棒付きキャンディー侮りがたし
(運がないな・・・)
(十六年生きた最後がこんなだなんて・・・)
(未練はないな・・・)
円山は集まる人をかすれてきた目で見ながら思う
(いや、未練はあるな・・・)
(せめて童貞卒業してから逝きたかった・・・)
そんなことを思いながら今朝のやり取りを思い出す
「おーい、円山!」
「おっ、武田!どしたん?こんな早くに?」
武田は違う学校に通っていて通学に使っている道に同じ部分があるが時間があまり合わないのでほとんど会っていない友達だ
「いやさー、久々に会いたくなったんよ」
「確かになかなか会えてなかったもんな」
「だろ?だから俺がわざわざ会いに来たんだよ」
「いやいや、いつもから早くしていれば全然会えるんだけど?」
「そんなこと言うなよ!まあ、これやるからよ!」
「フム、この飴に免じて許してやろう武田よ」
「ははー、タイヘンモウシワケナクオモッテオリマス円山サマ~」
「棒読みやめーや」
「まっ!そういう事でまた今度なー」
「おう!じゃあな」
そう言うと武田分かれ道を左に曲がって行く、俺はこの道を右に曲がると学校がある
久々に彼に会って上機嫌な俺はそのまま学校に入っていった。
そして今に至る。
特に彼を責める気はない、というか最後の日に友達と会えたのだから感謝すべきである。
(嗚呼、こんな事を考えてる内に死ぬなあー)
そして意識は途切れた。
誤字、脱字などがございましたら申し訳ありません。
一作品一週間ペースで書かせて頂きます。
遅れたら申し訳ございません。
時々、作者が壊れますがご容赦してください。




