第1章 そして転生へ・・・
若輩者ですおみしりおきを
ふわふわ流れる、何故だか心地よい何も感じないはずなのに、何も見えないはずなのに、流れてるのかも分からないのに、何故気持ちいいと感じるのか?わからないわからないわからないわからないわからない。
何処まで行くのか?何処に行くのか?どこにどこにどこにどこにどこにどこにどこにどこにどこにどこに。
そう、私は思った。
ただ記憶はある、すべてはあの日が問題だったけか。
私は滝本美優、高校に入って早、3ヶ月になりました。もっと詳しく言うとごくごく平凡な人生を送っております。しいて他の人と違うといえば天涯孤独であるというくらいです。父と母は幼いころ亡くなったためであります。頼れる親戚も特におらず、孤児院育ちであるということくらいであるということです。高校も全寮制で、特待生だということ以外はいたって普通の高校生であります!
以外にてんこ盛り属性かもしれない。
学校の行事山登りがある、その前の日にかぎって雨がザーザーと激しく降っていたのが記憶に新しい、個人的には美優はインドアで外で何かをするのが嫌いで、雨が降ったことに少し心を弾ませていた。
「中止になんないかな?」とベットの上で心の声がででしまった。
実際体育は嫌いな科目ではあるが、できない訳ではない。この学校を選んだのも特待生で入れたためである。一番嫌なのが学校行事であることに嫌悪しているのが本音である。
雨は一向にやむ気配はない・・・
しかし弱まってはきている。美優は溜息をついてベットの上で暫く眼を瞑った。目を瞑ると何やら緑の草原や、空想上の生き物たちが見えてきた、そこで私は魔法を使って戦ってるではないか、すごく楽しそうに、そして生き生きとしている自分がみえる。あぁ楽しそう、そう心の中で美優は思った。
目をぱっと開けてみると、もう12時を回っていた。どうやら眠っていたようだ、山登りの準備も終わっていたため美優はベットに潜り込み、また目を瞑り深い眠りについた。もう雨音は消えていた。
朝は騒々しいそう美優は思う、まだ5時だというのにドアをガンガン叩く音が聞こえた、美優は掛布団を頭までかぶり聞かないようにしていた。
「朝だぞーおーきーろー」声が聞こえる
隣の部屋の咲である、おそらくは。
毎朝おこしに来てくれる珍獣である。
高校入ってからの友達で、とても元気のよい子である。たまにウザくも感じるが・・・。
「オーキーロー」朝から迷惑なことである、メールや電話なら拒否レベルだ!
私はいつも回りの迷惑と自分の睡眠とに天秤にかけ、珍獣がまつドアを開けてしまうのだ。今日もかわりなくドアを開けた。
「おはよー!」満面の笑みで私を向かえる咲に、いつもあっけらかんとしてしまう私、ぼそぼそとおはよーと私は言った。
咲は私と違い、活発で体を動かすのが大好きで、部活動はバレーボールをしている。私は帰宅部である。いつも笑っていていわゆるいい子である。愛想はいいし、可愛い、それに憎めないときている。
本当に何故私と友達になったのかと常々思う。ただ単にクラスが同じで出席番号が、近いというだけなのだが、何故か仲良くなった。きっかけはなんだったか・・・。
そう朝から長考していると、かたを揺さぶりオーキーローと、咲は叫んだ。
「起きてる起きてるよー」私は咲の腕をつかみ静止させた。
「ならよかった、美優ちゃん目を瞑ってるんだもん」
「仕方ないでしょ、まだ5時だもん朝御飯まで時間があるー」
「部屋に入っていい?お邪魔しまーす」
「勝手に入ってるし」だが憎めないのが彼女のいいところである彼女は勝手にテレビをつけて朝の情報番組を見ながらくつろぎ始めた。私はベットに戻り布団にくるまった。
「ねぇねぇ美優ちゃん」
んー?布団にくるまりながら気のない返事をした。
「今日は雨ふらないかな?」
「天気予報だとどうなの?テレビ見てるでしょー」
「天気予報だと晴れだって」
「そっかー、なら中止にならないか~」残念である。というよりわかっていたのだがはぁー、億劫でしかないのだ。
と、こんな他愛もない話を一時間程度していると、あっというまに朝御飯の時間である。
「美優ちゃんいっくよー朝御飯!!」そういいながら私の布団をガバッとひっぺがえすと、また肩を掴んで揺さぶられた。
「わかったすぐしたくするよ~~」こんなのが毎朝である。でも嫌いじゃない。
朝御飯はブュッフェスタイルで好きなものを好きなだけである。私たちいつも、スクランブルエッグにソーセージ、そしてクロワッサン三個がいつものメニューである。嫌いな野菜はほとんどとらない。それを見かねてか、咲は私に野菜と野菜ジュースを押し付けてくる。私はそのお節介を断り切れず嫌な顔おして食べるようにしている。
「咲もう野菜は勘弁してよ」野菜ジュースを飲みながら言った。
「美優ちゃんは栄養偏りすぎだよー」笑顔で言った。
その笑顔を見ると私は何も言い返せず野菜ジュースを飲み干した。あの笑顔どうしても勝てない!
(私、甘いのかなぁー)そう思ってしまう。
そんなこんなで、もうすぐ7時になるところである。怠い8時30分からバスに乗り、山に行き山登り、怠い、そう思いながら野菜ジュースを飲みほした。食器を片づけ窓をぼんやり眺めていると、珍獣は私の首根っこ掴み、部屋まで拉致していった。
「ところで咲、準備終わってるの?」ふと思った。
「まぁーだ。だって美優ちゃんしてくれるでしょ?」これである
ごちゃごちゃ荷物を私の部屋に持ってきて、丸投げである。当の本人は占いを見ていたりしている。
「所で咲?合羽は?」
「今日の天気で晴れだって」
「そんなに天気予報あてにしちゃダメだよ?」
「このお姉さん当たるんだよ?所で、なんと占い1位だってわ・た・し。美優ちゃん最下位でした~」
そんなことを言いながらテレビにかじりつく咲、満面の笑みなのはかわらない。私が最下位と云うのは当たっているだろう。このグチャグチャの山をバックに詰めなければならないのだから。とりあえず荷物を綺麗に畳むことから始めた。実はめんどくさがりの美優だが面倒見がいいのがたまに傷であると思っていた。荷物をバックに綺麗に詰め込むと時間は8時になる所だった。
「さて咲、できたよ」と咲に私は声をかけた
「ありがとう美優ちゃん、まるで私のお母さんだー」と他愛なくいう。お母さんがどんなものか、私は知らないがそういうものなのだろう。正直照れくさい。
「さて着替えていくよー」テレビのリモコンを消そうとすると。
「待って、待って最後の占い」
「変わんないでしょ、アンタが1位私が最下位で」私はオカルトは好きだが12星座の占いは信じていなかった、当たる要素がまるでないためである。同じ誕生月の人間はみなそのような運命をたどるはずはないに決まってる。
「ラッキーアイテムとかが違うのー、因みに私はストールで、美優ちゃんはポンチョだってさーかわいいねーポンチョ~」
「はいはい、残念ながらポンチョは持ってない合羽だけです。てことで今日は雨が降るのかな?」
「天気はいい方だよ~」
「残念ながらそうですねー」
「じゃー学校でねー」と咲はいい、バックを持ち部屋に戻って行った。
私は静かになった部屋でサッサと体操服に着替えもう一度ベットに潜り込んだ。
(はーめんどいー)そう心の中で何十回か呟き、ガバッとおきた。
8時10分が回ろうとしていた。あわてて起きて、バックを持ち部屋を後にした。
学校について、バスはもうついていた、外で点呼をとるようでガヤガヤと騒がしい。
珍獣に見つかってしまった・・・。
「おーはーよー」さっきもあいさつしたばかりなのに元気なやつである。
おはよと素っ気なく返した。
8時30分が回り先生がやってきた、点呼を取った後長ったらしい説明がいろいろされた、正直めんどくさい。朝の気怠さから、バスの中では熟睡してしまった。さすがの咲もおこしたりはしなかった。10時になりやっとバスは山に着いた。名前はあったのだが、あまりの疲れから覚えてすらいなかった。
そしてついに山登りスタート、案の定ではあるが地面はぬかるんでいて、歩きずらいことこの上なしである。意外ときつい斜面や段差をのぼりながらやっと中腹地点に着いた、そこには滝がドーッと流れていて綺麗だったと記憶している。登ってから1時間特に問題なく進んでこれた、しかし靴が泥だらけになっているのが、遣る瀬無い感じである。休憩もそこそこにまた山頂を目指してのぼり始めた。そんな時である雨が降ってきたのだ。生徒はみな自前の雨具をきて歩き始めた。中腹から少し行ったあとの事である、上の方から石が降ってきた、いわゆる土砂崩れの前触れである、私はとっさに前を歩く咲の裾をつかみ自分の方に手繰り寄せた。その影響で私は前に足を滑らせ、土砂とともに体を持って行かれた。
最下位だったのはほんとだったようだ、おそらく助からないだろう・・・。
悪魔が私に囁くまでは。
朝の出来事を思い出していた。
(ラプラスさんいる?)そう心に響かせた
「いるぞ、転生までちょっとまて」
(それはいいんだけど、転生って地獄に行ってからするものじゃないの?)
「ほう詳しいな、異世界だからそんなめんどい手続きはない。」
(ふーん)
「不服そうだな?」
(いやそういう訳ではないよ、ただ転生するのに何千何万と年数がかかるはずだけどそこの所どうなのかなぁとおもって。)
「気にすることではない、一瞬で終わる。ただ記憶の継承に時間を取られているだけだ。」
(そっか、めんどくさいんだね~)
「まあな、そういえば何故魔法使いなのだ?」
(?)
「そうか、そうだな、何故魔法使いにあこがれる?」
(ああ、そういうこと、魔法って便利そうじゃん!それに魔法について色々学んだけど、オカルト的で暗いし、ファンタジーの魔法なら火をぶつけたり、氷を発射したりできるもん!)
実際の魔法というのは、薬学の応用や化学の応用である。今現代における魔法使い・魔女と云うのは、主にそういった人たちである。実際ホウキで空など飛べるわけはない・・・。
現代の魔法使いというなれば、ニコラ・テスラやトーマス・アルバ・エジソン世界に電気と云う発明をもたらしたのだから・・・。同時に危険なものでもある。それをいうなればアインシュタイン博士も魔法使いの素質はあるのだろう、核爆弾も作ったくらいだし。
私の探求は魔法とは何のエネルギーにより生じているのかである。ファンタジーの世界ではマナと呼ばれる自然エネルギーや自分の生命力を使い何か奇跡つまりはミラクルを起こすことである。現代でも魔法の洗剤と魔法の薬なんかは奇跡を起こすという意味でつかわれている。
中世代の魔女については一番有名なのがジャンヌ・ダルクであろう、彼女はあくまでも男性として振る舞いそして死んでいった。何故魔女は存在してはいけないのだろうかと考える、実際問題、人間の畏怖の象徴そして悪魔信仰の象徴によるものであろう、神に背くとしかしながら、神とは唯一神である。場所によっては違うが、神は悪魔を作ったのだと簡単に言えば納得できる。では悪魔とはなんだ?
悪魔とは地獄にいる刑の獄卒である。じゃあ天使とは・・・・。
「おい、いい加減にしてくんないか?」ラプラスは言った。
(ごめんごめん聞こえてた?)
「心で会話してるからな、ダダ漏れだ、そんな頭でっかちじゃ魔法使いになれんぞ?」
(そうなのか・・・。)
「まぁなんだ、考えるな感じろだな!」
(ふーん、なんか単純なんだね、魔法とは高度な科学力であるって思ってたけど・・・。)
「なる様になれが正しい時もあんだぜ?」
(あ、そうだ!)
「どうした?唐突に?」
(私の死んだ事故どうなったの?咲は無事?)
「一寸待っとけ調べてやる。」
暫くして声がきこえた。
「えーと死者0名行方不明者1名ってなってるな」
(私まだ土砂の中か~何だか複雑な気分まぁ大惨事にならずでよかったかな?)
「良くはないだろ、お前が行方不明な時点で!」
(この空間?ってなんなの?妙にふわふわするし、気持ちいいし。)
「異世界ゲートとでも思え、あ、そうだ、お前どんなところに生まれ変わりたい?」
(転生ってそういうことなの?小説とかと全然違う~)
「あのなぁ生まれ変わらなきゃ転生できんだろ?」
(うーん、王女様ってのも捨てがたいけど生きるのしんどそう、いいとこの貴族の令嬢かなー)
「あいあい」
(なんか適当そうね、あんた)
「いや物件探ししてんの、ちょうどいいのがなくてな~、魔法使いで貴族で令嬢ってのが。」
(異世界ってどんなところ?)
「お前多元宇宙ってしってっか?」
(平行宇宙、平行世界とかそんな感じだっけか?)
「まあそうだな。お前の合う世界を今検索している処だ。」
(じゃあこのふわふわで、何だか気持ちいいのって、宇宙を彷徨ってるってこと!?)
「まぁ似た様なものだな、けっけっけ」
(まぁいっか)
「落ち着いてるなお前」
(どうしようもないし)
「・・・まぁいいほかに気になることとかあるか?」
(うーん、モンスターとかいるの?)
「いるな、いるところが目的だっただろ?確か、ドラゴンとかいれば満足するだろうきっと」
(うん)
「最初に言っておくが娯楽はほとんどないからな、ゲーム、テレビ、などなど」
(そんなの聞いてないよ~、ゲームもないなんてテレビも・・・・地獄じゃ)
「まぁな、記憶がある娯楽を知ってるってことは、地獄にもなりえるな。けけけ」
(そういえばあなたの目的は?)
「もう一回いっておくか、ある男の鎖を切ってほしいのだ、魔法使いになって。」
(それだけ?)
「それだけだ、何も難しい事ではないだろう16になれば魔法が使えるようになる、そうなればきっと」
(ってもう1回16年やり直し!!)
「そうなる」
(そしたら32歳じゃんあたし)
「見た目は変わらん何にも」
(そういう問題じゃないー)
「そういう問題だ、さぁ口を閉じろそろそろつくぞ!!」
そうラプラスが言うと辺りがカーッと明るくなって私は吸い込まれていった。
石鹸の匂いがする、良い香りである。男の声だ・・・
「おお奇跡だ、目を開けたぞ、名前はなんにしようか、エリザベス、カトリーヌ、うーんうーん悩ましい、ベアトリスなどどうだろか?なぁレイアよ」
(絶対いや)美優は思った。
女の声がする「あなた、今はそっとしておきましょう、やっと産声を聞けたんですもの。」
(泣いてはないがそっとしておけ男よ)
男は私にどの名前がいいかと聞いてきた。
「ミ・・・ユ・・・・ウ・・・・」私はそう堀絞る様に答えた。
男は驚いていた、女もである。
「おおすごい、言葉を話せるぞ、神様が神童を与えてくださった。さっきミユと言ったな?なぁレイアよ、わが娘はミユとなずける、ミユ・バーレンだ」
ミユはそこで意識を失った、そして鳴き声が延々とこだまし続けるのであった。
魔法使うまでかかりそうです・・・




