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面倒くさがりの飲食店店員(女)の日常  作者: 美月


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うちのハムスターが宇宙一可愛い

 突然だが。うちのハムスターが今日も可愛い。宇宙一可愛い。丸くて、ふわもこで、目がくりっと大きくて。体毛は白だが、よく見ると顔の鼻の周りはやや灰色がかっている。

 うちのハムスター、ジンライちゃん(メス)である。ジンライちゃんとの出会いを話そう。

 ジンライちゃんは、実はペットのおうちという里親募集のサイトで、里親を募集されていたハムスターである。お父さんはブルーサファイヤ、お母さんがパールホワイト、部屋んぽの最中に二匹が接触して、子どもが生まれたという経緯だ。

 しかし、一度に四匹も生まれてしまえば、飼い主の負担はそれだけ大きくなる。親も含めて、六匹。さらにオスとメスを別々にしなければ、子どもがまた生まれて多頭飼育崩壊を起こしてしまう可能性もある。ハムスターはおよそ二週間で交尾ができるようになるため、すぐさまジンライちゃんもジンライちゃんの兄弟も乳離れした後に里子に出された、という経緯だ。

 覚えている。ジンライちゃんも含めて、一匹がブルーサファイヤ、他の三匹はパールホワイトの体色であった。

 季節は二月の半ば。ジンライちゃんは冬生まれだ。私はてっきりジンライちゃんはオスだと思っていたのだが。動物病院に行くと、メスだと言われた。そこから可愛い名前をつければ良かったのに、今更名前を変更するのも違和感があり。

 結果、ジンライちゃんはメスにも関わらず、ジンライというオスっぽい名前となってしまった。

 最初はジンと付けようと思ったのだが。

 ジンライの名前の方がなんとなくしっくり来る気がしたのだ。

 私の頭の中で、ジンライを漢字に変換すると、神雷・神来・人来・迅雷・仁頼など。良い意味が多い名前なので付けたのだと思う。

 ちなみにジンライちゃんは私がお伊勢さんに行く時に連れて行ったこともあるので、内宮に二回参っている。二見興玉神社にも行き、手の中から出さなかったが、間近で海を感じたこともある。

 職場の同僚に言われた。

「ハムスターで伊勢神宮に行ってるって、なかなかないですよ」と。

 私が飼ってるハムちゃんだ。神様のご加護があった方が、長生きしてくれそうではないか。

 あと、ハムスターとはいえ、一緒にいる以上は波動が似ていないと一緒にいられなくなるかもしれない、という恐怖もあったからだ。

 人同士に相性があるように、人とペットの間にも相性は存在する。あまりに波動がかけ離れていると一緒にはいられない。類は友を呼ぶ、その逆は類でなければ友ではいられない、だろう。

 おそらく私は波動が高い方なのだと思う。運が良いからだ。

 つまり、私とジンライちゃんが一緒にいるには、ジンライちゃん自身にも何かしら経験を積んでもらう必要があった、そう思っている。

 あと強い気というのは、馴染むまでに時間がかかる。私がいつも愛情を注いでるジンライちゃんだ。私の愛情という想いや私の気を受け止めても平気であることが、まず前提条件となる。

(器、でかいんだろうなぁ。ジンライちゃん)

 強い気を宿したり、大きな気を宿すにはそれなりの器というものが必要になる。器は気を受け取れる総量と言ってもいい。

 大きな器がなければ、注がれた気によって、身体に変調をきたすことがある。気分が悪くなったり、ショック症状みたいなものが起きたりすることもある。これにも相性が存在するのだ。

 おそらく、ジンライちゃんは今まで私が飼ってきたハムスターの中でもダントツで強いハムスターなのだと思う。

 まず、体色が白。白い動物は神様の使いとも言われる瑞獣だ。運気が上がることを示している。

 あと、飼い主バカと言われそうだがジンライちゃんはとても賢い。何か言いたいことがあれば、訴えてくる力がある。

 お伊勢さんに二回も参ってる。おそらく、これが一番すごい。ハムスターでありながら、日本最高格式の神社に参っているのである。

 ちなみに、伊勢神宮は呼ばれなければ行けない神社筆頭である。ジンライちゃん自身の仁徳なのだろう。

 名前の意味は先に解説したので、割愛。

 総合して、まるで私と一緒にいるために来てくれたようなハムスターなのだ。

 ありがたい限りである。

 ジンライちゃんが生きてる間は毎日毎日、愛してると伝えられたら良いなと思う。あなたは唯一無二の私の宝物だよ、と。

 ハムスターの寿命は人間から見れば短い。

 だが、短いからこそ一緒にいられるこの時間を後悔せずに生きたい。

 愛してる。私の大切な宝物さん。

 今日はここで筆を置こう。つづきはまた明日。

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