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記憶喪失剣聖  作者: 融合


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5/8

4話 力試し

 【 ステータス

 

 称号:【記憶喪失剣聖】

 ジョブ:なし

 スキル:『×10のポイント増加』

 

 体力:1000

 武力:3000

 防御力:1000

 敏捷:6000

 技術:0

 運:5000

 魔力:100

 

 『メモリーツリー:3%「10000P」』】

 

 一先ず、今解放可能な球体は全部解放し終えた。

 気になるのは、『技術』と『魔力』の項目。

 おそらくだけど、『10%:始まり』の球体を解放できれば、それ以降の球体で技術のステータスも上げられるはず。

 魔力に関しては、元々魔力の全くない俺でも、いずれ魔法を扱えるようになれるんだろうか?

 今のところ魔法はおろか、他のステータスも試すことができていないため、本当に成長しているのか実感が湧かない。

 目が覚めたら知らない力が宿っていて、与えられたポイントを手作業で割り振って行くだけの単純な作業。

 もしも本当に、この力のおかげで生き残れたんだとしたら・・・・・

「よしっ!」

 住んでいるアパートはそれほど大きくはないけれど、10メートル以上の高さはあると思う。

「ゴクリッ」

 この力を試してみようとは決めたけど、いざその時となれば緊張で震えが止まらない。

 いや違うだろ。

 このくらいの恐怖なんて、一を失った時の恐怖に比べれば全然大したことない。

 強くなるための一歩を踏み出せ。

「まぁ、そのまま落ちれば確実に死んじゃうよな」

 助走ができそうな間隔は約5メートルで、アパートと隣の建物の間隔は約10メートル。

 スタートの構えを取ると、できる限り後ろ足へと力を込め、屋上を蹴り上げる。

「へ?」

 しかしなぜか体は前に進むのではなく、地を蹴った後ろ足は下へと沈み、視界には星が煌めく綺麗な夜空の景色が映り込んだ。

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ––––––––––––」

 俺はそのまま真っ逆さまに落ち、頭上からは崩れた屋上の瓦礫が降り注ぐ。

 あいにくこのアパートにはほとんど住人はいないため、落ちた場所は空き部屋だった。

「––––––––––––あれ・・・・・? 全然痛くない?」

 服はあちこちが破けてしまっているものの、目に見える外傷も痛みも全くない。

 一度ステータス画面を開き、防御力を確認する。

「防御力がこれなら・・・・・」

 すぐに騒ぎを嗅ぎつけた人たちがここへと集まってくるはず。どのみち事故の対応はしなくちゃダメだろうけど、今は、この力を試さずにはいられない。

「ウッ」

 高まる感動とともに空へと舞い上がる。

 体が軽い。

 動けば動くほど、みるみる力が湧いてくるみたいだ。

 空を飛んで風を感じる。

 生まれて初めて、背負ってきた全てのものから解放され、自由の身になった気分だ。

「フォーーーーーーーーー!!」

 強くなれる・・・・・俺は本当に、強くなれるんだ。

「クッ」

 なんだ・・・・・?

 急に目が熱くなってきた。

 

 <解放条件を満たす『剣聖の記憶』を一定範囲内に確認。『記憶の道標』が作動(※次回以降、解放可能な『剣聖の記憶』が存在すれば無条件で作動)>

 

 メッセージとともに俺の瞳に映ったのは、前方に伸びた赤色の直線。

 迷わずその直線を辿っていくと、灯りがほとんどない田舎の地に辿り着く。

「田んぼだらけだな」

 一体どこまで来たんだろうか。暗すぎて全く検討もつかない。

 ただ分かるのは、赤い直線が、目の前にある十字路の中央を指し示しているということ。

 

 <魂を持つ者が『剣聖の記憶』へと入場>

 

 再びメッセージが現れたと思った直後、俺の視界は突然白く包まれた。


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