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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
3章 おじさんと昔日

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76話 孤独を眺めるお化け

それから。


来る日も来る日も。

おじさんは、ホールにいた。


仕事終わり。

同じ時間。

同じ入口。

同じ台。


「……。」


レバーオン。


回る。

止める。

外れる。

それの繰り返し。


「……。」


隣は、空いたまま。


「……。」


最初は、たまに来ていた。


遅れて。

少しだけ座って。

少しだけ話して。


「……。」


それも、減っていった。


「……。」


来ない日が増えて。


来ても、座らなくなって。


座っても、すぐ帰る。


「……。」


それでも。

おじさんは、変わらない。


「……。」


同じ台。

同じ動き。

同じ顔。


「……。」


レバーオン。


回る。

止める。

外れる。


「……。」


続ける。

ずっと。


「……。」


幽霊も、来る。


「……。」


何かを言って。


何かを求めて。


「……。」


おじさんは、


「……。」


適当に返して。


煙を吹きかけて。


時々、無視して。


「……。」


それで終わる。


「……。」


満足したのか。


諦めたのか。


消える。


「……。」


繰り返し。


「……。」


何も、残らない。


「……。」


それでも。

おじさんは、来る。


「……。」


来る日も。

来ない日も。

関係なく。


「……。」


ただ、来る。


「……。」


孤独を埋めているのか。


「……。」


孤独になるためなのか。


「……。」


俺には、分からなかった。


ただそれを眺めていた。

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