367.2人きりの部屋で
「桜華様。」
「ん?」
「今日・・じゃなくて昨日。私、桜華様との約束、2度も破ってしまいましたね。」
「別にこのはが悪いわけじゃない。」
「いやいや。寝坊は完全に私が悪いです。」
「起こさなかった俺も悪い。」
「桜華様は優しいから・・。私は性格悪いから、その優しさに甘えて約束をまた破るかもしれませんよ。だから一発殴って下さい。」
「は?」
「そしたらすっきりしますよ。」
「は?なんでそうなるんだよ。」
「不満を溜め込むと体に悪いんです。だから発散して下さい。」
私は桜華様が殴りやすい様にベッドに正座して目を閉じた。
「私は鍛えていますから。どうぞ。」
・
・・
・・・
「このははずるい。俺がこのはを殴らないこと知ってるくせに・・。」
桜華様は私を抱きしめたままそう言って私をベッドに押し倒した。
「あの、殴って下さいとは言いましたけど、襲って下さいとは言ってません。」
!!!!
桜華様は急に私のうなじに吸い付いた。
チュッ。
チュッ。
「ち、ちちちょっと、何やってるんですか!」
チュッ。
「やめてください。」
「やめない。」
チュッ。
「待って!」
「待たない。」
桜華様はそう言って又うなじに吸い付いた。
チュッ。
「もー!ごめんなさい!」
「ふ、ふふふふふふ。はははははは。」
「ちょっと、笑ってないで降りて下さい。」
「やーだ。」
「私、まだ髪の毛濡れてるから布団が濡れますよ!」
「このはが術で乾かせばいい話だし、別にこのままでも構わない。このは・・もう少しこのままで居させて。」
「ダメです!菊さんが戻って来ます!」
「戻って来たって取り込み中だと言えば入って来ない。」
「術を使いますよ!」
「別に構わない。」
「わかりました。」
私は桜華様脇の下やお腹を思いっきりくすぐった。
「ははははははははは。こ、これって術じゃな・・。やめてくれ!ごめんって!」
「許しません!」
「はははははははははははは無理無理。」
私は桜華様がバランスを崩した隙に体制を変えて、桜華様に馬乗りになった。
「さあ。反撃開始です。」




