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一年の宝物  作者: ゆみ。
8/37

──運動会当日!A組、奇跡の逆転劇──

朝の校庭、緊張とワクワクが混ざる


快晴。

青空の下、校庭にはテントが並び、クラスごとの旗が風に揺れていた。


颯「よっしゃー!運動会日和!」

香奈「颯、朝からテンション高すぎ」

日向「今日の応援メイク、完璧に仕上げてきたよ」

翔太「日向、応援団より目立ってるぞ」

雫華「今日は走るの楽しみ」

はるか「私、転ばないように頑張る…!」


優里は落ち着いた声で言う。

「みんな、怪我だけはしないようにね」


(この言葉が後でフラグになるとは、誰も思っていなかった)


---


午前の部:みんなの活躍


香奈:バスケ部の機動力、障害物競走で無双


ハードル、縄跳び、麻袋ジャンプ。

どれも香奈にとっては“準備運動レベル”。


実況「石川選手、速い速い!全部の動作がスムーズです!」


香奈「よっと!」


ゴールテープを切る。


颯「香奈、強すぎ!」

日向「運動会の主役じゃん」


---


はるか:玉入れで奇跡の連続命中


はるか「えいっ…あっ、入った!」

「また入った!」

「え、また!?」


クラスメイト「はるかちゃん、玉入れの才能あるよ!」

はるか「そんな才能いらないよ!」


雫華が微笑む。

「はるか、かわいい」


---


雫華:借り物競走で“無駄美人”炸裂


カードに書かれていたお題は──


**『美人』**


雫華「……」


観客席「え、あの子行くの?」

「いや、美人すぎるだろ…」


雫華は淡々と走り、カードを掲げる。


審判「……合格です」


香奈「そりゃそうだよ!」


---


翔太:騎馬戦で圧倒的存在感


女子「翔太くんが騎馬戦とか…絶対かっこいい…」

男子「いや、強いし速いし反則だろ」


翔太は冷静に敵の帽子を取っていく。


颯「翔太、今日イケメン補正がいつもより強いぞ」

翔太「補正って言うな」


---


健斗:英語実況でなぜか盛り上がる


健斗は放送委員に捕まっていた。


「Next is the 100-meter dash…」


観客「発音良すぎて笑う」

「なんか海外の大会みたい」


健斗「なんで俺、実況してるんだ…」


---


理人:綱引きで力を発揮


理人「力学的に言うと、重心を低くして…」

クラスメイト「理人くんの指示わかりやすい!」

「理系の知識が役に立つとは…!」


颯「理人、今日めっちゃ頼りになる!」


理人「いや、普通だよ」


(普通じゃない)


---


颯:応援団で声量が校庭を揺らす


颯「フレー!フレー!A組!!」


日向「颯、声で風起こしてない?」

香奈「鼓膜が死ぬ…!」


でも応援は確実にクラスの士気を上げていた。


---


そして、午後の部:全員リレー


A組は現在、総合2位。

優勝には、このリレーで勝つしかない。


颯「絶対勝つぞ!」

香奈「落ち着いていこう」

はるか「バトン…落とさない…!」

翔太「俺も全力で走る」

雫華「任せて」


日向はポンポンを持って叫ぶ。

「A組、いけーー!!」


---


## ◆スタート:颯の爆走


颯「うおおおおお!!」


スタートの合図と同時に、颯が飛び出す。

声量と勢いで他クラスを圧倒。


実況「A組、スタートダッシュが速い!!」


颯「はるかー!!」


---


## ◆2走:はるか、奇跡の安定走


はるか「い、いきます!」


緊張しながらも、バトンをしっかり受け取り、

転ばずに走り切る。


香奈「はるか、完璧!」

はるか「やった…!」


---


## ◆3走:香奈、圧倒的スピード


香奈「任せて!」


香奈は一気に差を広げる。


実況「A組、トップに躍り出たー!!」


日向「香奈、かっこいい!」


---


## ◆4走:翔太、まさかの…


翔太「行くぞ!」


爽やかなフォームで走り出す翔太。

しかし──


**ガッ**


翔太「っ…!」


砂に足を取られ、まさかの転倒。


観客「えっ!?」

香奈「翔太!!」

日向「翔太くん!!」


翔太はすぐに立ち上がるが、順位は一気に3位へ。


翔太(くそ…俺のせいで…!)


---


## ◆アンカー:雫華、覚醒


雫華「翔太、バトン!」


翔太「……頼んだ」


雫華は静かに頷き、走り出す。


**風が変わった。**


実況「A組のアンカー、速い!!」

「え、あの子誰!?」

「美人すぎて走ってるだけで絵になる!」


雫華は1人、抜いていく。そして…


香奈「雫華、いけーー!!」

日向「お願い!!」


最後の直線。

トップとの差はまだある。


しかし──


雫華「……っ!」


ラストスパート。

しなやかで力強いフォームで、ゴール直前でトップを抜き去る。


パアァアン


**ゴールテープが切れた。**


実況「A組、逆転優勝ーーー!!」



__________________


颯「やったーー!!」

香奈「雫華、すごすぎ!」

日向「翔太くん、怪我してない!?」

翔太「大丈夫…でも、本当に良かった…」


雫華は息を整えながら言う。

「翔太の分まで走っただけ」


翔太は苦笑する。

「ありがとう。助かったよ」


はるかは涙目。

「みんな…すごい…!」


優里が微笑む。

「A組って、本当に強いね」


---


夕焼けの校庭で、みんなが輪になって座る。


颯「最高の運動会だったな!」

香奈「うん、忘れられないよ」

日向「写真いっぱい撮ったよ〜」

はるか「私、転ばなかった…!」

理人「翔太の転倒は想定外だったけどな」

健斗「But it made the victory more dramatic」

翔太「フォローになってない」


雫華は空を見上げて言う。


「また来年も、みんなで走りたい」


香奈が笑う。

「もちろん!」


A組の笑い声が、夕空に溶けていった。


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