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392/410

392.朝食にて①

「・・起きてます?」

「スースースー。」

・・・寝てるのか。・・・やだな。寝顔見てるだけなのに・・・。はぁ。とにかく、桜華様の過剰摂取は体に悪い。私は桜華様を起こさない様にゆっくりベッドから離れてソファーに移動し、横になった。まだ外は真っ暗だし、もう少し寝ていよう。



「うん。いい感じ。」

朝の仕事を終えた私はシャワーを浴び着替えをしている。今日から衣替え。私は半袖のセーラー服の上から薄手カーディガンを羽織った。首の吸い跡を隠すためにつけ襟をしているが違和感もない。

「このは、用意はできたか?」

「はい。」

と返事をした。私に声をかけた桜華様は、半袖の白のカッターシャツに鼠色のスラックス姿。腕、逞しいな・・。・・っておい!夏服の男子生徒をガン見するなんてはしたない。しっかりしろ私!そう自分に言い聞かせてた。


「桜華様も今日から夏服なんですね。」

「まぁな。そのカーディガンは?」

「内緒なんですけど。校長先生と藤本先生から頂いたんです。合宿のお礼だって。」

「へぇ。いいな。よく似合ってる。ふふ。又、このはとの内緒が増えたな。」

と桜華様は笑った。私達 そんな話をしながら食堂へ向かった。ちなみに陛下から一緒に朝食をと呼び出されている。おそらく百合ちゃん件だろう。

 私達が着席すると、執事の方から私と桜華様に紙が配られた。皇帝陛下は

「先日お迎えした中東王国から書簡が送られてきたんだ。訳はしてあるから。」

とおっしゃった。予想外の内容に驚きながら私は書簡を読んだ。


・・・すごっ。書簡の内容を要約すると、①私と桜華様に対する感謝。

②儀式が無事に終わり、王太子殿下だつたラジム様が国王に即位したこと。

③王国内の混乱も落ち着き、前国王の容態も安定したこと。

④帝国を友好国定め、帝国が国難に見舞われた際は援助を行うとのこと。

⑤帝国を中東王国の友好国とし、中東王国の地下資源は帝国に優先的に輸出し、他国よりも(相場よりも)2割安くするとのこと。

⑥ ④と⑤については王太子になった元第二王子(ハバロン様)と王女様(ルル様)が帝国に使者として手続きをしに来るとのこと。


「儀式も無事に終わって、国内の混乱も落ち着いてよかったな。これもこのはのおかげだな。」

「何言ってるんですか。桜華様のおかげで

帝国は中東王国の友好国となって地下資源を2割も安く輸入できるようになったんですよ。」

「それもこのはが箱を開けたからできたこと。」

「違います。桜華様の寛大な処分のおかげです。」

私達の話を聞いて、皇帝陛下は、

「これは2人のおかげだよ。」

とおっしゃって微笑んだ。

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