おいおい、ここワイバーンの森って名前じゃねえか・・・。」
ゲームだったら絶対に中盤に来る感じだ。あんまりレベル1が居ていいところじゃないな・・・。確かにこのままいてもいいかもしれないがまたワイバーンに会うのはさすがに嫌だ。そういえば・・・。
「ステータス表示」
名前:マルヤマ
種族:邪神
称号:竜を屠りし者
レベル:12
年齢:16歳
固有スキル:世界の眼
思考する邪眼
物体創造
高速再生
血を分かつ者
スキル:物理魔法耐性
レベルが1から12に上がっている!さすがワイバーンである。下位の竜とはいえどもやはり竜さすがの経験値である!しかも、なんかかっこいい称号までついてきている。最高だ!ついでに・・・。
「魔法確認」
使用可能魔法:なし
割り振りポイント:11
「ふむ、どうすれば使えるようになるんだ?」
とりあえず、念じてみる。空間が移動したい移動したい移動したい移動しない移動したい移動したい移動したい移動したい・・・・。
使用可能魔法:空間魔法レベル11
「魔法にはレベルがあるのか・・・。しかも10レベルがマックスじゃないのかよ・・・。」
まあ、そんなことを気にしても始まらないのでそろそろこの森を出ようと思う。
ここから近くに街があるかな?
「おっ、ここに街があるな10キロぐらいだしそんなに離れていないな。ええっと名前は・・・グルアル領か・・・領ってことはそこを領地にしている貴族が居るんだろうな。」
なんだろ?貴族がいると思うと嫌だな・・・。多分、今まで読んでた本の中の貴族が意地悪だったからだろうな・・・。
「さて、行きますか・・・。」
そういうと彼は走り出す。死神の靴の高速移動の効果だろう普通じゃ出せないような速度で走れる。
「うおっ、これは調整するのが大変だなっと。あっぶね、木にぶつかりそうだ。」
だが、彼の底上げされている動体視力と運動神経で簡単に避けていくことができる。10分もせずに街に着いてしまった。異様な速さである。
「こういう所はだいたい表門から入ると金をとられるだろうからどこかから入る方法を考えないとな・・・んっ?」
その時、一台の馬車が前を通り中へ入っていく姿が見えた。
「そうだ、あの方法なら!」
彼が思いついたのは馬車の下に張り付きそのまま超えるという方法。なぜ彼がこんな方法を思いついたかというと、テレビ番組でやっていたある男の脱獄方法の中にトラックの下に張り付いて外に出るというのを一度見たのだ。
「前の体じゃ出来なかっただろうが今なら出来るな。」
そして、彼は次に通り過ぎた馬車を目にもとまらぬ速さで馬車の後ろにまわりこみ馬車の下に難なく張り付く。
このまま超えられればいんだけどな・・・。
馬車は門で一度止まり、また動き出す。張り付いたまま1分が経過していたが手は全然疲れない。さすが邪神である。
「さて、そろそろ途中下車かなっと。」
手を放し地面に落ちる。幸い馬車の下から現れた事に気づいている人はいない。
「と言ってもこんなの街に出たり入ったりするたびにやってりゃさすがに気づくだろうからどうしたもんかなあ?ここは冒険者ギルドにでも加入して手軽に身分証明書なんかがゲット出来れば楽なんだろうけど・・・。」
そんなことを話していると目の前に冒険者ギルドの文字が見えた。
「おっ、ラッキーこんな簡単に見つかるなんてね。さーて、加入しましょうかね。」
と、そこで彼は気づく自分は人間ではないのだと。
「・・・まっ、なんとかなるでしょ!」
しばらく考えて彼は扉を開ける。
「うわあ・・・。」
なんか思ってた通りの感じの人しかいない。こっち見るたびににやにや笑いながらなんか言ってるが気にはしないように心掛ける。カウンターに向かって行くと
「おっとごめんよ、僕ちゃん、ここはテメエなんざが来るところじゃないんでね!」
眼帯をつけた明らかに三下風の男が足を前に出してくる。
何故だろう?邪神になったからだろうか?いつもなら無視できてるこんな下らないことをこの足を出してる男を縊り殺せ、お前のナイフでぶつ切りにして殺せ、と心のどこかが言っている。だが、流石に加入もしてない俺がこいつを倒したらとやかく言われそうだったので先に加入をする事にする。
受付嬢はやはり綺麗な人だった。ついでだしステータスを見てみよう。
名前:リアナ・フラド
種族:猫人族
称号:ギルドの花
レベル:21
年齢:19歳
固有スキル:なし
スキル:料理人
会話
美声
受付嬢にぴったりな感じのスキル構成である。よくよく考えたら獣人を見たのはこの人が初めてだ。なかなか綺麗というよりは可愛いという言葉が合う人である。笑顔が眩しいぜ!
「こんにちは、どのような御用でしょうか?」
「すいません、冒険者登録をお願いしたいのですが・・・。」
「はい、分かりました少々お待ちくださいね。」
そういうと奥に消えていく。しばらくすると・・・。
「ええ、あの子が冒険者ギルドに加入を申請した子です。」
「うむ、そうか話をつけてきてくれ。」
50歳超えた体格のいいおじさんが出てきた。それにしても何故、『あの子』と言われているのだろうか?そう思い鏡がある方を向いて気が付いた。
「背が低い・・・?」
神様に頼んだ時に170以上と頼んだはずなのに160ほどしかない、しかも周りの人間が大きいから余計子供のように見える。神許すまじ・・・。
そんな事を考えていると受付嬢が近づいてくる。
「えっと、あのおじさんが加入担当者だからあの人の話を聞きに行ってね?」
「おう、坊主こっちだこっち!」
うむ、完全に子供扱いだ。神の奴、今度会ったら許さねえ。取りあえずおじさんの方に行ってみる。
名前:ギルム・ガルト
種族:人族
称号:ギルドの象徴
レベル:72
年齢:53歳
固有スキル:なし
スキル:斬撃
解体
剣士
魔強化
うむ、普通にレベルの高い感じだが魔強化が気になるな。
「よし、坊主、俺はギルムってんだ。よろしくな。」
「俺はマルヤマです。よろしく。」
「よし、ギルドについて説明させてもらうぞ。まず、ギルドには2つの依頼がある一つ目がモンスターなんかを狩る討伐依頼だ。これはその指定されたモンスターを倒すだけのシンプルな仕事だ。そこで手に入れた物は全て自分の物になるからな、まあ、いらない場合はギルドにうっぱらっちまえばいいからな、この依頼にはそのモンスターを倒したという証明部位ってのが必要になる、そこらへんにかんしては依頼状の紙に書かれてるからそこに書いている部位をもってくればいいぜ。もう一つの依頼が採集依頼だ。これは依頼の紙に書いてある物を取ってくるっていう依頼だ。何かのモンスターのアイテムだったり、薬草だったりを頼まれることが多いな。これ以外にも依頼はあるが特殊な依頼だからその時に説明されるだろうからここでは省く。さて、ここまでで質問はあるか?」
「ないです。」
「よし、次に冒険者のランクについてだ、F、E、D、C、B、A、Sとなっている。これは、依頼の難易度も同じようにランク分けしている。こうすりゃ事件もあんまり起きなくて済むからな。ちなみに自分より一つ上のランクまでの依頼が受けられる。ちなみにランクを上げるには一定以上の依頼をこなすと、試験に参加する権利を得る、この試験に合格すればランクが上がるが不合格ならまた一定以上の依頼をこなしてからじゃなければ、もう一回同じテストは受けられねえぜ。ついでにお前さんは今日入ったばかりだからランクはFからだぜ。」
「はい、分かりました。」
「それと、パーティーについてだ。パーティーってのは仲間みたいなもんだ。人数が沢山いればそれだけ心強いが分け前が減っちまうから増やしすぎにも注意が必要だ。あと、パーティーにもランクがあるぞ。分かったか?」
「今んとこ、組む相手がいないので大丈夫です。」
「よし、そんじゃあ、もっかい受け付けんとこに戻って申請してきてくれ。」
そういうとギルムは去っていった。言われた通りあの受付嬢のところまで戻ってくる。
「説明は聞きましたか?」
「はい、聞いてきましたよ。」
「えっと、それじゃあ、あなたの名前と種族、そして年齢をこの紙に書き込んでください。」
紙とペンを渡されたが字の書き方が案の定分からない。さて、どうしたものか。仕方ない、日本語で書いてみるか。
と、若干諦めながら書くと
「あら?あなた東の出身?」
意外にもこの世界でも日本語は書けば通じるようだ。ラッキーである。
「ええっと、名前はマルヤマ、種族は邪神族?聞いたことないわね。年齢は16歳ね。」
そしてその紙をプレートの上に置くとプレートに文字が吸い込まれた。さすがファンタジー世界、魔法ってすっげえー!
「そういえば、まだ名乗ってなかったわね。私、リアナって言うのよろしくね。」
「よろしくです。」
「今日はもう夕方近いから依頼は明日のほうがいいわよ?それと街を出るときはこのプレートを衛兵に見せればいいからね」
「有難うございました。」
そういって、立ち去ろうと扉まで行くと
「僕ちゃん、ちゃんと貰えたんだねえ、偉い偉い。」
この声はあの眼帯男である。
「・・・・散れ羽虫が・・・・。」
「ん?声が小さくて聞こえねえなあ。」
むかつく、殺したい、今すぐ、八つ裂きに、ぶつ切りに、ミンチに、殺したい
多分、ギルドは喧嘩については触れてこないだろうがさすがに殺したら問題だろう。抑えて抑えて抑えて弱い一撃で十分だろう。あまりにも三下感が強いので相手のステータスを見る気が湧かない。
「なあ、僕ちゃん、意外といい装備持ってるじゃねえか。おじさんに全部よこせば俺が有効活用してやるぜ!」
「表出ろ、勝負に勝ったら全部やろう、ただしテメエが負けたら俺に全部よこせ。」
「なんでお前みたいな餓鬼が俺に勝負挑めると思ってんだよ!けど、まあ、おじさんは心が広いから今の暴言をその装備で許してあげるよ?ん?どう?」
「その餓鬼の勝負にも乗れねえのか、ゴミクズが。」
「あ?んだとてめえ?こっちが優しくしてりゃつけ上がりやがって!てめえには俺の恐ろしさを教えてやるよ!」
「上等だ、ギルドの前でやってやるよ!」
そして、外に出る。ギルドの中からもぞろぞろと面白いものを見に外へ出て二人の周りを囲んで行く。
「あの餓鬼馬鹿だな、あのまま全部渡せば痛い目見なかったのにな・・へっへっへっへ」
「どっちにかける?俺はあの男に賭けるけどなまあ、餓鬼は死ぬだろうな!」
周りは面白そうに俺たち二人を見ている。
「おう、クソ餓鬼、てめえのそのむかつく顔を屈辱で歪めてやるからな!」
「てめえは、素手で十分だ。」
「あん?ふざけるのもt・・・グエッ」
男はそういうと倒れた。目の前にはマルヤマがたたずんでいる。
勝負は一瞬だった。本気を出すまでもなく、近くに近づいた瞬間に腹にパンチを一撃決めただけで倒れた。
「おっ、おい、何が起きたんだよ!」
「倒れた時にはもう近くに立ってたよな?」
「どういう事だ・・・。」
嗚呼、あっけないな本当に弱い、弱すぎる。取りあえず負けた方の物はもらっていいんだし、腰に掛けてある袋ごと持ってくか。
彼は倒れた男の腰から袋を取り男のみぞおちに蹴りを放ち、人々をかき分け近くの酒場に消えて行く・・・。
「今日はこの金で過ごすか・・・。」
やっぱり面白い作品を書くのって難しいですね・・・。
この作品が初めてなのでエタる事は絶対ないです!
改めてよろしくお願いします!




