23話 転職システム
「焦ったぁ〜」
俺のせいでダンジョンが崩壊するんじゃないかと・・・・・。
結果、俺が繰り出した聖剣による一撃で山が割れてしまう事態にはなったけど、大門の時のようにポイントが増えていないところを見ると、誰一人俺の斬撃で命は奪われていないってことだ。
後々分かったことだけど、このシステムは、人の命もポイントに還元されるらしい。
もしも極悪人にこの力が渡ってたと考えると背筋がゾッとする。
<––––––––––––転職システム起動––––––––––––『50%:死者蘇生(1名)』解放まで、八尺 流星の身に剣聖の力が宿っている事実を何人たりともバレてはならない––––––––––––現在「0/5」>
<規定の5名を上回った場合––––––––––––この力は貴方の身から失われる>
「––––––––––––はっ?」
何だ・・・・・これ。
剣聖の力が失われる?
そうなったら俺は––––––––––––
いや、弱気になったらダメだ。一先ず状況を整理しよう。
『50%:死者蘇生(1名)』ということは、今から丁度30%の力を解放する必要がある。
ここから増えてくる『剣聖の記憶』はまず問題ないとしても、50%の力を解放するまでには相当なポイントが必要になってくる。そして間違いなく、実力がバレることなくそれほどのポイントを稼ぐなんて不可能だってこと。
ここでポイントになるのが、八尺 流星としてという点と、まだ誰一人として俺の力の正体を知らないという点。
つまり彼女がいれば、この試練を乗り越えられるかも知れない。




