表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
2章 おじさんと旅行

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/107

50話 通れないお化け

朝。


空港。

人が多い。


「……早すぎる。」


あくび。

リュックひとつ。


横のセイコ。

でかい荷物。

多い。


「商人かよ。」


「必要なの!」


「売り物は大事にしろよ。」


「売り物じゃない!」


「じゃあ何が入ってるんだよ。」


「色々!」


「……。」


ユウト。

横。

いつも通り。


人の流れ。

搭乗前。

手荷物検査。


「次の方どうぞー。」


「……。」


トレーにリュックを置く。


通る。

ピッ。


「……?」


もう一回。

ピッ。


「お客様、一度こちらへ。」


「……。」


めんどくさい。

横にユウト。


「あー……。」


「……お前か。」


「たぶん?」


「たぶんじゃないだろ。」


係員、困った顔。


「金属類などお持ちでは——」


「持ってない。」


再チェック。

何もない。

でも。

ピッ。


「……。」


ユウト、苦笑い。


「俺、通れないのかも。」


「……置いてくか。」


「ひど。」


「上から通ればいいだろ。」


「あー、そうか。」


「……。」


ふと。

隣に男の幽霊。


「通れないねぇ。」


嬉しそう。


「……はぁ。」


今度は一人で行く。


鳴らない。


「……あーぁ。通れちゃったねぇ。」


寂しそうに言って消えた。


「何だったんだ。」


ユウト、戻ってくる。


「また絡まれてたの?」


「うるさいよ。」


セイコと合流。


「遅いよ!」


「引っかかった。」


「何やったの!?」


「何もしてない。」


「怪しい!」


「アヤシクナイヨ。」


「……雑。」


歩く。

搭乗口へ。

ざわざわ。

人の流れ。


「……沖縄、か。」


「うん!」


ユウト。


「……増えるかもなー。」


「やめろ。」


セイコ。

振り返る。


「またブツブツ言ってる!」


「独り言だ。」


「……おじさんが雑だったり独り言言ってる時って、たぶんあれが関係してるんでしょ?」


「……。」


答えない。


「私ははっきり見えないからな……。何か、ズルい。」


見えない方がいいんじゃないかな。

面倒臭いよ、色々と。


アナウンス。


搭乗開始。


列が進む。

一歩。

踏み出す。


境界線を越えた。

そんな感じがした。

50話まで作れました。

皆様のおかげです。

よろしければブックマーク、評価などしていだけますと励みになります。

おじさんIN沖縄。

楽しんでいただければ幸いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ