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399.会議が終わって

「あっもう9時。宿題しなきゃ。父さんは今日ここの警備を手伝うの?」

「いや。その予定はなかったけど。手伝おうか?西園寺先生の家庭教師、明日になって宿題、終わりそうにないんだろ?」

「うん。」

「今日の警備、代わろうか?」

「大丈夫。ありがとう。私の仕事だもん。頑張る。」

「そっか。じゃあ、たまには早く寝ようかな。このは、後は頼んだよ。おやすみ。」

「おやすみなさい。」





「ただいま。このは。起きて。」

「・・・・え?」

「宿題、途中だろ?起こした方がいいかなって・・・。」

「今何時?・・あー!12時?やばっ。宿題まだ終わってない。」

「このは。夕飯まだだろ。このはが会議室から戻ってすぐに寝てたから、食事はまだだって・・菊さんが。俺、軽目の夜食頼んでるから、一緒に食べようぜ。」

そう言って桜華様はテーブルの上に本をそっと置いた。

「ありがとうございます。」


 それから菊さんが、夜食のサンドイッチと、スープを持ってきてくれた。サンドイッチを一口食べて桜華様はため息混じりに、

「各地で呼び出された魔物による被害が増えてて、色々見直しをする必要がでてきてね。・・・このは。」

急に桜華様が私に抱きついた。

「ち、ちょっと、ちょっと!」

慌てる私に桜華様は、

「俺の警護このはがいい。・・でも、わがままは言えねー。帝国の国民に危険が及んでる時にそんなわがまま言っちゃいけないってわかってる。でも。寂しい・・。」

そう言って桜華様は腕に力を入れた。聞けば、警察隊、退魔部隊の再編成に伴い皇居(桜華様)を警護している私と、父さんの配置についても話し合われたとのこと。その中で、父が皇居、私は西園寺邸(百合ちゃん)の警護にと話が出たらしい。もちろん百合ちゃんの事情と、私が西園寺邸の警護をやりやすくするために、警察隊から腕利の女性と、退魔部隊か島津さんが私と共に西園寺邸に行くことになりそうとのこと。

「・・・なるほどね。・・でも、それなら何で島津さん?」

「あぁ、それは・・・このはとも親しいし、俺とこのはの昔話をよく知ってるから西園寺さんに受け入れてもらいやすいんじゃないかって。西園寺邸の警護も野村さんがいればこのはもやりやすいだろうって。」

「野村さん?」

「ああ。今、香知で警察隊の隊長をしてて、魔力も持ってる腕利の女性。結構な有名人らしい。今年から一番下の息子さんが帝都の大学に通い出したから帝都への移動は問題ないらしい。ご主人に先立たれて女手一つで2人の子供を大学まで行かせたんだって。」

「へぇー。立派な方ですね。」

「うん。」


 それから桜華様は、私が仮眠を取るまで私の隣にいた。

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