表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面倒くさがりの飲食店店員(女)の日常  作者: 美月


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
30/80

えっさ、ほいさと、働きますよっと

 起床前から、わかっていたことがある。

 筋肉痛が来た、と。

 ・・・身体の柔軟性の重要さに、改めて気付かされるアラサーである。

 本日のシフト。中抜けシフトである。

 中抜けシフトとは、朝からお昼、そして夕方からラストまで入る、長時間勤務シフトのことである。通常、朝からお昼までと、夕方からラストまでがあるのだが。中抜けシフトは、15時以降のアイドルタイムに抜け、夕方の忙しくなる時間帯に再び入るシフトとなっている。

 夜勤がないのがありがたい。24時間営業のところだと、人手不足の問題は深刻そうである。

 閑話休題。

 朝のシフトに入り開店作業を他のメンバーとこなしていた。開店時間になり、シャッターを開けると。

(まさかの開店待ち・・・これは、忙しくなりそう)

 すでに何名かのお客様が開店待ちをしていた。商売繁盛、なによりである。

(・・・仕込み、大丈夫かな)

 商売繁盛はとても喜ばしい。ただ、朝のすいてるうちに仕込んでおきたいものもあるので、忙しすぎると仕込みに追われるという。

 ジレンマである。

 とりあえず、一回目のピークを乗り越えた。そして、二回目のピークである。日曜日とはいえ、天気は雨なのだが。波が止まらない。

 給料日後の土日が忙しくなりやすいのは、どこの店でも同じかもしれない。

 日によって、ピークの時間帯は異なる。ただ、最近は11:30から12:30の時間帯に混み合うことも増えてきた気がする。

 せっせと料理を運んだり、お冷を補充する。

 お客様が食券を間違えて購入。食券を裏返し、お客様が食べたいメニューを書いて、差額をもらってオーダーを通す。たまに差額返金の場合もある。お子様連れのお客様が多いので、お子様メニューがばんばん入る。おもちゃを出して、お子様の数だけ、お子様用食器を持っていく。いらないと言われれば、食器を元の場所に返す。

 気づけば2時である。洗い物やら食器の片付けなどをして、お昼のシフト終了である。

(よく働いたわー)

 今日はさらに夕方もだ。入れ違いに入るメンバーに、夜が三人だと伝えられる。

 このお昼の賑わいだと、夜もそこそこ忙しそうである。

 ・・・一度帰宅し、昼寝。夕方再び出勤。

 そこそこ忙しかった(苦笑)。

 意外と難しいのがお冷をつくるタイミングである。ピークが早く来ると下げたお冷をつくるのが間に合わないことがある。だが、気温が上がってきた今の時期、早く作りすぎるとお冷の氷がすぐに溶けてしまう。お客様の入り具合を見ながらつくる数を調整するのだ。

 ラストオーダーの二十分前ぐらいに、お客様がご来店。閉店時間などを伝える。

「早く帰りたかった・・・」

 一緒に入ったメンバーの呟きを拾うが、まぁ店側の都合だ。あきらめてもらうしかない。

 店側はラストオーダー三十分前までには閉店作業を半分ぐらい進めているのだ。

 それは、調理場も然りで。オーダーが入ると割り箸を使って調理、その後キレイにふき掃除となる。テーブルの上の調味料やメニューを回収して、使える席数を減らす店もある。

 ただ、人員が少ないとそこまで手が回らず、最終的に全部が後手になることもあるが。

 飲食店店員ならば知っている。お客様の来店には波があることを。聞いた話だが、ラーメン店や鍋系のお店の来客数が多くなるのは11月頃からだそうだ。他にも、忘年会・新年会・歓迎会・卒業祝い・就職や入学祝い・送別会、など。基本的に節目は家族や仲間と食べに行く、とか。

 夏休みや春休みだから、外出ついでにみんなでご飯を食べに行く、とか。

 来店理由はいろいろであるし、平日なら昼休みにご飯を食べに来る会社員も多い。

 以前、職場にいたベテランさんの言葉が頭に残ってる。

「ボーナスが出たら、こっちはそのボーナスを(店に)引き込む立場なんで」

 六月はボーナスが出る月である。夏バテや筋肉痛と闘いながら、しっかり休んで、働いていきたいところである。

 今日はこの辺りで筆を置こう。

 続きはまた明日。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ