↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目には目を、歯には歯を、能力には、能力を  作者: 妄想お面
ウサギとダイスとひとつまみの欲望を

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/54

ルール説明

第26話です!

是非お楽しみくださいませ!

毎日投稿継続中!

 眩い照明の下、ダンジョンすごろくの盤面が宙に広がる。

 その光景を見つめながら、私はふとリィナとの会話を思い出していた。


*


 「兎幸の能力、確たる証拠はないが……おそらく“豪運”じゃろう」


 リィナは黒布を払った机の上で指をとんとんと叩きながら言った。


 水色の瞳がこちらを覗き込む。


 「のう、考えてみよ。もし完全に運だけの勝負となれば、勝ち目はまずない。あやつの豪運は、下手に挑んでも呑み込まれるだけじゃ」


 私たちは沈黙したまま頷いた。


 「じゃがな、兎幸に“認められる”には、兎幸が提案した遊戯で勝つのが一番確率が高いのじゃ。逆にそれ以外の勝ちでは……あやつは納得せぬかもしれん」


 リィナはにやりと笑う。


 「とはいえ、安心せい。あやつには癖がある。相手の得意分野で勝負を挑み、その上で勝ちたがるのじゃ」


 私の胸が跳ねた。


 「ミノリ、お主が“好きな目を出せる”と知れば、必ずサイコロを使った遊戯を選ぶじゃろう。そして他の者らの力も活かせるような形式にするはずじゃ」


 リィナの視線は次にルシアンへと移った。


 「ただし……ここから先の話は、ルシアンには聞かせられぬ」


 彼女は軽く手を振り、ルシアンに席を外させた。


 扉が閉まったのを確認してから、声を落とす。


 「兎幸が出す遊戯が“ある程度技術でどうにかなるもの”かは……運じゃ」


 そう言って机の上の黒曜石のダイスを軽く転がす。


 「ゆえに“百面の導き”を使う。毎朝、三人ともこれを振れ。一が出たなら、その日は運気が最高潮となる。兎幸が提案する遊戯が、技術勝負に寄る可能性が高まるじゃろう」


 私は息を呑んだ。


 「……けど、もしルシアンがこの話を聞いたら?」


 リィナの瞳が細く光った。


 「ルシアンの“斧幸”が絡むと、一が揃って出ぬ可能性があるのじゃ。ゆえに絶対に伝えるでない」


 その声音は、飄々とした調子から一転して鋭い。


 「運を絡めた作戦はすべて秘匿せよ。あやつには“別の役目”を担わせるのじゃ」


 私たちはただ頷くしかなかった。


 リィナは最後に、銀のスプレー缶と漆黒のダイスをもう一度指先で示す。


 「100万コインは、わらわが用意しよう。一が出たその日、お主らはすぐ兎幸に挑める。それまでは遊戯で名前を売れ。勝てば勝つほど、兎幸は興味を示すはずじゃ」


 そして彼女は小さく肩をすくめ、子供のように笑った。


 「ふふ……これで舞台は整う。あとはお主らが、どう演じるかよ」


*


 今朝


 リィナの前で、私たちは漆黒のダイス“百面の導き”を振った。


 最初に出たのはユキちゃん、15。


 続いて私、私は28。


 どちらも悪くはないが、1ではない。


 そして最後に、バレットが無表情のままダイス

を放った。


 ころり、ころり……止まった面に刻まれていたのは「1」。


 その瞬間、リィナはにやりと笑い、長い袖で口元を隠した。


 「ほぅ……出おったか。これで“道”は開かれたのじゃ」


 私とユキちゃんは思わず息を呑んだ。


 バレットは淡々とした顔でダイスを拾い上げただけだったが、その手はわずかに震えていた。


この瞬間決戦が始まった。


そして、今。


 スポットライトが舞台を照らし、観客の歓声が耳を打ち抜く。


 私たちは百万コインを積み上げ、兎幸の前に座っていた。


 「ダンジョンすごろく」


 兎幸の艶めいた声とともに、その盤が宙に浮かび上がる。


 マスの一つ一つが淡く光を放ち、異様な迷宮を描き出していく。


 バレットはカードを配られた瞬間から、冷静に内容を把握していた。


 ユキちゃんはにやりと笑い、手元のカードを扇のように広げる。


 私は心臓の鼓動を抑えながら、サイコロを握りしめた。

 

 ここまでは上手くいっている


 そして勝負はここからが本番だ。


 豪運の兎幸に勝ち、そして認めさせなければならない。


 さぁ、ゲームが始まる。


 基本の流れ

カードを引く。なお、このゲームで使うカードの山札は共通である。

 カードは開始時に6枚配布され、以降毎ターン1枚ドロー可能。他者と同じマスに止まっている場合はそのターンのドロー不可。


職業の選択

 「転職マス」に止まったときのみ職業を選べる。

 職業には固有の効果がある。またその職業専用カードを共通山札に追加してシャッフルする。



サイコロで進む

 6面ダイスを振り、出目の数だけ進む。進んだ数だけMPを回復。



マス効果

 止まったマスの色・種類に応じて効果が発動する:

 - 白(イベント):ランダムイベントが発生

 - 青(追加ドロー):通常のドローに加え1枚引く

 - 緑(回復):1D3を振ってその分HP回復

 - 赤(罠):1D10のダメージを受ける(相手と同じマスでも発動)

 - 金(大量ドロー):通常のドローに加えさらに3枚引く

 - 転職マス:職業を選ぶ(専用カードが山札に追加)

 - ショップマス:コインをマナに変換できる(1万コイン → 1マナ)。ただしコインが0になると敗北



カード使用

 カードにはMPコストがあり、支払うことで発動できる。

 攻撃・回復・補助など多彩。

 職業カードは誰でも使用可能だが、職業バフ(追加効果や強化)が乗るのは該当職業のプレイヤーのみ。



ゴールについて

  ピッタリゴールマスに止まる必要がある。

  止まれなかった場合スタートに戻ってやり直し。


勝利条件

ゴールに最初に到達する

自分以外のプレイヤーのHPを0にする

相手の所持コインが0になる

なお、最初はMP10,HP20からスタート

最後まで読んで頂きありがとうございました!


もしこの作品が気に入りましたら感想や評価をいただけると幸いです。

そうでなくともこの作品が少しでも気に入っていただけたら今後も読んでいただけると幸いです。


改めまして最後まで読んでいただきありがとうございました!

また次回もお楽しみください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。