表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
2章 おじさんと旅行

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/107

69.5話 幕間のお化け②

ここには変わらないものと、少しだけ変わったものがある。


例えば——


おじさん。


年齢は、四十前後。

生きている。

やる気は、相変わらずない。

ないけど。

前より、少しだけ人といる。

スロットが好き。

勝ちに行っているようで、行っていない。

煙草を吸う。

メンソール。

目押しは、相変わらず少し早い。

昔から、見えている。

扱いは、変わらず雑。

それでも——

前より、少しだけ関わる。

理由は、たぶん。

本人も分かっていない。



ユウト。


若い。

もう、生きていない。

ここにいる理由は、前よりはっきりしている。

どこにも行けなかったのではなく。

どこにも行かないと、決めている。

勝手に。

隣にいると。

そういうことにした。

目押しは、上手い。

前より、少しだけ。

消えない。



セイコ。


若い。まだ。

生きている。

見えるようで、見えない。

でも。

前より、少しだけ分かる。

輪郭。

気配。

違和感。

それを拾えるようになっている。

ただし——


まだ、全部ではない。


目押しはうまい。

誰かのおかげで。



そして。

それを扱う側の人間。


サイ。


追う。

逃がさない。

面倒くさそうにしているが、手は抜かない。

見えているものを、そのまま捕まえる。


スズ。


正す。

ずれているものを、元に戻す。

迷いがない。


サクラ。


見る。

他の二人とは、少し違う見方をする。

何も言わないことも、多い。


三人。

やり方は違う。

でも、同じものを扱っている。



普通は。

関われば、終わる。

そういうものだ。


「……。」


それでも。

終わらないものが、いる。

触れられない。

ずれていない。

そこにあるのに、引っかからない。

あの三人が、また関わるかどうかは。

まだ、分からない。


それを、どう呼ぶかも。

まだ、決まっていない。

少なくとも——

今までのものとは、少し違う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ