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2度目の人生は、魔法使い  作者: タク
魔法使いになっちゃった!
6/8

第5章 旅立ち1

2まであります!

日の光が、窓から差し込んできた、外は清々し青空である。

絶好の旅立ちの日でもあった。ミユは、朝食を済ませると外に出て竜神像のところまで歩いていった。何故かと言うと父親を探しにである。朝食はいつも一緒に食べるのに今日に限っていないのだ、竜神像まで約徒歩で10分くらいで付く。暫く歩いていると、パトリオットが引く馬車が、竜神像の近くに止めてあった。

「おーい」そう言うと、ひょっこりとパトリオットが顔を出した。

「やぁお嬢様、おはようございます。」

「おはよう、パトリオット。パパ探してるんだけど知らない?」

「ラクド様なら、竜神像の前におられますよ」

「わかったわ、いってみる」そういって手を振り別れた。

像はそこから目とはなの先である。

「パーパー、どーこー?」と少し大きめな声で叫ぶと、像の裏側から父親がでてきた。ミユが現れたことに少し驚いてるようでもあった。

「ミユどうして、こんな所に?」不思議そうに言った。

「え?ただ探しに来ただけよ!パパ、悩んだりしているとここに良くくるじゃない!」

「はっはっはっ確かにな、ここは家の守り神が祀ってあるしな、そうだミユ、これをやろう。」そういって、箱に入ったきれいな懐中時計を渡された。

「これどうしたの?」

「特注で作らせたやつだ、入学祝いさ。」

懐中時計はいたってシンプルなつくりで、表面の細工に羽があしらわれていて、ぜんまい式の時計だった。裏面には名前が彫られている。

 「そうだパパ、裏で何やってたの?」

 「ああ、そうだなぁ」言い出し渋っている。しかし又口を開いた。

 「せっかくだ見てみるか?」

 「何を?」

 「いいから、ついてきなさい・・・」

 「はーい」

 そういうと裏に案内された。いたって何もない像の裏側、いたって変哲もない。

 しかし、ちょうど真後ろに父が立ち手を触れると、ガラガラと音を立ててみるみる内に入口にかわった。

 「ここはなに?」

 「ここは、バーレン家に大事な場所さ。灯を祭ってある」

 「灯?」

 「そうだ、竜神様に何かあった時のために残した灯さ。」

 階段になっておりコツコツと跫を鳴らしながら、下っていった。辺りは薄明るく、下の方から光が差し込んでいたそして、そこには本当に灯があった熱いという訳でもなくただ神々しいばかりの光である。

 「触れてごらん」父は言った。

 「熱くないの?」怖かったが体感としては熱くないのが分かっていた。

 「熱くないよ」

 灯に触れてみた、灯は熱いというよりむしろ心地よい冷たさがあった。不思議な感じがした、今まで見たことのない情景が頭の中をよぎっていく。いわゆるVRの世界を見ているようだった。父が私の手を引いた。

 「どうしたの?」疑問に思った。

 「あまり長く見るものではない、取り込まれてしまうからな。」

 「ふーん」取り込まれそうな理由は何となくわかった。

 あまりに綺麗でそれに迫力がある映像だった。竜同士の戦い、空を駆け巡るさま、まだ見ぬ世界である。ミユにとっては、楽しことこの上なかった。実際問題、灯とは何か疑問に思ったが、父に深く追求するのはやめた、止める方が何となくいい気がしたのだ。

 「ミユ、そろそろ時間じゃないのか?」父は言った。

 「うん、そうだね」もらった時計をさっそく使ってみた。

 「じゃあ戻るぞ。」そういうと足早に像の中から立ち去った。

そこから出るとパトリオットの姿があった。

「お嬢様、旦那さま、こちらでしたか。早くいかねば、汽車の時間が遅れてしまいます。」すっかり忘れていた。時計を見るともう10時を過ぎていた。出発してしまうまで1時間である。

「やば、早くパトリオット、馬車を出してください。」

「わかりました、家まで5分とかかりません。それから・・・」

「いいから早くしてください!」とにかく急がせた。

家に着けば母が荷物を外に出しておいてくれていた。

「ママありがとう。」

「いえ、いいのよ、遅くなるのはわかっていました。さて、駅まで行くわよ。」なんだか母が張り切っている。

「ちゃんと切符は持ったかね?」父は心配そう。

「はぁー、大丈夫だって、持ってるよちゃんと!」

「なら、いいんだが、入学手続き証もあるな?」心配しすぎである。そんなことより早く出発してほしいのだが・・・。

「パパ~ママ~早く行くよ~。」急かした。

「解ったわよー、荷物は自分で積めなさい!」

「もーはやくはやく!」

使用人達も家からゾロゾロと出てきてくれた。

『いってらしゃいませ、お嬢様!』いつも思うがお嬢様気分が少しずついいものだと思えてきた。

母が馬車に乗り込んで、ようやく出発である。

(わくわくモノだー!)心のなかの声がでてくる。

「では、しっかり捕まっててくださいねー。急いで駅までいきますよ!」そうパトリオットはそう言って、急いで馬車をはしらせた。

駅には出発20分前には着いた。

「さすがに跳ばしすぎだよ。」体のあちこちが痛い。それに父は何故か元気がない。

「どしたの?パパ?元気がないよ?急に。」そう言うと父は涙を潤ませていた。

「いい年なんだから泣かないでよー?」

「泣くにきまってるだろ!1人娘の旅立ちなんだから!」そう言うと本当になきはじめた。母はというと、平然としているがどこか寂しそうに見えた。

「ママもそんな心配しないでよー!」そう言うと、そうねと一言いい、抱きしめられた。なんだか少し寂しいくなる気持ちが解ったような気がした。

大きなトランクケースを、引きずりながら駅のホームまで移動した。もう汽車は来ている。蒸気機関車を見るのは初めてで、あまりの迫力に声が少し震えたのをいまだに覚えている。

汽車の中に入った。大きなトランクケースだったが、以外にも扉は広くすんなりと汽車に入れられた。

ホームからはボロボロに泣いている父と心配そうにしている。母が、私を見つめていた。

「大丈夫!心配しないで!」私そういった。汽車の汽笛がなった。もうすぐ出発である。扉はしまり、動き始めた。私は父と母に精一杯手を振った。父と母もてを振り返してくれた。

少し寂しい気持ちになったけどワクワクの方が、今の私を駆り立ててくれている。






 

2は汽車での話をするでしょう

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