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365.一度自室に戻って

ジャーー。

「はぁ。お腹すいたな・・・。」

「このはさん、ラーメン食べてる途中だったもんね。」

「さっきラーメン残したし、今から何が作ってもらうのも申し訳ないので、買いだめているお菓子でも食べます。」

私は手を洗い終えると手ぬぐいで手を拭いた。島津さんも手を拭きながら

「さっき、動物の死骸を片付けたでしょ、だから先にシャワーを浴びて桜華様の部屋に行くようにね。」

「はい。そうします。」




「お疲れ様です。」

そう言って桜華様の部屋の前にいる2人の警備員の方に頭を下げて通り過ぎると、

「え?こちらにお戻りにならないのですか?」

と声をかけられた。私は事情を説明し、自分の部屋に戻ろうとすると、菊さんがやって来て、

「このはさん急ぎましょう。」

と言って(私の部屋の)扉を開けて、

「そのまま脱衣室に!着替えはご用意致します。」

と言って脱衣室のドアを開けて部屋を出て行った。・・・動物の死骸を片付ける時は口に手ぬぐいをつけて手袋をはめてはいたけど、その動物が病気とか持っていたら大変だものね。菊さんや警備員の方がこの様な対応をするのは当たり前だ。私は手ぬぐいと脱いだ制服や下着をカゴに入れ、急いで浴室に行き体と髪の毛を念入りに洗い、もう一度うがいもした。私は体を拭くと菊さんが用意してくれている下着と、制服を着た。制服は洗い替えまで用意されてたんだ。ありがたいな。そんなことを考えていたら

グ〜。

とお腹が鳴った。お煎餅でも食べようかな。私は脱衣室から出ると、菊さんが

「もう上がられていたんですね。では桜華様のお部屋にお戻り下さい。」

と言った。

「魔物の気配もありませんし大丈夫ですよ。実は夕飯の途中で魔物が発生して食べ損ねてしまったんです。お腹が空いちゃって。お煎餅をいただいたら髪の毛を結んですぐに戻ります。」

と伝えると、

「すみません。桜華様がお待ちで・・・。夜食はすぐにご用意しますし、髪の毛も私が結いますのでとにかく桜華様のお部屋にお戻りください。」

私は菊さんに懇願されて、濡れた髪にタオルを巻き、菊さんに手を引かれ桜華様の部屋に戻った。


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