神様って自由だなおい
「ううっ」
死んだのに意識がある?
なんだ?
感覚があるな?
「生きてる・・・?」
「いや、死んだぞ?」
誰だ?この声は?
「誰だ?」
「・・・・・・・。」
「いや答えろよ!」
「おっふ!あまりびっくりさせるでないわ!というかお主いつまでそこで寝てる気じゃ?」
俺はゆっくりと体を起こして周りを見渡す。
「ここどこだ?」
周りは真っ白な広い空間だ。
「死後の世界じゃぞい」
なんか近くに仙人風のおじいさんがいる。
「誰だ?」
意外な答えが返ってきた
「お主らがいう神様というやつじゃ」
「・・・え?」
なんか思ってたのと違う!
「酷い事を思うではない」
「なっ・・・」
「なんで考えを読めるかって?神様だからじゃよ!これで信じたじゃろ?」
ちくしょおおおおおおお!もっとカワユイ女の子みたいな神様を望んでたんだ!
なのになんだ!ジジイじゃねーか!
「そんなにわし嫌かの・・・?」
「すいません、あまりにもショックを受けたもので・・・それで神様が俺に何のようですかね?」
「・・・まあ、よい簡単な話じゃ。お主の死に方はわしが予測していたものとまったくもって違う死にかたじゃった。」
「予測と言うと?」
「人間には運命と言うものがあるじゃろ?お主の死に方はその運命を完全に無視した死に方をしたんじゃよ」
「本来だったらどうなってたんですか?」
「九十歳まで生きて妻もいてお金持ちになってたようじゃな」
「ちきしぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・・ハアハア」
「そう嘆くではない、だからここに話に来たのだろう?」
「はあ、過去の子と嘆いても仕方ないか・・・で、なんですか?」
「切り替え早いのお、それで話と言うのはなお主を別世界で蘇らせてやろうと思っての、どうじゃ?」
「お願いします!お願いします!なんでもするからお願いします!」
「そんなにあせるでない、今回お主を生き返らせるのは魔法がある世界じゃ」
「魔法!最高じゃないですか!もしかして獣人とか魔族とかいるんですか?いるんですか?」
「おおう、いるぞ」
最っ高じゃないか!俺の童貞卒業の夢が叶うかもしれないぞ!てか人間なんざどうだっていい!リアルの女が苦手で喋れなくてホモ扱いさえていたがもう誰もそんなことは言わない!俺を止められる者などいない!アイアムアフリーダム!
最高だ!
「うむ、欲に満ち足りてていいのお・・・。それで、お主のあちらの世界で生まれ変わることについてだが少し頼みたいことがある」
「なんですか?」
「邪神族の最後の男になって魔王になって欲しいんじゃ」
「チート性能はありますかね?」
「大丈夫じゃ、そういうのも諸々弄ってやるからの」
「有難うございます、それにしてもなんで魔王になって欲しいんですか?」
「まあ、魔王じゃなくてもいんじゃがなあっちの世界をめちゃくちゃにしてくれればいいんじゃよ、あの世界の神に本を貸したら借りパクされてのお、ムカついとるからあやつの世界をかき乱してやろうとな」
「わかりました、それと聞きたいのですが何故邪神族なのですか?」
「なんじゃ、邪神族じゃ不満かの?」
「いえ、そうではなくてですね、邪神って強大な力を手に入れて周りから邪神って呼ばれるんじゃないんですか?そもそも邪神は神じゃないんですか?」
「邪神は神ではないぞ、そもそも邪と付いておる時点で神の道を外れたものじゃその神の道を外れた者どもが集まり邪神族になったという事じゃな、それだけに強大な力を秘めておるから世界を混沌に陥れやすいんじゃよ、それに現存している邪神族の数が二人しかもどちらも女じゃから子供も作れんときた、このまま滅ぼすのはなんとも残念じゃからな、そこでお主を男にして繁殖させてしまえってことじゃ」
「その二人って可愛いですか?」
「まあ、見てからのお楽しみじゃの」
「それもそうですね」
「じゃあ、お主の体の話に戻るが外見に要望はあるか?」
「日本人風のやや美形で身長は百七十以上を希望します」
「わかったぞい、黒い角が二本生えているがいいかの?」
「いいですよ、まあ、外見にこだわりはないので」
「じゃあ、お主のステータスも決めるぞ」
「決まったぞい!」
名前:マルヤマ
種族:邪神
称号:なし
レベル:1
年齢:16歳
固有スキル:世界の眼
思考する邪眼
物体創造
高速再生
血を分かつ者
スキル:物理魔法耐性
「こんな感じでお願いします」
「うむ、わかった、あっちでの装備はわしが取り揃えておくがいいかのお?」
「そんな感じでお願いします」
「じゃあそっちの扉を開けてくれればいける筈じゃから」
「それじゃ、有難うございました」
「うむ、好きなようにやるんじゃぞ」
俺は新たな体を手に入れるためにこの扉を開ける。
新たな人生への第一歩だ。
「楽しめそうじゃのお、クックックック」




