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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
3章 おじさんと昔日

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70話 雨のお化け

朝。


雨が降ってる。

窓に当たる音は一定で。


「……。」


起きる。

少し暗い。

時計。

まあ、そんなもんか。


「……。」


外を見る。

雨。

しっかり降ってる。


「……。」


少しだけ考える。


「……今日はいいか。」


誰に言うでもなく。

布団から出る。

床が冷たい。


「……。」


顔を洗う。

水が冷たい。


「……。」


戻る。

座る。

何もない。


「……。」


煙草に火をつける。

そろそろ切れそうな100円ライター。

吸う。

吐く。

白い煙が部屋に広がる。


そのまま寝転がる。


「……。」


静か。

いつもより。


「……。」


スマホを開く。

すぐ閉じる。

特に見るものもない。


「……。」


雨の音。


「……。」


なんとなく。


昨日。

一昨日。

その前。


どうでもいいやつ。

婆さん。

眼鏡。

おでん。

レース。

パフェ。


「……。」


少しだけ笑う。


「……。」


煙草、落とす。

灰皿。

カラン。


「……。」


昔のことを思い出そうとして。

少しだけ考える。


「……。」


やめた。

思い出すほどでもない。


「……。」


どうでもいい。


今が元気なら。


「……。」


窓。

雨。

まだ降ってる。

止みそうにない。


「……。」


行けば、いる。

行かなきゃ、いない。

それだけだ。


「……。」


もう一本。


やめる。

一日一箱。

守れてないけど。


「……。」


寝るか。

布団に入る。


雨の音。


「……。」


目を閉じる。


「……。」


少しだけ間。


「……最近は。」


言葉が出る。


「……まあ。」


さらに間。


「……なんとなく、楽しいかな。」


雨は、まだ降っている。

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