表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
405/406

405.お茶を飲みながら

「ふぅ〜。やっと終わった。」

私は伸びをして、やり終えた宿題をカバンに入れた。・・・もう1時か。魔物の心配もせずに、今日から布団でゆっくり眠れるんだ。体がなまんないようにしないとな。そんなことを考えながら、喉が渇いたのでお茶を飲みに台所に行った。



「ん?」

父さん、お便所かな?

お湯を沸かしていると父とは違う足音がした。

「え?」

私が廊下に確認へ行く前に、(開いていた)台所の引き戸から本田さんがこちらを覗いた。

「あ、このはさん。」

「え?今日はこちらに泊まるんですね。」

「あ、はい。正敏さんが、宿代も馬鹿にならないからと泊めてくださって。突然ご迷惑をおかけしてすみません。」

「そんな。頭を上げてください。こちらこそすみません。父とは違う足音だったので、少し驚いただけです。本田さんもお茶どうですか?」

「あ、ありがとうございます。いただきます。」


 それから私は戸棚から来客用の煎茶椀と茶托を出した。


「はい。どうぞ。」

「ありがとうございます。」

本田さんはお茶をゆっくり飲むと、

「はぁ〜。うまいです。このはさんはこの時間まで勉強してたんですか?」

「はい。宿題が多くて。」

「このはさんは帝学ですよね。勉強もできて魔導師としても一流で・・。すごいです。俺なんか勉強はからっきしで。」

そう言って苦笑いをするとお茶をまた一口飲んだ。

 それから私達は10分くらいたわいもない世間話をした。本田さんは二の太刀いらずと二つ名を持つ人なのに、妹さん達と弟くんには頭が上がらず、いいように顎で使われているらしい。って言うか、可愛くて仕方がないから色々やってあげてるんだろう。本田さんが帝都に行くことが決まり、妹さん達からはおしゃれなもの、弟さんからはかっこいい運動靴を頼まれているそうだ。


「弟の運動靴は目星がついているんですが、妹達が言うおしゃれな物って見当もつかなくて。1番上の妹は高校3年、次が1年、その下が中学3年なんです。何買ったら喜びますかね?」

「ん〜好みもありますけど。鹿子島にはないお店の雑貨だったり、衣類だったり、化粧品だったりがいいのかな?・・・あ、私、幼馴染と出かけるんです。その時一緒に探しませんか?」

「いやいや。お友達とのお出かけを邪魔するわけには。」

「大丈夫です。2人とも人見知りは全くしませんし。私の幼馴染はすごくセンスがいいので。」

「ありがとうございます。一応、お友達に聞いて了解頂いたらご一緒させてください。」

「わかりました。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ